ミントの育て方とは。きちんと育てて収穫を楽しもう

2020 11/18
ミントの育て方とは。きちんと育てて収穫を楽しもう

『ミント』は、料理やアロマなどさまざまなシーンで活躍する植物です。環境さえ整えれば育てやすく、ガーデニング初心者にも向いています。そのようなミントの基本的な育て方や、元気に育てるためのコツをチェックしましょう。

目次

ミントの特徴と種類

ミントの特徴と種類

ミントは爽やかな香りが印象的な植物です。自分で育てれば料理やバスタイムなど、さまざまな用途で香りを楽しめるでしょう。

ここでは、ミントの特徴や種類について紹介します。栽培にチャレンジする前に基本的な知識を身に付けましょう。

初心者でも育てやすく収穫しやすい

ミントは、シソ科ハッカ属に分類される『ハーブ』の一種です。ハーブは、香りがよく薬や香料として使われる植物の総称で、バジルやパセリなどもハーブに該当します。

ハーブの中でも、ミントは初心者でも育てやすい植物です。繁殖力と生命力が強く、特別なことをしなくても次々と葉が生い茂り、元気に育ってくれるでしょう。

成長すれば、年間を通して収穫できることもポイントです。育てたミントは、料理や入浴剤など生活の中で多様な使い方を楽しめるでしょう。

さまざまな種類がある

ミントは『交雑(品種が混ざる)』しやすく、原種が20~40種なのに対して、品種として認められたものは『100種類以上ある』といわれています。認められていないものも合わせると約1000種類以上もあり、とても種類が多く奥が深い植物です。

さまざまな種類が存在するミントですが、大きく『スペアミント』と『ペパーミント』の2種類に分けられます。

スペアミントはミントの原種といわれ、清涼感の中にほのかに甘みと苦みが同居する香りが特徴です。砂糖と相性がよく、お菓子や紅茶などに使われます。

一方、ペパーミントはツンと鼻をつくような爽やかな香りが特徴です。その香りは、ガムや歯磨き粉の香料として活かされています。

ミントを育てる方法

ミントを育てる方法

丈夫で育ちやすいミントは、初めてのガーデニングにぴったりです。育て方は、種から・苗から・水耕栽培と大きく分けると3種類あるため、育てやすいものや興味があるものを選びましょう。

種から育てる場合

ミントの種は、『約20度』で発芽します。一般的な家庭の室内温度とほぼ同等なので、特別な温度管理をしなくても育てられるでしょう。種は3~4月になると園芸店やホームセンターで販売される他、インターネットでは年間を通して購入できます。

種から育てる場合は、他の品種と混ざらないように注意しましょう。違う品種を一つの鉢で育てると、香りが変化してしまうことがあります。

種は、ゴマよりも小さなサイズです。誤って地面に落として、それが発芽してしまうと、繁殖力が強いため地面一面に生い茂ることもあるので管理には注意しましょう。

苗から育てる場合

ミントは種から育てることも可能ですが、一般的なのは苗から育てる方法です。すでにある程度成長しているため、環境さえ整えれば失敗しにくいでしょう。

苗は、種と同様に園芸店やホームセンターで購入できます。通年販売されていることが多く、育てたいタイミングで入手可能でしょう。

また、知人から苗もらって育てる人もいるかもしれません。ミントは交雑しやすいので、元の株とは香りが異なることもあります。同じ香りのミントを育てたければ、植物の一部を土に植えて発根させる『挿し木』や枝を水につけて発根させる『水挿し』で増やしましょう。

水耕栽培も可能

植物を育てる方法といえば、土に植えて育てる『土耕栽培』を思い浮かべる人が多いでしょう。一方で、土の代わりに水で育てる『水耕栽培』という方法もあります。育て方は簡単で、水の中にミントの茎を挿し、液体肥料を与えるだけです。

苗の場合は、水の中で安定させるために『ハイドロボール』と呼ばれる人工培養土を使用します。容器の2/3までハイドロボールを入れ、苗を入れた後にあふれない程度に水を入れるだけで完成です。

室内でも育てやすく、土づくりの必要もありません。テラリウムのように美しく飾ることもできるため、インテリアとの相性もよいでしょう。

育て方の手順

育て方の手順

ミントは最初に育てる環境さえ整えれば、自発的に成長してくれます。基本的な育て方の手順について見ていきましょう。

必要なものを準備する

ミントの栽培に必要なものは、種(苗)に加えて以下の三つです。

  • 肥料
  • 鉢またはプランター

ミント栽培用の土は、野菜用または園芸用のものでOKです。肥料は、食用であれば『有機肥料』、鑑賞用であれば『無機肥料』を用意します。

土や肥料の選び方が分からなければ、必要なアイテムがセットになった『栽培キット』を活用するのも一つの方法です。まずはキットで栽培を始め、慣れてきたら土づくりや肥料選びにチャレンジすると失敗しにくいでしょう。

ミントは繁殖力が強いため、基本的に鉢やプランターでの栽培を推奨します。大きさは、管理する場所や育てたい量に合わせればOKです。

種まきや植え付け

種を育て始める時期は4~6月や9~11月が目安ですが、ガーデニング初心者なら『暖かくなり始める春頃』がおすすめです。

種まきは、ポットに土を入れてその上に種を5~10個ばらまきます。その後、土はかけず、種が流れないように霧吹きなどで水をかけて発芽を待ちましょう。

一方、苗の植え付けは、真夏や真冬以外の時期であれば『通年を通して作業可能』です。根の成長が早いため、やや大きめの鉢に植えましょう。

植え付けは、鉢に土を入れ、苗の大きさに合わせて穴を掘り、苗をそっと入れます。一つの鉢に対して1品種のミントを植えることがポイントです。

定期的な剪定と植え替え

ある程度成長したら、茎を半分または1/3にカットする『剪定』をしましょう。コンパクトなサイズにすることで管理しやすくなり、ミントの健康も保てます。切断面が蒸れると病気や枯れの原因になるため、剪定は『梅雨入り前』を目安に行うとよいでしょう。

また、定期的に『植え替え』することも大切です。『1年に1回』が目安で、真夏以外の時期であればどのタイミングでも問題ありません。基本的には一回り大きな鉢に植え替えますが、現状よりも増やしたくなければ、古い根をカットしてサイズを整えましょう。

栽培のポイント

栽培のポイント

ミントを育てる中で、「うまく育たない」「なぜか枯れてしまう」という悩みを抱くこともあるかもしれません。事前にポイントを押さえて、元気なミント栽培を目指しましょう。

日当たりなどの環境や水やり

ミントは日向を好みますが、直射日光に当たると葉が焼けて枯れてしまいます。また、蒸れにも弱いです。

そのため、ミントを育てるには『風通しのよい明るい日陰』が適しています。全くの日陰では育たないため、日当たりの様子を見てベストな位置に移動させましょう。

水やりは、季節によって調節が必要です。夏場は乾燥しないように、たっぷり水をあげましょう。朝夕2回あげると、ミントが好む湿度を保てます。

冬場は葉が育たないこともありますが、地中で根が活動しているため、乾燥しない程度の水やりを忘れないようにしましょう。寒さで霜が降りていないかを観察することも大事なポイントです。

虫除けなどの対策

ミントのツンとした香りは、虫除け効果があるそうです。そのため、比較的虫が発生しにくいとされていますが、新芽や葉の裏側、根に虫がついてしまうこともあります。

ミントに発生する虫は、ナメクジ・アブラムシ・ハダニなどが有名です。どれもじめじめとした環境を好むため、風通しのよい場所でミントを管理するようにしましょう。

また、うどんこ病や灰色かび病などの病気にかかることもあります。考えられる原因は、水のやりすぎ・風通しの悪さ・肥料が多いなどです。

害虫や病気の発生を予防するためにも、小まめに葉や土の様子を観察しましょう。早期に発見できれば、被害が広がる前に対処できます。

室内で栽培する場合の注意点

室内で栽培する場合は、設置場所に注意が必要です。

特に小さな子どもやペットがいる家庭は、誤飲する事故が起こる恐れがあります。手が届かない場所に置く、柵で囲うなど、子どもやペットが口にしないよう工夫しましょう。

さらに、ミントは乾燥に弱い性質があります。ストーブやクーラーが直接当たると、乾燥して葉や茎がダメージを負う可能性があるでしょう。熱や風が当たらない場所に置き、土が乾燥していないかチェックすることも必要です。

まとめ

丈夫で生命力にあふれるミントは、ガーデニング初心者でも育てやすい植物です。環境さえ整えればすくすく育つため、比較的管理の手間もかからないでしょう。

収穫時期は決まっていないため、成長したタイミングで楽しめることも魅力です。元気なミントを育てて、採れたてのよい香りを楽しみましょう。

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