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チューリップの肥料はいつどれくらい与える?おすすめの肥料も紹介

チューリップは、春の訪れを知らせてくれる花の一つです。育て方が簡単なので、花壇などでも多く栽培されており、初心者でも手軽に育成できます。植物にとって欠かせない栄養・肥料を、チューリップの場合はどのように与えればよいか紹介します。

チューリップに肥料は必要?

チューリップに肥料は必要?

人間がご飯を食べるのと同じように、植物も生きていくうえで肥料を必要とします。花の種類によって、それぞれ最適なものが変わってきます。

チューリップにはどんな肥料がぴったりなのか見てみましょう。

大きく育てたいなら肥料を与えよう

チューリップは球根の中に貯めている栄養分を使って、きれいな花を咲かせます。そのため、どっしりと大きい球根を選べば問題なく開花をしてくれるので、肥料はほとんど必要としません。

花を咲かせるために与えるのではなく、来シーズンに向けて球根を大きく丈夫するために肥料を与えてあげるとよいでしょう。

チューリップに適した肥料の種類は

植物は主にN(チッ素)・P(リン酸)・K(カリウム)を栄養として必要としています。この三つは植物の三大栄養素といわれています。

花を咲かせるチューリップには、葉を強くするNよりも、花を美しく咲かせてくれるPや、根を強くするKの配合がやや多いものを与えてあげるとよいでしょう。球根用というネーミングで販売されている肥料もあります。

肥料を与える時期や注意点

肥料を与える時期や注意点

肥料を与えるときは適当に行うのではなく、タイミングや量が重要となります。

チューリップは球根に肥料を与えてあげるようにしますが、どのように施肥をするとよいか確認してみましょう。

元肥は秋の植え付け時に

チューリップは秋ごろ(10〜11月)に球根の植え付けを行うのが最適です。肥料は緩やかに効果が出るタイプのものを選び、球根を植える前に養分を土に加え含ませておきましょう。

最近では、元々肥料が含まれている土も販売されています。植える際は買ってきた土に元肥が入っているかどうか確認しておくことが必要となります。

芽が出たら定期的に追肥を

球根から芽が出てきたら、定期的に肥料を与えていきます。だいたい7〜10日に1回のペースで、追肥を行うとよいでしょう。

直接根に栄養を与え効き目がすぐに現れる液体肥料が、追肥には最適です。

量が多いと肥料やけの原因に

「早く育てたい」「よりきれいな花を咲かせたい」という思いから、肥料を規定量よりも多めにあげようと考える人もいるかもしれません。しかし、人間と同様に栄養過多は植物にとってもよくありません。

土中の肥料の濃度が濃くなると、根の働きを邪魔してしまい「肥料やけ」という状態になることもあります。こうなってしまうと、せっかくの株が枯れてしまったり、球根が腐ってしまうため注意しましょう。

また、植え付けの際に使用した土に元肥が含まれているのを確認せず、さらに肥料を入れてしまうと、肥料やけする恐れがあります。元肥も追肥も、使用量を確認して与えましょう。

花後の追肥は必要か

チューリップの可憐な花は、咲いている期間が1〜2週間と短めです。できれば長く楽しみたいものですが、また次の年も花を咲かせたいのであれば、咲き終えるよりも少し前に花をカットしましょう。こうすることで、球根にまた次の花を付けるための養分が残ります。

しぼみ始めたら、花の付け根をしっかり消毒したハサミ、または手で摘み取ります。花が無くなってもチューリップの株自体は生き続けているので、葉が枯れるまでは表面の土が乾いたら水を与えます。

肥料は根が腐ってしまう原因になるので、与えません。

チューリップにおすすめの肥料

チューリップにおすすめの肥料

チューリップにとって与えられたらうれしく、また生育する側にとって使いやすい肥料にはどのようなものがあるのでしょうか。おすすめの肥料を紹介します。

ハイポネックス『マグァンプK 中粒 1.3kg』

「ハイポネックス マグァンプK 」は、成長するのに必要な栄養をバランスよく配合した肥料です。育て始めを助ける速効性の栄養分を含んでいるほか、ゆっくりと溶け出し効果を発揮する面もあり持続性があります。

根腐れや肥料やけを起こしてしまう心配が少なく、ハイブリッドな肥料なので初心者でも扱いやすいです。粒の大きさが均一なので、ムラなく土に混ぜ込むことができます。

日清ガーデンメイト『ALA入り肥料 ペンタガーデン 450ml 花・野菜用』

「日清ガーデンメイト ALA入り肥料 ペンタガーデン」は、植物が光合成するのを活発にさせる成分・ALAに着目し配合した肥料です。

室内や日があまり当たらない庭でも、日照不足を気にすることなく光合成を促進してくれ、丈夫に育つよう助けてくれます。チューリップの様子を見ながら、1週間に1〜2回程度、希釈倍率は100倍で与えましょう。

まとめ

球根を植えるときの元肥には、ゆっくりと効く肥料がおすすめです。芽が出てきれいな花を咲かせるための追肥については、速効性の液体肥料を与えましょう。

どの植物でも同じことがいえますが、容量やタイミングを間違えてしまうと肥料やけを起こし、根が弱まってしまいます。強く丈夫な球根にし、また次のシーズンも可憐なチューリップの花を楽しむためにも、正しく肥料を与えて管理するようにしましょう。

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