芝生の増やし方を紹介。ランナーを使った方法とポイントは?

2020 11/19
芝生の増やし方を紹介。ランナーを使った方法とポイントは?

どれほど丁寧にお手入れを続けても、天然の芝生は傷んでしまうものです。通行量の多い場所が剥げたり、病害によって枯れてしまったりと、部分的に芝を修復したいというケースもあるでしょう。芝の修復方法について『ランナーの移植』をメインに紹介します。

目次

芝生の基本的な増やし方

芝生の基本的な増やし方

芝生を修復する方法にはどのようなものがあるのでしょうか?タイトルで紹介した『ランナー』を用いる方法を含め、代表的な芝生の増やし方を3パターン紹介します。

いずれも、自宅の元気な芝を使ってお手軽に修復できる方法です。スピード・コスト・難易度の面で一長一短があるため、比較してみましょう。

芝生を切り取って移植する

紹介する中で、最もスピーディーに芝生を修復できる方法が『芝生を切り取る方法』です。市販の切り芝もしくは、芝の元気な部分を、修復したい部分の大きさに合わせてハサミなどで切り取ったものを使います。

移植してきた芝の周りに目土を行い、生えてくるまで水をたっぷりやりましょう。3~6月もしくは9~11月などの根付きやすい時期であれば1カ月くらいを目途に修復されるので、スピード重視の人におすすめです。

切り芝シートをほぐして土に混ぜる

手軽さを求めるなら『切り芝シート』を使用した方法がおすすめです。『撒き芝』とも呼ばれています。市販の切り芝シートか、自宅の元気な芝の一部を準備し、細かくほぐします。

あとは、このほぐした芝を修復したい場所に撒き、上から目土をしっかりとかぶせるだけです。目土の量は、芝張りのときよりも多めにするのがポイントです。あとはたっぷりと水やりをしていきます。

ほかの方法に比べると、根付きに時間を要する傾向にあります。

ランナーから増やす

3点目は、『ランナー』と呼ばれる『匍匐茎(ほふくけい)』を移植する手法です。

これは、芝生が自ら増えようと、地面を這うように横に長く伸びてくる『茎』のことです。伸びると横広がりに芝が増えるので、不要な場所では定期的に刈り取ってしまうものでもあります。

本来捨ててしまうものを有効活用できるので、コストがかかりません。ただし、上記で紹介した二つの方法に比べると少しコツが必要なので、方法をもう少し詳しく掘り下げて説明します。

ランナーで増やす方法

ランナーで増やす方法

もともと芝生が自ら繁殖しようとして伸びているのがランナーであるため、きちんと根付かせることができれば、その潜在的な成長力をうまく引き出すことができます。具体的な方法とともに、コツをつかんでいきましょう。

不要なランナーを切り取る

まずは、芝生のお手入れをする際に切り取った不要なランナーの中から、体力のありそうなランナーを選びましょう。できるだけ多くの葉が付いているものを選ぶのがポイントです。

また、修復したい場所でしっかり根付かせる必要があるので、根からしっかり刈り取ることも大切です。移植先の面積にもよりますが、複数本を用意しておくとよいでしょう。

植える部分を掘り起こして埋める

元気なランナーを準備したら、スコップなどを使って移植先の土を掘っていきます。移植先にランナーを置くだけでは、根付かずに枯れてしまうので要注意です。根をしっかりと埋められる程度の穴を掘りましょう。

目安としては、葉が少し埋まるくらいがちょうどよいでしょう。土をかぶせてスコップなどで押さえながら埋め固めたら、仕上げに目土をかけておきます。

たっぷりと水やりをする

こうして移植したランナーの生長を左右するのは『水やり』です。この作業を怠ってしまうと、根付く前に枯れてしまいかねません。

しっかりと根付くまでは、とにかく『やり過ぎかもしれない』と思うくらいの量を与えるようにすることが大切です。芝張りの直後と同様に、1~2日に1回くらいの頻度で水やりを行いましょう。

上手に増やすためのポイント

上手に増やすためのポイント

ここまでくれば、ランナーで増やすコツをマスターするまで、あと少しです。うまく芝を増やすためには『しっかりと根付かせる』ことが大切です。効率よく進められるよう、ポイントを押さえていきましょう。

水やり後は押し固める

たっぷりと水やりをしたあとは、ランナーが浮き上がってくる可能性があります。しっかりと根付かせるために、足で踏み付けて、地面に押し固めましょう。ここも芝張りのときと同様です。

よりしっかりと根付かせるためには、鎮圧ローラーを使うのもおすすめです。

根付くまではしっかり養生しよう

根付くまでは、芝はとても枯れやすい状態にあります。これも芝張りのときと同様ですが、養生させることが大切です。

ランナーを移植した場所が、人通りが多いなどの刺激を受けやすい状況であれば、根付くまでは囲ったりシートをかぶせたりするなどの方法で保護しておきましょう。

この時期は、乾燥しやすい状況にもあるので、水やりもしっかりと行うことが重要です。一部分を剥がしてみて、時々様子をみましょう。早ければ1カ月ほどで、順調に根付き始めるはずです。

まとめ

天然の芝生は、人の通りや栄養不足、病害などにより枯れてしまうことがあります。そんなときは『切り芝シート』を活用した方法や『撒き芝』によって、修復することが可能です。

中でも、芝生自身の茎である『ランナー』を使う方法は、コストをかけることなく芝生の修復が目指せます。

元気なランナーを使って移植したあとは、芝張りのときと同様に『目土』『水やり』『養生』などの基本的なポイントに気を付ければうまく増やせるのもうれしいポイントです。

コツを押さえて、芝生の修復に挑戦してみましょう。

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