
5月10日の誕生花|花言葉の由来、誕生日の有名人、何の日かも解説

5月10日の誕生花にはどんなものがある?

5月10日の誕生花にはカーネーションとデルフィニウムのほか、アゲタラムやアイリス、カキツバタと白いペチュニアなどがあります。
5月10日の誕生花:カーネーション

カーネーションは母に感謝を捧げるための愛の花、母の日の花としてよく知られています。英名の「Carnation(カーネーション)」は、花が王冠に似ていることからギリシャ語の「corona(王冠)」、または品種改良前は花色が肉のようだったことから、ラテン語の「caro(肉)」に由来している説などがあるようです。
カーネーションの花言葉
カーネーションの花言葉は、女性の愛・清らかな愛・無垢で深い愛などです。また、色ごとの花言葉もあります。
- 濃赤:欲望、私の心に悲しみを
- 赤:母への愛
- ピンク:美しい仕草、感動、熱愛の告白、あなたを熱愛する
- 黄:軽蔑
- 白:生きた愛情、私の愛情は生きている
- 青:永遠の幸福
- 紫:気品、誇り
「無垢で深い愛」の花言葉の由来のひとつは、聖母マリアがキリストが処刑されるときに流した涙から、カーネーションが1本咲いた逸話によるものです。もうひとつはアメリカ南北戦争の時代に敵味方問わずに兵士を看護した、アン・ジャービスの逸話からです。彼女の死から2年後、娘が誇りに思っていた母を送る会を教会で催し、そのときに白いカーネーションを贈ったのが母の日の起源となり、花言葉の由来となったそうです。
西洋ではピンクのカーネーションが聖母マリアの花とされており、母へのプレゼントでも一般的に使われます。
- 英:a mother’s love(母の愛)、I’ll never forget you(あなたを決して忘れない)
- 仏:l’amour éternel de la mère(母の永遠の愛)
- 蘭:vrouwelijke liefde(女性の愛)、Ik zal je niet vergeten.(あなたを忘れない)
また、カーネーション全般には「distinction(卓越、名声)」や「fascination(魅惑、魅力)」の花言葉もあります。
カーネーションが誕生花の日
カーネーションが誕生花の日は、5月9日・5月10日・5月11日・5月12日・11月20日です。また、色別にも誕生花の日があります。
- 濃赤:6月15日・6月20日
- 赤:5月10日、5月12日
- ピンク:1月11日・5月15日
- 白:5月9日
カーネーションの季節・開花時期
カーネーションの開花時期は4〜6月です。早春にポット苗が、母の日の前ごろには鉢花が多く出回ります。
5月10日の誕生花:デルフィニウム

西洋の結婚式の習わしには、青いものを身につけると幸せになれるとあります。デルフィニウムは「サムシングブルー(青いもの)」として花嫁のブーケを作る、定番の花のひとつです。青色のバリエーションが豊富で、花の形が豪華なことも選ばれる理由のようです。
デルフィニウムの花言葉
デルフィニウムには多くの花言葉があります。
- 寛大
- あなたは幸福をふりまく
- みんながあなたを慰める
- 慈愛
- 高貴
- 清明
- 傲慢
また、ピンクのデルフィニウムには「自由」や「気まぐれ」などの花言葉があります。
「清明」や「あなたは幸福をふりまく」などの愛と喜びを表す花言葉は、デルフィニウムが英語で「Larkspur(ヒバリの蹴爪)」と呼ばれることに由来しています。花の後ろに伸びる「距(きょ)」がヒバリの脚の後ろ爪に見えることから、空を飛ぶ鳥の明るく清らかなイメージの言葉がつけられました。
デルフィニウムの西洋の花言葉も多くあるので、代表的なものを紹介します。
- pure heart(ピュアハート)
- new chances(新たなチャンス)
- big-hearted(寛大)
- desire for laughter(笑顔のための願い)
- lightness(明るさ)
デルフィニウムが誕生花の日
デルフィニウムが誕生花の日は多数あります。3月23日と4月14日、4月19日、5月10日、5月12日、5月14日、5月20日、6月6日、6月12日、7月24日、8月9日、10月5日、10月16日、11月14日です。
デルフィニウムの季節・開花時期
デルフィニウムの開花時期は5〜6月ですが、年間を通じて出回っています。花が咲くと、3〜7日ほどは保ちます。
5月10日の誕生花:アゲタラム

アゲタラムには「カッコウアザミ」の異名もありますが、それほど花姿は似ておらず、青や紫色のポンポンのような見た目をしています。アゲタラムはギリシャ語の「a(否定)」と「geras(老化)」とで、色褪せないや古くならないという意味をもっています。初心者でも育てやすい花で、ドライフラワーにしてもきれいな青が褪せないので人気があります。
アゲタラムの花言葉
アゲタラムの花言葉は4つあります。
- 永久の美
- 安泰
- 幸せを得る
- 信頼
花言葉の永久の美・安泰・信頼はアゲタラムは花の色が褪せにくく、花もちも良いことからきています。そのため、開業祝いや誕生日プレゼントにふさわしい花です。また、青い花色なので結婚式では「サムシングブルー」としてブーケにも用いられています。
アゲタラムの西洋の花言葉を4つ紹介します。
- 英:trust(信頼)
- 蘭:vertraging(遅延)
- 西:respeto(尊敬)
- 仏:confiance(信頼)
アゲタラムが誕生花の日
アゲタラムが誕生花なのは、5月10日・9月14日・10月24日・10月29日です。
アゲタラムの季節・開花時期
アゲタラムの開花時期は5〜11月です。熱帯アメリカ原産の多年草ですが、日本では冬を越せずに1年草として扱われます。花付きがよいことと花期が長いことから、花材やガーデニングなど幅広く用いられています。
5月10日の誕生花:アイリス

アイリスとはアヤメ科の花の総称で、ダッチアイリスやハナショウブ、ジャーマンアイリスなどを含みます。長く伸びた茎に鮮やかな色の花をつける様子が美しく、フランスでは国花に指定しています。
アイリスの花言葉
アイリスの花言葉には、信じる心・希望・(恋の)メッセージなどがあります。また、色別にも花言葉があります。
- 青:信念・強い希望・大きな志
- 紫:雄弁・知恵
- 白:思いやり・あなたを大切にします・純粋
アイリスの花言葉の「希望」は山中でも花を咲かせる様子から、希望を与えてくれるイメージが付いたことによります。「(恋の)メッセージ」は、ギリシャ神話の女神イリスがメッセンジャーを務めていたことに由来しています。
アイリスの英語の花言葉を5つ紹介します。
- hope(希望)
- message(メッセージ、伝言)
- faith(信頼)
- wisdom(賢さ、知恵)
- friendship(友情)
アイリスが誕生花の日
アイリスが誕生花なのは、4月17日と5月5日、5月10日、6月6日です。
アイリスの季節・開花時期
アイリスの開花時期は5〜6月で、最盛期は5月です。花が咲いてからは3〜5日ほど保ちます。
5月10日の誕生花:カキツバタ(燕子花)

カキツバタは昔から、美しい花姿が愛されてきた花です。水辺に咲く様子を描写した絵や歌は多く残されています。同じアヤメ科のハナショウブやアヤメとよく似ていますが、完全湿地帯や水田で生息し、花弁の根本に黄色ではなく白色のマークがあるのが特徴です。
カキツバタ(燕子花)の花言葉
カキツバタの花言葉は多くあります。
- 幸せは必ず来る
- 贈り物
- 幸福はあなたのもの
- 気品
- 音信
- 雄弁
カキツバタの「幸せは必ず来る」と「贈り物」の花言葉は、万葉集の詩が由来です。住吉のカキツバタを擦り付けた衣を着られる日を待ち望む様子を、恋人を待ち焦がれる様に例えています。
カキツバタの英語の花言葉は、hope(希望)・faith(信頼)・message(メッセージ)です。
カキツバタ(燕子花)が誕生花の日
カキツバタが誕生花なのは、4月17日と4月29日、5月10日、5月13日、5月14日、6月10日、6月20日、7月3日です。
カキツバタ(燕子花)の季節・開花時期
カキツバタの開花時期は5〜6月です。一部10月に開花する種類もあります。
5月10日生まれの偉人・有名人

5月10日生まれの偉人と有名人を紹介します。
- 清和天皇(第56代天皇、850年)
- トーマス・リプトン(英国の紅茶ブランド「リプトン」の創業者、1848年)
- 王貞治(元プロ野球選手・監督、1940年)※戸籍上の誕生日は5月20日
- 草刈民代(バレリーナ・女優、1965年)
- 志田未来(女優、1993年)
5月10日は何の日?

5月10日は「5」と「10」の語呂合わせにより長崎県・五島列島の五島市と新上五島町では「五島の日」に制定。また、日本紡績協会は同様に「コットンの日」としています。
まとめ
昔から花などの植物には神秘的な力が宿っていると信じられており、誕生花や花言葉はそれによってつけられています。贈り物や自分のために花を購入するときは、花言葉も気にして選んでみてはいかがでしょうか。