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クレマチスの育て方・栽培方法|元気に育てるための準備・手入れ・剪定方法も

クレマチスは花の形や色など種類が豊富にあり、「つる性植物の女王」とも呼ばれるガーデニングに人気の花です。比較的育てやすいため、初心者でも気軽に楽しめます。剪定や挿し木をマスターすれば、増やすことも可能です。クレマチスを元気に育てるための基本知識と剪定方法を紹介します。

クレマチスの育て方【準備編】

クレマチスの育て方【準備編】
クレマチスは咲き方によって3タイプに分類できます。「新枝咲き」「旧枝咲き」新旧両枝咲き」です。 まずは、それぞれの特徴や剪定方法をチェックしておきましょう。クレマチスを育てる上で必要になるアイテムも紹介します。

クレマチスの種類・品種タイプ

新枝咲きタイプは、新しく伸びたつるに花がつきます。系統としては「ビチセラ系」「テキセンシス系」などがあり、どちらも四季咲きで一年のうちに複数回花を咲かせます。品種によって花のサイズや色はさまざまですが、長期的に楽しみたい人に人気があります。 旧枝咲きタイプは、前年に伸びたつるに花がつきます。系統としては「モンタナ系」「フォステリ系」などがあり、どちらも花が咲くのは年に一度です。季節の訪れを感じたい人におすすめのタイプといえるでしょう。 新旧両枝咲きタイプは、新枝咲きと旧枝咲き両方の性質を持ちます。前年に伸びたつるはもちろん、新しく伸びたつるにも花がつくため、良いとこ取りのタイプといえるかもしれません。系統としては「フロリダ系」があり、四季咲きで開花期間が長いのが特徴です。

必要になる道具

クレマチスを育てる上で必要になるアイテムは以下の5点です。地植え・鉢植えどちらにも共通します。
  • クレマチスの苗
  • 支柱
  • ラベル
  • じょうろ
支柱を差し込んでおけばつるが成長して四方八方に伸びたときでも、全体に日が当たるため花が咲きやすくなります。できればつる性植物に向いている「あんどん仕立て用」を選びましょう。ラベルは品種を確認したいときに便利です。 鉢植えの場合は、さらに植木鉢もしくはプランター、鉢底ネット、鉢底石も用意します。鉢もしくはプランターは、苗よりやや大きめのものを用意するのがポイントです。

クレマチスの植え付け方法

クレマチスの植え付け方
クレマチスの植え付け時期として、最適とされているのは12〜2月中旬頃です。しかし基本的には一年を通していつでも植え付けできるため、それほど神経質になる必要はありません。ただし寒さが厳しい地域については、冬季は避けるようにしましょう。 植え付けの方法は、鉢植えと地植えがあります。それぞれの方法について紹介します。

鉢植えの場合

鉢に植え付ける場合、まず植木鉢もしくはプランターに鉢底ネットと鉢底石をセットします。そして、土を流し入れ支柱を差し込みましょう。 次に、苗を植え付けていきます。苗がポットなどに入っている場合は、丁寧に取り出すようにしましょう。根元から2番目に生えている葉がしっかり隠れるくらい「深植え」することが大切です。そうすることで株元から多くのつるが出て、たくさんの花を咲かせます。 クレマチスは複数の株を同じ鉢に植えると、根同士が喧嘩をして元気に育たなくなってしまいます。一つの鉢につき一株、と覚えておきましょう。

地植えの場合

地植えする場合は、まず穴を掘ります。直径と深さがともに40cm以上になるよう大きめの穴ができたら、その半分くらいまで土を流し入れましょう。 土台ができたら、苗を鉢植えと同様に深植えを意識しながら植え付けます。その後、たっぷりと水をあげれば完了です。 クレマチスの根はとても元気がいいため、バラなどと混植するとほかの植物にダメージを与えてしまう場合があります。混植する場合は、根が広がりすぎないよう仕切ったり、スペースを広くとったりなど対策をとりましょう。

クレマチスの育て方のポイント

クレマチスの育て方のポイント
クレマチスを元気に育てるためには、いくつかのポイントがあります。比較的育てやすい花ではありますが、育て方を間違えてしまうと開花時期に花が咲かないことも考えられます。 具体的にはどのような点に注意すればよいのでしょうか。クレマチスの生育ポイントを3つ紹介します。

日当たり、置き場所について

クレマチスは、日がたっぷり当たる場所を好みますので、鉢植えの場合は日当たりのよい場所に置くことをおすすめします。ただし、真夏の直射日光は避けるようにしましょう。 地植えの場合は、植え付ける場所をあらかじめ見極めることが大切です。植え付けた後に場所を変えるのはあまりおすすめできないため、十分注意しましょう。 日当たりだけでなく、風通しのよさも重要です。風が吹いて時折葉が揺れるような場所を探してみましょう。

季節によって異なる水のやり方

クレマチスは水が足りないと枯れてしまうため、基本的にたっぷり水やりすることを心がけましょう。ただし、季節によって吸水力が変わるため、シーズンごとに水のやり方を変えたほうが元気に育ちます。 春は表面の土が乾いたら多めに水をあげ、真夏に入ったら暑さがやわらぐ朝晩のタイミングを狙って水をあげます。日中にあげると水の温度が上がりすぎて根が枯れてしまう恐れがあるため、十分注意しましょう。 冬は水が多すぎると過湿状態になりやすいため、表面の土が乾いてから1〜2日後に水をあげるのが好ましいです。

肥料、追肥のあげ方

地植えの場合、元肥(もとごえ)をする必要があります。9月下旬〜10月下旬の秋頃に、有機肥料と馬ふん堆肥をあげると春に新芽が見られるでしょう。 その後の追肥(おいごえ)の頻度は、液体肥料を月2〜3回、緩効性肥料を1〜2ヶ月に1回程度です。ただし真夏は肥料をあげる必要はありません。

クレマチスの栽培で気を付けておきたい病気、害虫

気を付けておきたい病気、害虫
クレマチスは、ほかの植物と比べると病気や害虫に強い花です。しかし、環境や季節によっては被害を受けてしまう可能性もあるため、十分注意しましょう。 気を付けておきたい病気と害虫について紹介します。

うどんこ病など主な病気と対策法

代表的な病気として「うどんこ病」があります。時期は4〜10月頃、その名の通りうどんの粉をまぶしたように白い斑点が葉や茎などにできてしまう病気です。 対策法は、事前に殺虫剤を撒いておくこと、そして風通しをよくしておくことです。初期に発見した場合はすぐに対処すれば回復可能ですが、遅れてしまうと回復が難しいケースもあります。事前の対策とともに、早期発見・早期対処を心がけましょう。

アブラムシなど主な害虫と対策法

害虫として注意したいのが「アブラムシ」「ナメクジ」です。春から秋にかけて発生しやすいアブラムシは、新芽やつるについて栄養を取ってしまいます。あらかじめ予防薬を撒いておくとよいですが、もし発生した場合に備えて薬剤を用意しておきましょう。 梅雨などジメジメした時期に発生しやすいナメクジは、クレマチスの葉を食べてしまいます。もしナメクジを見つけた場合は、ただちに割り箸などで取って駆除しましょう。アブラムシ同様に、専用の薬剤を用意しておくと安心です。
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