いちご(苺)のおすすめ品種7選。選ぶときのチェックポイントや食べ方も

2020 10/30
いちご(苺)のおすすめ品種7選。選ぶときのチェックポイントや食べ方も

いちごには数多くの品種があり、色・形・大きさ・味わいなど、さまざまです。品種改良によって、多種多様ないちごが生み出されています。おすすめの品種や、おいしいいちごを見分けるためにチェックしたいポイントを見ていきましょう。

目次

いちご(苺)はいつから日本で食べられている?

いちご(苺)はいつから日本で食べられている?

いちごにはたくさんの品種がありますが、現在のように多様ないちごが食べられるようになったのは農業が近代化してからのことです。

江戸時代にオランダ船を通じて外国産のいちごが入ってきた当時は、食用ではなく観賞用がメインでした。現代、食べられているいちごは、明治期にフランス・イギリス・アメリカなどから入ってきた品種を改良したものです。

いちごが出回る時期にスーパーの売り場を注意して見てみると、多くの品種があることに気づくでしょう。いちごの品種や原産地を紹介します。

品種数は日本だけで約300種

日本はいちごの品種が豊富な国で、約300種類もの品種が生み出されてきました。

世界中で生食用として販売されているいちごの大半が、日本で生まれたとする説もあるほど、品種改良が盛んです。現在も、数多くの品種が生み出されていて、これまでになかった個性的なものも誕生しています。

また、香川県の「さぬきひめ」や、佐賀県の「さがほのか」など、県のオリジナルの『ご当地いちご』が生み出されており、ブランドいちごとして人気です。

全国の主な生産地

日本のさまざまな場所でいちごが生産されています。競い合うように、各地で新しいいちごが誕生しているのです。

最もいちごの生産が盛んな県は栃木県となっていて、日本一の生産量を誇る「とちおとめ」や高級いちごの「スカイベリー」などの品種があります。

かつて「西のとよのか、東の女峰」と呼ばれるほどの人気があった「女峰」も、栃木で作出されたいちごです。女峰は「とちおとめ」や「章姫」の親世代にあたります。

いちごの生産数の2位は福岡県となっていて、「あまおう」などの品種が人気です。3位以降は、熊本県・静岡県・長崎県・愛知県などが続いています。

いちご(苺)の人気品種の特徴と旬

いちご(苺)の人気品種の特徴と旬

いちごは、12月後半頃から店頭に多く出回り始めます。本来の旬は3~4月頃でしたが、品種改良やハウス栽培などの技術によって、旬の時期が早まるようになりました。

熟してから収穫されるので追熟の必要がなく、購入してすぐにおいしい状態で食べられるものがほとんどです。旬の時期は品種によって異なりますが、12~4月頃に販売されることが主流となっています。

人気の品種の特徴を見ていきましょう。

栃木発日本一の生産量を誇る「とちおとめ」

「とちおとめ」は日本一のシェアを誇る品種で、1996年栃木県で生まれです。既存の品種である「女峰」と「とよのか」を交配して誕生しています。

栃木県だけでなく、埼玉県・茨城県・千葉県などの東日本を中心に栽培が盛んです。粒が大きく、形は美しい円錐形で鮮やかな色をしています。

甘味と酸味のバランスがとれていて、濃厚な味わいを楽しめるところや、『果汁が多くジューシーなところ』が魅力です。

生食だけでなく、いちごジャムやスイーツなどの加工品に使われることも多い人気の品種となっています。11月頃から5月頃まで、手に入るいちごです。

福岡県のみで生産可能 「あまおう」

「あまおう」は2005年に福岡県で誕生しました。ずっしりとした重さがあり、ふっくらとした形をしているのが特徴です。

大粒で果肉に歯応えが感じられるので、『食べ応えのあるいちご』を求めている人におすすめです。赤い・丸い・大きい・うまいの頭文字を取って、名づけられたといわれています。

品質を低下させないために福岡県でのみ生産を許可されていることから、「博多あまおう」とも呼ばれています。12月頃から5月頃まで多く出回ります。

鮮やかな赤色が特徴 「ひのしずく」

「ひのしずく」は2006年に品種登録された、熊本県オリジナルのいちごです。形は縦横比がほぼ同じの円錐状で、『鮮やかな赤色』をしています。

中身は薄赤色で、切ったときの色の対比も楽しめるでしょう。酸味が抑えられていて、甘味が強いことが特徴です。

水が美しい場所で生産されていることに着想を得て、みずみずしさをイメージした名前が付けられました。旬の時期は、12月後半から4月頃までです。

いちご狩りで人気 「紅ほっぺ」

「紅ほっぺ」は2002年、静岡で誕生しました。既存品種である「章姫(あきひめ)」と「さちのか」を交配してつくり出された品種です。

やや長めの円錐形であることと、『よい香りと適度な酸味』が特徴となっています。果実の表面に光沢があって、粒は大きめです。

「ほっぺたが落ちるほどにおいしい」という意味を込めて名づけられました。店頭に出回る時期は、12月から3月前半頃までです。

見た目や味が特徴的な新品種

見た目や味が特徴的な新品種

日本各地でさまざまないちごが生み出されてきましたが、これまでになかったような新しい個性を持ついちごも生まれています。贈り物に選ぶと喜んでもらえそうな、見た目や味が特徴的ないちごを見ていきましょう。

特大サイズの見た目が圧巻 「美人姫」

一粒の大きさが100gを超えることもある、『特大サイズ』のいちごです。岐阜県羽島市の「奥田農園」で生まれました。つくり出されるまでに13年以上の月日がかかっています。

粒が大きないちごとして知られる「あまおう」でも20g程度なので、特別に大きいことが分かるでしょう。大きいだけでなく色も鮮やかで、糖度が13度以上と甘味も強いです。

高価なため、主に贈答用の高級ないちごとして利用されています。販売時期は、12月上旬から3月末頃までです。

アントシアニンが豊富な黒いちご 「真紅の美鈴」

「真紅の美鈴」は千葉県にて「ふさの香」と「麗紅」の交配・選抜によって誕生、2015年に品種登録されています。

名前の通り、見た目も中身も、黒っぽく濃い赤色をしていることが特徴です。一般的ないちごは熟し過ぎると黒に近い赤に変色しますが、「真紅の美鈴」は新鮮な状態で深い赤色をしています。

色が濃いだけでなく、味わいも濃厚でコクを感じられるでしょう。

また、『アントシアニン』の含有量が多く、「とちおとめ」の3倍も含まれています。アントシアニンはポリフェノールの一種で、目の働きを高める効果が期待できる成分です。

12月下旬~5月初旬頃に販売されています。

神秘的なほどに白い 「天使の実」

白いいちごの生産地として有名な、佐賀県唐津市で誕生した品種です。2014年に品種登録されました。いちごは赤いという概念を打ち崩す、『インパクトのある見た目』と、一つで約60gという大ぶりのサイズが特徴です。

真っ白な見た目をしていますが、外部だけでなく果肉の内部も白く、いちごの甘味に加え、パイナップルやメロンのような風味も感じられます。

生産農家は5軒だけなので生産数が少なく、希少価値が高く12月頃~5月頃に販売されています。受け取った人があっと驚くようないちごを探している人は、ぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか。

おいしいいちご(苺)を選ぶコツと食べ方

おいしいいちご(苺)を選ぶコツと食べ方

見た目が美しいだけでなく、味もおいしいいちごを選びましょう。いちごの選び方には、いくつかのコツがあります。おいしいいちごを見抜くポイントや、おすすめの食べ方を見ていきましょう。

いちごを選ぶときはここをチェック

おいしいいちごを選ぶには、見た目を厳しくチェックしましょう。甘いいちごは、色にムラがなく、ヘタの根元から先端まできれいな赤い色をしています。表面にツヤがあり、産毛があるものは特に新鮮です。

また、果実だけでなくヘタの状態もよく見てみましょう。ヘタの先にみずみずしさとハリがあって、緑色が鮮やかなものを選ぶことがおすすめです。

ヘタがしおれていると、収穫してから時間がたって水気が飛んでしまっている心配があります。

おいしさを堪能できる食べ方

食べる直前に流水で洗うと水っぽくなりにくく、おいしく食べられます。ヘタは食べる直前に取りましょう。

いちごはヘタに近い部分より先端の方が甘いので、より甘味を感じたい人はヘタを取るとき、『白い軸の部分』をえぐるようにすると固く甘味が少ない部分を除けます。

また、新鮮さを保つにはヘタが付いた状態のまま、冷蔵庫で保存する方法がおすすめです。乾燥を防ぐため、忘れずにラップをかけましょう。

まとめ

いちごは品種改良によって見た目や味に改良が加えられてきました。日本だけで約300種類ものいちごがあり、現在もなお新しい品種が誕生しています。

日本各地でいちごの生産が行われていますが、特に栃木県や福岡県がいちごの産地として有名です。甘味の強さや形のよさにこだわった品種だけでなく、これまでにない見た目や味のいちごが続々と誕生しています。

甘くて新鮮ないちごを見分けるには、果実の色にムラがなくヘタがみずみずしいものを選ぶことがポイントです。

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