バラの水やりのポイントとは。水切れチェックと季節ごとの注意点

2020 12/01
バラの水やりのポイントとは。水切れチェックと季節ごとの注意点

水やりはバラを育てる上で重要な作業です。うっかり忘れてしまったり、深く考えずに気が向いた時だけ水を与えたりしていると、枯れてしまうこともあります。バラの栽培における、水やりのポイントを押さえていきましょう。

目次

バラと水やり

バラと水やり

植物は根から水を吸収し、光合成します。長期間、水が与えられない環境では枯れてしまうでしょう。バラの水やりに関する、基本的な知識を紹介します。

枯れる原因の一番は根が完全に乾くこと

バラにデリケートなイメージを持つ人は多いかもしれませんが、丈夫な品種を選べば、少しくらいのダメージからは立ち直ってくれます。

病害虫や肥料切れで枯れることは意外に少なく、栽培中にバラを枯らす原因として多いものが、水が切れ根が完全に乾いてしまうことです。地中の水分が全て失われてしまう前に、水やりすることを徹底しましょう。

また、極端に水はけが良い土で栽培してしまうと、水切れを起こしやすくなります。市販されているバラ用の培養土を使用すれば、水持ちが良い配合になっているので間違いありません。

根を鍛えることも必要

水やりは重要ですが、土がいつも湿った状態になっていることは良くありません。いつでも湿った状態だと根が地中深くまで伸びず、十分に成長できなくなります。また、根の生育に悪いだけでなく、根腐れすることもあるでしょう。

適度に乾いた状態と湿った状態を繰り返すように、水を与えることが大事です。根が鍛えられ、土の深い部分まで根を伸ばせるようになるので、メリハリをつけて水を与えましょう。

土の表面が乾くまでは水を与えず、乾いてからたっぷりと水を与えることがポイントです。

バラの水やりポイント

バラの水やりポイント

いつでも同じタイミングで水を与えれば良いというわけではなく、栽培している環境や季節によって水やりの仕方が変わってきます。バラの水やりのポイントを押さえていきましょう。

基本のやり方

土の表面が乾いていたら、たっぷりと水やりをすることが基本といえます。水を与える時間帯は朝がおすすめです。

鉢植えの場合、鉢底から水が流れ出るくらい与えます。鉢受皿に溜まった水はすぐに捨てましょう。水が十分に染み込んだ状態の鉢の重さを覚えておくと、水を与える頃合いの目安になります。

地植えの場合、新芽がしおれかけていたらたっぷりと水を与えましょう。植え付けて2週間前後のまだ根付いていない時期は株が弱ってしまいやすいので、特に注意して水を与えます。

水不足のサインとは

株をよく観察すると、水が不足してきた状態を見分けられます。毎朝、株の状態を確認することが水切れを防ぐポイントです。乾燥しやすい季節は、できれば夕方も様子を確認しましょう。

水を欲しがっているサインは以下の通りです。

  • やや乾いてきた状態:葉の表面が波打つ
  • かなり水切れが進んだ状態:新芽の先がしおれる
  • 完全に水不足の状態:枝先がうなだれる

土が乾いているかどうかだけでなく、株の状態をしっかりと見極められるようになれば、完全に水が切れる前に水やりできます。

春先の注意点

春先はバラが休眠期から目覚め、芽吹き始める時期です。『株の成長度合い』によって、水を欲しがるタイミングが変わってきます。例えば、多くの新芽をつけている株の方がそうでない株より早く給水が必要になるでしょう。

朝、1日1回を目安に与えることが基本ですが、どの株も同じように水を与えるのではなく、土の状態をよく見て表面が乾いていたら与えるようにします。

慣れるまでは目視だと土が乾いているか判断できないことがあるので、表面の土を指で触ってみて、乾いていないか確認しましょう。

夏場の注意点

気温が高い時期は、朝に水をやっても夕方に乾燥し切ってしまうことがあります。特に、直射日光がさんさんと降り注ぐ場所で育てている場合、水切れを起こしがちです。

翌朝まで水切れの状態が続くと枯れてしまうことがあるので、土が乾き切っていたら夕方も水を与えましょう。

また、夏場は気温が高いため、高温にさらされた株が水切れを起こしたようにうなだれることがあります。

土が湿っているにもかかわらず枝先がうなだれている場合、シャワーノズルを使用し葉や茎に直接水をかけて冷やすと持ち直してくれるでしょう。

旅行など不在時の水のやり方

旅行など不在時の水のやり方

バラを栽培中に、旅行や出張などで水やりができない場合もあるかもしれません。長期間、家を空ける場合はバラの水切れが心配です。不在時の水やりにおすすめな方法を紹介します。

底面給水やペットボトル

水やりができない時は、土が乾いたタイミングで給水が可能な『底面給水タイプの鉢』を使用すると水切れを防げるでしょう。

底面吸水タイプの鉢は、不織布や板状のスポンジなどを通じて、底の方に溜めておいた水を土に染み込ませる構造になっています。

また、キャップに穴を空け水を入れたペットボトルを土に差して、給水する方法もおすすめです。穴の大きさや数によって給水量が変わってくるので、適度に水が染み込むように調節して利用しましょう。

自動潅水機もあり

家を留守にする機会が多い人は、決まった時間に自動で給水してくれる自動潅水機を導入すると良いでしょう。不在な時間が長い人だけでなく、ついうっかり水やりを忘れてしまう人にもおすすめです。

水道の蛇口に直接取り付けられる水栓式や、タンクに溜めた水を与えるタイプなどがあります。電源のタイプもさまざまで、充電式や電池式などがあるので、使用したい場所に応じて使用しましょう。

まとめ

バラは水が不足し根が完全に乾いてしまうと枯れてしまいます。水やりのタイミングを見極め、水切れを起こさないように注意しましょう。

ただし、根がずっと水に触れている状態だと根腐れしたり、地中深くまで成長できません。ある程度まで乾かし、土が乾いていたらしっかりと水を与えることが重要です。

家を空けることが多い人は、底面給水タイプの鉢や自動潅水機などの使用を視野に入れると良いでしょう。

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