いちご(苺)を育てるのにおすすめのプランターは?上手に育てるポイントも

2020 10/30
いちご(苺)を育てるのにおすすめのプランターは?上手に育てるポイントも

いちごはプランターで栽培ができます。丈夫な苗や育てやすいプランターを選び、ポイントを押さえて栽培すれば、おいしいいちごを育てられるのです。いちごは狭いスペースでも育てやすく初心者でも管理しやすいため、ぜひチャレンジしてみましょう。

目次

いちご(苺)をプランターで育てよう

いちご(苺)をプランターで育てよう

プランターでいちごを育てるには、苗・プランター・土の選び方が大切です。栽培しやすいものを選ぶことで、初めてのいちご栽培でも失敗しにくくなります。

苗選びのポイント

苗を選ぶときのポイントは、主に下記の3点です。

  • 葉が鮮やかな緑色をしている
  • クラウンがしっかりしている
  • ランナーの切り残しがある

3枚の小葉がそろい、青々としている葉は、健康な証拠です。白っぽくなっている葉や、茶色っぽくなっている葉は、病害虫の影響を受けている可能性があります。

クラウンは、株の根元にある王冠に似た部分です。新しい芽が出て葉が増える大切な場所のため、太くしっかりしているものを選びます。クラウンがしっかりしている苗であれば、葉が少なめでもよいでしょう。

プランターは深さと排水性が大切

地表に出ている部分は小さく見えるいちごの苗ですが、根は深くまで伸びるのが特徴です。そのため、プランター内でしっかり根が育つよう、『20cm以上の深さ』があるタイプを選ぶのがおすすめです。

また、水がたまることで根腐れを起こしやすくなるため、『排水性』の高さもポイントです。プランターの底に穴が開いており、ネット状の中敷きがあるものを選びましょう。

土は市販の培養土でOK

土は必要な種類をそろえて自分で配合もできますが、初心者には配合バランスが難しいこともあります。そんなときは、市販の『培養土』を選ぶと安心です。

すでに肥料が配合されているタイプのものを選べば、元肥を別に用意する必要もなく、栽培の手間が軽減できるでしょう。

いちごを育てるときは、いちご専用に配合された培養土はもちろん、通常の培養土でも十分育てることができます。

初心者におすすめのプランター

初心者におすすめのプランター

プランターにはさまざまな形状のものがあります。初心者がいちごを育てるときに使いやすいタイプはどのようなものなのでしょうか?おすすめプランターを紹介します。

重ねられるハーベリーポット

『ハーベリーポット』は、3カ所が出っ張っている独特な形状のプランターです。出っ張っている部分に苗を植えます。1番の特徴は、出っ張り部分を互い違いにすることで、重ねて栽培できる点です。

2段・3段と積み重ねることで、見た目がユニークないちごタワーを作れます。中心部に支柱を通す場所があるため、鳥対策のネットを簡単にかけられるのも魅力です。

親株から伸びたランナーを植え付け、子株を育てるのにも使いやすいでしょう。

  • 商品名:リッチェル ハーベリーポット
  • 楽天:商品ページ

長方形のプラスチックプランター

プランター選びで迷ったら、長方形のオーソドックスなタイプを選びましょう。

サイズが豊富にあるため、栽培する場所や、株の数に合わせてぴったりのものを選びやすいのが特徴です。幅60cm前後のプランターなら、3株ほど植えられます。

購入しやすい価格帯と、他の植物の栽培にも使用できる汎用性の高さがあるタイプです。

『植木鉢 大和プラスチック フレグラープランター』のように、プラスチック製でありながら素焼きのような見た目のプランターもあります。

機能性はもちろんデザイン性のあるものを選ぶと、洗練された印象のガーデニングが可能です。

  • 商品名:植木鉢 大和プラスチック フレグラープランター
  • 楽天:商品ページ

いちご(苺)の育て方

いちご(苺)の育て方

栽培に必要な道具や苗をそろえたら、実際に植え付けて育てましょう。環境を整え、最適な水やりや肥料の与え方をすれば、すくすくと育てられます。

栽培に適した環境は?

いちごの栽培に適しているのは、『日当たりと風通しのよい場所』です。光合成が活発な午前中に日の当たる南側や東側が向いています。

適温は17~23℃くらいと、比較的涼しい気候がベストです。真夏の暑さや日差しは株が弱る原因になるため、半日陰へ移動させましょう。

実を付けるには、植え付け後の冬に、寒さに当たることが大切です。そのため、冬も屋外で栽培しましょう。

苗を植える時期と植え付け方

いちごの苗の植え付けは『10~11月』が適期です。苗がたくさん並ぶ時期なので、紹介した苗選びのポイントを参考に選び、下記の手順で植え付けましょう。

  1. ポット苗に水やりをする
  2. プランターに培養土を入れ、ポットと同じサイズの穴を開ける
  3. 根を崩さずに植え付ける
  4. 苗の周りの土を押さえてなじませる

このとき、ランナーの反対側に実がなるという性質を利用します。植え付ける向きをそろえると、世話がしやすい上、たくさん日に当てながら育てられるのです。また、クラウンが土から出るように植えましょう。

植え付け後は、保湿・保温・病気予防・実の汚れ防止などのために、土の表面を覆うマルチングを施します。

水やりと肥料のタイミング

水やりの基本は、土が乾いてから行うことです。常に土の中に水分があると、根が成長しにくく、根腐れを起こす可能性もあります。そのため、土が乾いていることを確認してからたっぷりと水やりをしましょう。

また、肥料は、植え付け時に土に混ぜ込む元肥と、生育途中に与える追肥の2種類です。元肥は、肥料が配合されている培養土であれば必要ありません。

追肥は、固形と液体で下記の通り与え方が異なります。

  • 固形肥料:2月下旬、3月下旬~4月上旬の2回
  • 液体肥料:2月下旬以降、花が咲き始めるくらいまで、2週間に1回与える

どちらも、肥料のパッケージに記載されている規定量を与えましょう。

いちご(苺)を上手に育てるポイント

いちご(苺)を上手に育てるポイント

株をしっかり育てるためには、ポイントを押さえて栽培することが大切です。紹介するポイントを参考にすることで、充実した実を収穫したり、翌年の株を育てたりできます。

ランナーや花などの摘み取り

いちごの実がなっている時期に伸びてきたランナーは、株元で摘み取りましょう。そうすることで、実を充実させられます。

また、枯れた葉は病気を引き起こす可能性があるため、根元から摘み取りましょう。葉の摘み取りは、葉が密集しているときにも行います。花の下にある古い葉を中心に摘み取るのがポイントです。

秋から冬の寒くなる季節に花が咲き始めたら、その花も摘み取ります。寒い季節に花が咲いても、実がつくことがないからです。

病害虫や鳥に気を付けよう

赤く色づいたいちごの実は、鳥にとっても大好物です。そのため、実が付き始めたら防鳥ネットを鉢にかけましょう。収穫のタイミングを待っている間に、鳥に食べられてしまうということを避けられます。

アブラムシ・ハダニ・ナメクジといった害虫にも注意が必要です。防虫ネットをかけることはもちろん、付着しているのを見つけたら取り除きます。

鳥や虫の被害の他に、病気にかかる恐れもあります。例えば、かびが原因の『うどんこ病』『灰色かび病』などは、いちごがかかりやすい病気です。被害の出た葉や、熟した実の摘み取りによって、予防しましょう。

人工授粉と収穫、新しい苗づくり

花が咲くと自然と受粉し結実しますが、より受粉しやすくするためには、人工授粉を行います。花の中心を筆や綿棒などでなでるのです。人工授粉には、気温約15~25℃くらいで晴れた日の9:00ごろまでが向いています。

実が大きく育ち食べられるようになるのは、受粉から40~50日経過したころです。3月中旬に人工授粉した場合、4月下旬ごろには、いちごを収穫できます。真っ赤に熟したものを早めに収穫しましょう。

収穫がひととおり終わったら、翌年の株を準備し始めます。親株から伸びたランナーを別のポットに針金で固定し、根付かせるのです。

1番目の子株は親株の病気を引き継ぎやすいといわれているため、2番目以降の子株を育てます。

まとめ

いちごはプランターで栽培するのに人気の植物です。寒さに強いため、初心者でも管理しやすく、おいしいいちごを収穫できます。

ポイントは、元気な苗を選び、十分な深さと排水性のあるプランターで育てることです。元肥と追肥も規定通りに行います。また、土が乾燥してからたっぷり水やりすることも大切です。

積み重ねてタワーにできるハーベリーポットの他、スタンダードな長方形のプランターも使いやすいでしょう。

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