スターチスの花言葉は怖い?色・種類別の意味や由来は?特徴、誕生花、英語も
花束などでよく見かけるスターチスは、色の種類が豊富な可愛らしい小花で、ドライフラワーにも最適な花です。身近な花ではありますが、実は素敵な花言葉を持っています。この記事では、スターチスの色別の花言葉や花名の由来、種類・品種などをご紹介します。
スターチスの花言葉
スターチスの花言葉は、「途絶えぬ記憶」、「変わらぬ心」です。
スターチスの花言葉の由来
スターチスは乾燥させても美しいまま色が褪せないため、「途絶えぬ記憶」、「変わらぬ心」という花言葉が生まれました。
スターチスの英語での花言葉
スターチスの英語の花言葉は、「success(成功)」、「remembrance(記憶)」、「sympathy(同情)」です。
スターチスの色別の花言葉
スターチスは花の色によってそれぞれ花言葉があります。プレゼントで選ぶ際はぜひ参考にしてみてください。
黄色のスターチスの花言葉
黄色のスターチスの花言葉は「誠実」、「愛の喜び」です。
ピンク色のスターチスの花言葉
ピンク色のスターチスの花言葉は、「永久不変」です。
紫色のスターチスの花言葉
紫色のスターチスの花言葉は「上品」、「しとやか」です。
スターチスの花言葉は怖い?
スターチスの花言葉に怖い意味はありません。ただ、お墓に備える仏花には花持ちが長いスターチスが使われることも多いようです。スターチスはお祝いの花束にも使われますので、特段仏花のイメージはありません。
スターチスの花名の由来
スターチスは古くから下痢止めとして使用されており、ギリシア語の「statizo(止める)」がスターチス(Statice)の由来といわれています。和名の花浜匙(はなはまさじ)は「浜辺に咲く匙のような花」という意味から付けられました。
スターチスの学名
学名は「Limonium sinuatum」です。
スターチスの学名の由来
「Limonium」はギリシャ語の草原や沼という意味のleimonが由来です。
スターチスが誕生花なのは何日?
スターチスが誕生花の日は、4月18日、4月29日、5月7日、7月23日、11月17日です。
スターチスってどんな花?
スターチスはヨーロッパや地中海沿岸が原産で、世界中に分布しています。花色が様々で、ドライフラワーにしても楽しめるため人気の高い花です。
スターチスの基本情報
科・属 | イソマツ科・イソマツ属(スターチス属) |
和名 | 花浜匙(ハナハマサジ) |
英名 | Wavyleaf sea-lavender、Statice、Limonium |
学名 | Limonium sinuatum |
花の色 | 白、赤、ピンク、黄、オレンジ、紫 |
原産地 | ヨーロッパ、地中海沿岸 |
開花時期 | 4~7月 |
スターチスの花の色と特徴
スターチスの花色は白、赤、ピンク、黄、オレンジ、紫などがあります。スターチスの花びらに見える部分は萼と呼ばれるもので、実際は中心に小さな白い花びらがあります。中心の花がとれても萼は色を保ったままきれいに残ります。
スターチスの種類・品種
スターチスには花が咲き枯れるまでが一年以内の一年草や、2年以上同じ株から花を咲かせる多年草、生育に適さない冬などは枯れて春に再び発芽する宿根草の種類があります。
スターチス・シヌアータ
スターチス・シヌアータは日本で切り花としてよく見るスターチスの種類です。宿根草ですが切り花では一年草として扱われています。
リモニウム・ベリディフォリウム
リモニウム・ベリディフォリウムは宿根スターチスという名前で流通していることもあります。ヨーロッパ・コーカサス・シベリアなどに分布しています。
リモニウム・ボンデュエリ
リモニウム・ボンデュエリは北アフリカに分布しているスターチスで、花びらも萼も黄色です。
リモニウム・ラティフォリウム
リモニウム・ラティフォリウムは原種のスターチスで、ライトブルーの花がミスト状に咲くのが特徴です。乾燥や暑さにも強く、「シーラベンダー」と呼ばれることもあります。
スターチスと同じ科の花
スターチスと同じイソマツ科の花には、ウコンイソマツやアルメリアがあります。
ウコンイソマツ
ウコンイソマツは沖縄や台湾に分布する低木で、花が黄色いことからキバナイソマツとも呼ばれます。スターチスと異なり、ウコンイソマツの萼はほとんど目立ちません。沖縄では民間療法の薬として用いられ、止血や解熱、抗炎症薬として使われています。
アルメリア
アルメリアは茎が細長く、先端に小さな花が集まったボール状の花を咲かせます。かんざしやくす玉のような花は、園芸種としても人気があります。ヨーロッパ、北アフリカなどが原産で、3月~5月が開花の時期です。 アルメリアの花言葉は「心遣い」、「思いやり」、「歓待」です。
スターチスの育て方
スターチスを地植えにする場合、水はけがよく日当たりの良い場所に植えると良いでしょう。鉢植えは、日当たりがよく風通しの良い場所に置きます。地植えの場合水やりは特に必要ありませんが、鉢植えの場合は土が乾いてきたら水をたっぷり与えます。宿根スターチスは加湿に弱いため、乾かし気味にします。 種まきは9月〜10月が適しています。4月〜6月の間は、支柱を立てて花茎が倒れないようにしましょう。11月〜7月の間は、枯れ葉をこまめに取る作業をします。枯れ葉を取ることで病原菌の繁殖を防ぎ、病気を予防しましょう。