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オダマキの花言葉と誕生花|英語名と花名の由来は?

オダマキは晩春から初夏に咲く花で、育てやすく園芸用品種が多くあります。オダマキの花言葉は「愚か」です。英名の「Columbine」はヨーロッパの道化芝居の登場人物で、彼女が持っていた盃に花姿が似ていることが由来になっています。

オダマキの花言葉とは?

オダマキの花言葉とは?

オダマキの花言葉は「愚か」です。

オダマキの色別の花言葉

オダマキには色別の花言葉もあり、紫は「勝利への決意」、赤は「心配して震えている」、白は「あの方が気がかり」です。

オダマキの英語の花言葉

オダマキ(Columbine)の英語の花言葉は「folly(愚か)」です。また、紫のオダマキ(Purple Columbine)には「resolved to win(勝利への決意)」、赤(Red Columbine)には「anxious and trembling(心配して震えている)」の花言葉もあります。

オダマキの花名・花言葉の由来は?

オダマキの花名・花言葉の由来は?

オダマキの花名の由来は、花の形が麻糸を巻く「苧環(おだまき)」に似ていることからです。また、花言葉の「愚か」はヨーロッパの道化芝居に由来しています。

オダマキの花名の由来

オダマキの花名は、麻糸を玉のように巻く「苧環(おだまき)」に花の形が似ていることが由来です。糸巻きのようにも見えるので、「イトクリソウ(糸繰草)」の別名もあります。

ちなみに英名の「Columbine(コランバイン)」は「鳩のような」を意味しており、つぼみの形が由来になっています。

オダマキの花言葉の由来

オダマキの花言葉の「愚か」は、ヨーロッパの芝居の道化役が由来です。英名の「Columbine(コランバイン)」はその道化芝居に登場する娘の名前で、オダマキの花姿が娘が持つ杯に似ていることにちなんでいます。

また、紫のオダマキの花言葉の「勝利への決意」は、ヨーロッパで「ライオンソウ」と呼ばれていたことにちなみます。ライオンがオダマキの葉を食べたのを見て力を持つ草だと信じられ、葉を両手に擦り付ければ勇気が出てくると信じられていたからです。

赤いオダマキの花言葉の「心配して震えている」は、ヨーロッパではこの花が捨てられた恋人の象徴となっていることからきています。

白のオダマキの花言葉の「あの方が気がかり」は、静御前が詠んだ歌からです。静御前は源頼朝から都を追われ、恋仲だった源義経と九州へ逃げる途中で吉野ではぐれてしまいます。ほどなくして静御前が捕らえたとき、古今集の和歌である「しずやしず しづのおだまき」と詠って源義経への愛を表現したことが由来になっています。

オダマキが誕生花なのは何日?

オダマキが誕生花なのは何日?

オダマキが誕生花の日は5月29日です。また、紫のオダマキは5月14日、赤は6月2日が誕生花になっています。

オダマキの基本情報

オダマキの基本情報

オダマキの基本情報は以下の通りです。

科・属キンポウゲ科、オダマキ属
和名オダマキ(苧環)、イトクリソウ(糸繰草)
英名Columbine
学名Aquilegia spp.
花の色紫、ピンク、赤、黄、青、白など
原産地ヨーロッパ、アジア、日本
開花時期4〜7月

オダマキと同じ科の花

オダマキと同じ科の花

オダマキと同じキンポウゲ科の花にはクレマチスとアネモネ、デルフィニウムがあります。ほかにはクリスマスローズやオキナグサ、フクジュソウ、ラナンキュラスなどもキンポウゲ科です。

クレマチス

クレマチスはキンポウゲ科センニンソウ属のうち、花が大きくて観賞価値の高い品種をいいます。草姿全体を観賞するのに向く修景用のツル性植物として人気で、「ツル性植物の女王」とも称されます。

クレマチスには300種ほどの原種があり、ヨーロッパやアメリカ、中国、日本など世界中に分布しています。日本で販売されている園芸品種の「カザグルマ(風車)」や「テッセン(鉄線)」も、クレマチスの原種です。

クレマチスの開花時期は4〜10月で、3〜12月ごろ市場に出回ります。クレマチスが誕生花の日は5月3日と5月9日、7月1日、7月2日、9月12日で、花言葉は「旅人の喜び」と「精神の美」、「策略」です。

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アネモネ

アネモネは、花びらに見える大きながくを持つ花です。がくは赤やピンク、紫、青などの多くの色があり、根元は白さと中心部の濃色の花とが相まって蛇の目のように見えます。

アネモネの学名の「Anemone(アネモネ)」はギリシャ語の「anemos(風)」で、英語の別名にも「Windflower(風の花)」と付いているのは、春の穏やかな風が吹き始めるころに花が咲くことからきています。

アネモネの開花時期は3〜5月で、同時期に市場に出回ります。アネモネが誕生花の日は1月22日と3月12日、3月13日、4月6日で、白いアネモネは4月2日、赤は4月4日が誕生花になっています。アネモネの花言葉は「恋の苦しみ」と「はかない恋」、「見捨てられた、見放された」で、ギリシャ神話の悲しい伝説が由来です。

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デルフィニウム

デルフィニウムは元々は寒冷地に咲く多年草ですが、高温多湿に耐えられないため日本では一年草として扱われている花です。大きくはきゃしゃで花茎が分枝している「シネンセ系」と花穂が長く華やかな「エラータム系」、両者の中間的な性質を持つ「ベラドンナ系」の3種に分類されます。

和名の「オオヒエンソウ(大飛燕草)」はツバメが飛んでいるような花姿からで、英名の「Delphinium」はつぼみの形が「delphis(ギリシャ語のイルカ)」に似ていることが由来です。

デルフィニウムの開花時期は5〜6月で、花は3〜7日ほど保ちます。デルフィニウムが誕生花の日は3月23日と4月19日で、花言葉は「清明」。英語の花言葉には「fun(楽しみ)」や「big-hearted(寛大)」、「ardent attachment(激しい愛着)」 があります。

オダマキの種類と品種

オダマキの種類と品種

オダマキはもともと雑種を作りやすい特徴があり、多数の園芸品種があります。そのため日本では個々の品種名ではなく、混合種子の形や色別に流通しています。

一般的に、多くの園芸品種が流通しているのは「セイヨウオダマキ」です。日本の山林には「ミヤマオダマキ」や「ヤマオダマキ」が分布しています。

セイヨウオダマキ

今の日本で「セイヨウ(西洋)オダマキ」と呼ばれているのは、北米産で大輪の花を持つ数種とヨーロッパ原産の「アクイレギア・ブルガリス(Aquilegia vulgaris)」との交配種を指します。草丈は30〜50cmほどで、株の中心からすっと伸びた茎に4〜5cmほどの花を多数付けます。

ミヤマオダマキ

「ミヤマオダマキ」は草丈の低い草原や、高山帯と亜高山帯の岩場と砂礫地などに自生している多年草です。株元には3つに分かれた白粉を帯びた葉を付け、中心から茎を伸ばして直径3cmほどの1〜5輪の花を咲かせます。

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