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ゴーヤの育て方・栽培方法!初心者でも上手に育てるコツを紹介

ゴーヤは暑さに強く、害虫の被害も受けづらいため、自宅で栽培するのに適した野菜です。新鮮なゴーヤを味わえる上にグリーンカーテンにもなるため、食とインテリアの両方を楽しめる一石二鳥の植物です。初心者でもゴーヤを上手に育てる方法を紹介します。

ゴーヤの栽培時期スケジュール

ゴーヤの栽培時期スケジュール

ゴーヤといえば、沖縄生まれの野菜というイメージを持つ人が多いでしょう。実際、南国のような高温を好む特徴があるため、種まきや収穫時期について把握しておく必要があります。

まずは、ゴーヤの栽培スケジュールからチェックしていきましょう。

4月ごろに種まきを

ゴーヤの種まきは、4月中旬~5月初旬にかけて行います。気温が20~25度になったころを目安とするとよいでしょう。

土に種をまく前に、まず種の尖った部分1mm程度を爪切りなどを使ってカットします。このとき、中の白い部分は傷つけないよう注意が必要です。

その後、カットした種を水に浸して10日程度待ちましょう。少しでも発根させた状態で土にまくと、その後の発根率も上がります。

真夏から9月ごろまで収穫できる

ゴーヤの収穫時期は、7月下旬~9月いっぱいです。『秋を迎えるころまで収穫できる』と覚えておくとよいでしょう。

開花してから15~25日程度経つと、実が20~30cm程度まで成長します。表面のイボイボしたところが盛り上がり、ツヤが出てきたタイミングで収穫しましょう。

収穫するときは、つるを傷つけないようハサミを使います。時期を逃すと黄色くなったり株が疲れる原因になったりするため、なるべく早めに収穫することが大切です。

ゴーヤを栽培する前に【準備編】

ゴーヤを栽培する前に【準備編】

ゴーヤを自宅で栽培する場合、あらかじめ揃えておくべきものがあります。必要なものを把握して、元気なゴーヤを育てるための準備を始めましょう。

準備すべき道具

ゴーヤを栽培するにあたり、以下7点のアイテムを準備しましょう。

  • プランター
  • 肥料
  • 支柱
  • ネット
  • 鉢底石
  • 園芸用ハサミ

ゴーヤの根は浅く広く張っていきやすいため、横に長いプランターがおすすめです。できれば深さが30cm以上ある大きめのサイズを選びましょう。

土は『野菜用培養土』、肥料には牛糞堆肥などの『有機肥料』と野菜用の『液体肥料』を準備しておきます。鉢底石は、プランター内の排水性や通気性を高めるのに役立ちます。

グリーンカーテンを作るために、支柱とネットは欠かせません。それぞれ単品で購入するもよし、支柱とネットが一体となったものを購入するもよいでしょう。

ゴーヤに適した用土

ゴーヤはウリ科の野菜で、栽培には新しい土を使うのがおすすめです。古い土を使いまわすと、栄養素のバランスがおかしくなったり病気になったり、連作障害のリスクがあるからです。

ゴーヤなど野菜を育てるのに適しているのは、有機物を多く含み、さらにその分解を助ける微生物が活発に動いているふかふかした土です。

自分で土を配合する場合は、『赤土:腐葉土=6:4』程度の割合にするのがおすすめです。初心者ならすでに肥料も配合されている培養土を購入してしまった方が安心かもしれません。

苗から育てる際の選び方

ゴーヤは、種から育てられますが、きちんと根が張るか心配な場合は苗から育てることも可能です。その場合、元気に育ちそうな苗を選ぶようにしましょう。

選ぶときのチェックポイントは『本葉が3~4枚付いているか』『子葉が残っているか』『節と節の間隔が短く、がっしりと太いか』です。

根や葉の色が薄くなるなど変色していたり、茎や葉に虫が付いていたりすると、害虫に侵されている可能性があります。しっかりチェックして元気な苗を見つけましょう。

ゴーヤの育て方とコツ

ゴーヤの育て方とコツ

準備が整ったら、次はいよいよ実践していきます。ゴーヤはどのような場所を好み、植え付けから管理まではどのように行えばよいのでしょうか。

ゴーヤの基本的な育て方を見ていきましょう。

日当たり、置き場所

ゴーヤは南国生まれの野菜であるため、高温で日当たりのよい場所を好みます。日陰になる時間が長いと、開花しにくく実の付き具合も変わってしまうため注意しましょう。

また、ゴーヤは一度成長し始めるとどんどん大きくなるため移動させづらくなります。そのことを踏まえた上で、置き場所を検討するとよいでしょう。

日当たりに加えて、風通しのよさも重要です。『自然な風が通るか』という点にも気を付けて、置き場所を決めましょう。

アパートやマンション住まいの場合、ベランダで育てる人は多いですが、室外機の前にプランターを置くのはNGです。不自然かつ熱風が吹きゴーヤを弱らせる可能性があるため、室外機の前は避けましょう。

ゴーヤの植え付け方法

種の場合は、指で穴を作りその中に種を入れていきます。一箇所に2~3粒を目安として、穴と穴の間隔は10cm程度開けるようにしましょう。最後に水やりしたら、種まきの完了です。

苗の場合は、植え付ける前に苗を水の入ったバケツに浸して十分に水分を与えておくのがポイントです。その後は、種まきと同様に穴を作り、根鉢を崩さないように気を付けながら植え付けましょう。

どちらの場合も、晴れた日の午前中に行うことをおすすめします。

つるの管理、誘引方法

ゴーヤは成長とともにつるがグングン伸びていきます。バランスよく伸びて全体に日が当たるよう、支柱とネットを備え付けておきましょう。これが後々グリーンカーテンになります。

つるは放っておくと四方八方に伸びていくため『誘引(ゆういん)』が必要です。ネットに巻きつきやすいよう、園芸用のテープや麻ひもなどを使って支柱に固定させましょう。八の字をイメージしながら緩めに縛るのがポイントです。

ゴーヤの日々のお手入れ方法もチェック

ゴーヤの日々のお手入れ方法もチェック

ゴーヤは比較的育てやすい野菜ですが、日々のお手入れは大切です。注意すべき点をチェックして、元気なゴーヤを育てていきましょう。

水やりはしっかりと

基本的にゴーヤは水やりをしっかりと行います。水切れすると弱ったり花が付きにくくなったりする可能性があるため、欠かさないよう気を付けましょう。

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