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観葉植物につく白い虫の種類を解説。駆除の仕方と予防方法もご紹介

観葉植物に白い虫がついているのを発見したら、まずはその正体を見極めることが大切です。そして早急に駆除して、再びつかないよう予防しましょう。観葉植物につきやすい白い虫の種類と駆除の仕方、そして予防方法について詳しく解説します。

観葉植物の育成中によくある悩み

比較的育てやすいと言われる観葉植物ですが、それでも悩みは出てくるものです。そのなかで最も多いのが、『水の与え方』と『害虫の発生』ではないでしょうか。

まずは、水の与え方について解説します。正しい水やりのペースや水の量をご紹介するので、今のやり方が合っているかチェックしてみてください。

水の与え方

観葉植物への水やりに関して、「理想的な水やりのペースは?」「1回に与える水の量は?」という疑問が多くあります。水の与え方を間違えると観葉植物は弱って枯れてしまうので、とても大切な問題です。

まず、水の与え過ぎはカビや根腐れの原因になります。枯れることを心配して、こまめに与え過ぎないよう注意しましょう。

水やりのタイミングは、土が白っぽい茶色になり、触るとパラパラした状態になったときです。土が完全に乾燥していることを確認したうえで、葉に張りがなく下を向いている状態なら、水を欲しているサインです。

たっぷり与えよう

1回に与える水の量は、鉢の下から水が出るくらいが目安です。土全体に水が行き渡るようたっぷり与えましょう。

水やりには、土の中に溜まったガスを排出する効果もあります。不要なガスが溜まったままの状態は、土の中の環境を悪くしてしまうのです。土の中を新鮮に保つためにも、1回に与える水の量は多めを意識してください。

害虫の発生

害虫の発生は、頭を悩ませる問題です。特に室内で観葉植物を育てている場合、部屋に虫がいると思うとゾッとしてしまうでしょう。

見た目はもちろん、害虫によって観葉植物が枯れてしまう可能性もあります。こまめに害虫チェックをすると同時に、見つけたらすぐに駆除することが重要です。

害虫がつきやすい場所は、『葉の裏』『葉や枝の付け根』『新芽』『鉢の裏』が挙げられます。また、葉に穴があいていたり、受け皿に水が溜まっていたりする場合も要注意です。

害虫を発生させないためには、『無機用土や無機肥料を使う』『こまめに葉水を与える』『受け皿の水は捨てる』『風通しの良い場所に置く』というポイントを意識してください。

コナカイガラムシの特徴

観葉植物につきやすい虫『コナカイガラムシ』は、半翅目(はんしもく)コナカイガラムシ科に属する白い虫です。

『カイガラムシ』の仲間ですが、成虫になると殻に覆われるカイガラムシとは違い、ほこりのようにフワフワした白いものに覆われます。体長1.5〜3mmと小さいですが、その見た目から存在感は十分です。

一見ゴミのような小さくて白い虫

一見するとゴミのようにも見えるので、すぐには虫と認識できないかもしれません。小さいので軽視しがちですが、コナカイガラムシは観葉植物に被害を与える『害虫』です。

さらに、繁殖力が高く、放置すると周りの観葉植物まで被害が広がってしまう危険があります。そのため、早急に発見して駆除することが大切です。

他の虫とは違う、コナカイガラムシならではの特徴を探ってみましょう。

特徴的な分泌物をチェック

コナカイガラムシかどうかを見極めるには、白い綿がついている部分を触ってみることです。ベトベトして粘り気があれば、コナカイガラムシで間違いないでしょう。

コナカイガラムシの分泌物は特徴的なので、触ればすぐに分かります。目で見てチェックするだけでなく、少しでも気になったら手で触ってチェックしてみてください。ゴム手袋などを着用すれば、虫が苦手な方でも簡単にできます。

このベトベトした分泌物により、観葉植物に『すす病』という2次的被害をもたらす可能性があります。被害を拡大させないためにも、コナカイガラムシの駆除・予防が欠かせません。

コナカイガラムシが発生する原因は?

一般的に、コナカイガラムシは風に乗って、どこからか飛ばされてくると言われています。わずかな風でも簡単に飛ばされるので、1度室内に入り込むと次から次へと移動しながら繁殖する恐れがあります。

コナカイガラムシを1匹でも見つけたら、その周りの観葉植物にもいると心得ておいた方が良いでしょう。そして、徹底的に駆除する必要があります。

コナカイガラムシの対策

では、コナカイガラムシを発見した場合、どのように駆除すれば良いのでしょうか。その方法はいくつかありますが、効果のある3つの方法をご紹介します。そのときの状況に合わせて方法を選ぶと良いでしょう。

まずは、コナカイガラムシの数が少ない場合の駆除方法について解説します。

少ない場合は手作業で取り除く

コナカイガラムシの数が少ない場合は、1匹1匹手作業で取り除く方法がおすすめです。体が小さい虫なので、先の細いピンセットや竹串などを使うと取り除きやすいでしょう。

死骸から幼虫が生まれる可能性があるので、死骸もしっかり処理します。取り除いたコナカイガラムシは、袋に入れて封をした状態で捨てるようにしましょう。取り除くときは、くれぐれも観葉植物を傷つけないよう注意してください。

さらに、葉や枝が白くなっている場合は、丁寧に拭き取ります。白い部分が残っていると、再発の原因になるからです。

多い場合は高圧の水で除去

コナカイガラムシの数が多い場合は、手作業では追いつきません。高圧の水を使って、効率的に駆除しましょう。コナカイガラムシ本体はもちろん、葉や枝についた分泌物やほこりもきれいに落とせます。

高圧洗浄ができないときは、観葉植物をお風呂場に移動させ、40℃くらいに設定したシャワーをかけましょう。卵も死滅させられるので、再発を防ぐ効果があります。

シャワーで落としきれない部分は、濡れティッシュや歯ブラシなどで拭き取ると、きれいになります。『徹底した駆除』を心がけることがポイントです。

薬剤を使って駆除

薬剤を使って駆除する場合、コナカイガラムシの幼虫が発生しやすい5〜7月の時期を狙います。幼虫の時点だと、薬剤の効果が出やすいからです。

発見時期が冬の場合は、越冬中の成虫にも効果がある薬剤を使用しましょう。1〜2週間の間隔で散布すると、高い効果が期待できます。

コナカイガラムシが多発するときは、薬剤を使う前に多発する枝のみ切除した方が良いでしょう。切除した枝は、しっかり封をして捨ててください。

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トビムシの特徴と対策

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