5月27日の誕生花|花言葉の由来、誕生日の有名人、何の日かも解説
5月27日の誕生花にはどんなものがある?
5月27日の誕生花にはクローバー(シロツメクサ)とマトリカリア、エビネ、ツルバラなどがあります。エリゲロンは、「ゲンペイコギク(源平小菊)」の別名があるキク科の花です。草丈15cmほどなので花壇の寄せ植えでは引き立て役に。花言葉は「遠くから見守ります」です。
5月27日の誕生花:クローバー(シロツメクサ)
シロツメクサ(白詰草)の名は、干したこの草が江戸時代の船便の荷物の緩衝材になっていたことが由来です。クローバーとは多くはシロツメクサのことを指しており、ほかにはアカツメクサ(ムラサキツメクサ)もあります。今では日本全国に自生しており、私たちにも馴染みが深い植物のひとつ。四つ葉のクローバーは1万分の1ほどしかないようで、見つけると幸せになれるといわれています。
クローバー(シロツメクサ)の花言葉
クローバーの花言葉は、幸運・約束・私を思って・復讐です。シロツメクサには「約束」、四つ葉のクローバーには「私のものになって」の花言葉もあります。
シロツメクサの「約束」の花言葉はキリスト教の故事からです。5世紀にアイルランドを訪れた聖パトリック司教はクローバーの3枚の葉を見せながら、三位一体を説明して布教しました。のちにアイルランドでは聖パトリックの祝日である3月17日に、クローバーを胸にさす風習が生まれたそうです。
クローバーの英語の花言葉は「think of me(私を思って)」です。シロツメクサ(White Clover)には「promise(約束)」の花言葉もあります。
クローバー(シロツメクサ)が誕生花の日
クローバー(シロツメクサ)が誕生花の日は4月2日と4月4日、4月18日、5月26日、5月27日、6月17日、8月29日、8月31日です。
クローバー(シロツメクサ)の季節・開花時期
クローバー(シロツメクサ)の開花時期は4〜7月で、花が咲いてからは7日ほど保ちます。室内栽培もできますが屋外よりも病気にかかりやすいので、風通しと日当たりがよい場所に置きましょう。挿し木や株分けをすると、四つ葉のクローバーだけを増やすこともできます。繁殖力が高いので、広く繁茂させたくないのなら鉢やプランター栽培がおすすめです。
5月27日の誕生花:マトリカリア
マトリカリアは夏に菊のような白い花を咲かせることから、「ナツシロギク(夏白菊)」の和名が付いています。ヨーロッパでは、薬用ハーブとして古くから庭に植えられていた花です。名前の由来はラテン語の「matrix(子宮)」からで、のぼせやヒステリーなどの婦人病の薬に用いられていました。また、英語の別名「Feverfew(フィーバーフュー)」はラテン語の「febrifugia(解熱剤)」が語源で、薬草やハーブとしてサプリメントなどに使われています。
マトリカリアの花言葉
マトリカリアの花言葉は「集う喜び」と「鎮静」です。ほかには楽しむ心・楽しむ・忍耐・寛容・深い愛情・恋路などもあります。
マトリカリアの集う喜び・楽しむ心・楽しむの花言葉は小さな花々が集まって咲き、その重さで茎が垂れ下がっている様子からです。「鎮静」はマトリカリアが古代ギリシャ時代から鎮静剤として用いられており、頭痛や関節痛などに効果があるとされていることが由来になっています。
マトリカリアが誕生花の日
マトリカリアが誕生花の日は5月27日と6月1日、6月22日、10月21日です。
マトリカリアの季節・開花時期
マトリカリアの開花時期は5〜7月で、冬から春にかけてポット苗を購入できます。タネから育てたいときは、秋まきで防寒対策をしてから冬を越しましょう。マトリカリアの葉と花には特徴的な香りがあるため、ミニバラなどと一緒に植える(コンパニオンプランツ)と病害虫が寄り付きにくくなります。
5月27日の誕生花:エビネ
エビネ(海老根)の名は、地下茎がエビのような形をしていることからきています。株の中心から花茎が1〜3本、10〜30輪ほどが穂になって咲き、茶色の唇弁と白やピンク、黄色などの落ち着いた花色です。以前は低山の落ち葉が厚く積もった場所に、群生している様子をよく見かけました。直射日光は避けるようにし、風通しがよくて穏やかに日が差す場所でならどこでも栽培できます。
エビネの花言葉
エビネの花言葉は、誠実・謙虚な恋・謙虚・忠実・にぎやかな人柄です。
エビネの「謙虚な恋」と「謙虚」の花言葉は、華やかさが魅力のラン科の中でも比較的つつましく、落ち着いた雰囲気の花を咲かせることに由来しています。
エビネが誕生花の日
エビネが誕生花の日は2月27日と3月28日、4月15日、4月26日、5月27日です。
エビネの季節・開花時期
エビネの開花時期は4〜5月で、春には花付きの苗が販売されることもあります。春咲きのエビネにはキリシマエビネやニオイエビネなどがありますが、栽培しやすいのはキエビネです。同じ場所に生える別種と交配しやすいのが特徴で、現在は園芸用にさまざまな交配種が生まれています。
5月27日生まれの偉人・有名人
5月27日生まれの偉人と有名人を紹介します。
- ヴィルヘルム・フリードリヒ・エルンスト・バッハ(作曲家、1759年)
- レイチェル・カーソン(生物学者・『沈黙の春』著者、1907年)
- 中曽根康弘(第71-73代内閣総理大臣、1918年)
- クリストファー・リー(俳優、1922年)
- 内藤剛志(俳優、1955年)
5月27日は何の日?
1905年の5月27日に日露戦争の日本海海戦でロシアのバルチック艦隊を日本海軍が撃破したことを記念し、「海軍記念日」となりました。第二次世界大戦後に廃止されましたが、現在は毎年この日に神奈川県横須賀市に保存されている戦艦「三笠」にて、「日本海海戦記念式典」が催されています。
まとめ
花言葉は、17世紀ごろにオスマン帝国(現在のトルコ)で始まったとされています。トルコでは言葉ではなく、花に想いを込めて恋人に贈る「selam(セラム)」という風習がありました。これが花言葉の由来になり、現在はヨーロッパから世界中に伝わっています。大事な人に贈り物をするとき、花に想いを込めて選んでみてはいかがでしょうか。