プリザーブドフラワーの紫はどんなときに使う?種類やおすすめシーン
高貴さを示す色
現代のように合成染料がなかった時代には、紫色を作りだすために大変な手間と時間が必要だったため、とても高価な色として知られていました。
聖徳太子が定めた冠位十二階で、紫が最上位を示す色だったことからも、その希少価値がわかります。
紫色が貴重だったのは、日本だけではありません。西洋でも紫色を生み出すために大きな労力が必要だったため、やはり相当に裕福な人しか身につけることができませんでした。
多くの文化圏で紫色の価値が高かったことから、高貴なカラーとしてのイメージが定着したと考えられています。
年配の人に送りやすい
紫は年配の人へのお祝いや贈り物にもってこいなカラーです。上品で落ち着いた雰囲気が感じられるため、年配の人でも受け入れやすいカラーだといえます。
紫のプリザーブドフラワーを使ったアレンジメントの中には、年齢を重ねた人への贈り物として作られているものも多いです。
紫のプリザーブドフラワーはたくさんの種類があるため、贈りたいシーンや相手の雰囲気に合ったものがきっと見つかるでしょう。
紫のプリザーブドフラワーがおすすめのシーン
色によって人に与えるイメージが異なるため、シーンに合ったカラーを選ぶことが重要です。
紫のプリザーブドフラワーは、どんなお祝いに使用することが望ましいのでしょうか。おすすめのシーンを紹介します。
お祝い
人生の節目となる記念の日のお祝いには、すぐになくなるものよりも、プリザーブドフラワーのように形が残るものを贈りましょう。
古希・喜寿祝い
日本や中国には、長寿のお祝いのカラーがあることをご存知ですか。昔から『古希』や『喜寿』のお祝いとして、紫のものを贈る風習があります。古希は70歳、喜寿は77歳のお祝いです。
紫のプリザーブドフラワーを使用したアレンジメントは、古希や喜寿のお祝いにぴったりです。水や肥料をやる必要がなく、飾りたい場所に置くだけでよいため、年配の人でも持て余すことはなさそうですね。
2月生まれの誕生日祝い
紫は2月の誕生色です。これは、2月の誕生石が美しいクリアな紫色をした「アメジスト」であることが関係しています。
2月生まれの友人や家族、大切な方へ素敵なフラワーギフトを贈ってみてはいかがでしょうか?
贈り物
紫のプリザーブドフラワーを使用したアイテムは、フラワーアレンジメント以外にもたくさんあります。たとえば、プリザーブドフラワーをあしらった時計や写真立てです。
ちょっとした贈り物やお礼の品、退職祝いなどに使うことができます。華やかなだけでなく実用性のあるアイテムは、男性への贈り物にもおすすめです。
お供え
紫のプリザーブドフラワーを使用したフラワーアレンジメントは、お仏壇に飾るお供えとして使うこともできます。法要や命日などに贈れば、きっと喜んでもらえるでしょう。
お供えに使いやすいプリザーブドフラワーは、菊・カーネーション・蘭などです。紫の花をメインにしたアレンジの上品な雰囲気はご仏前にマッチします。
花瓶に入ったタイプからガラス瓶に入ったものまで、多種多様なデザインがあります。お仏壇に飾りやすい、スマートなデザインのものを選ぶとよいでしょう。
紫色の人気デザイン例
紫のプリザーブドフラワーを使用したアレンジメントは、デザインの種類が豊富です。生花よりも幅広いデザインがあるため、どれを選んだらよいか悩んでしまう人も多いでしょう。
紫色のプリザーブドフラワーをメインに使用したアレンジメントの中から、贈り物やお祝いにおすすめのデザイン例を紹介します。
ドーム
ガラス製やアクリル製のドーム型容器を使用したアレンジメントは、プリザーブドフラワーの美しさを長持ちさせると同時に見栄えの良さも兼ね備えています。普段の管理が簡単なところも魅力です。
プリザーブドフラワーの美しさを保つには、葉や花弁の表面に付着したホコリを、定期的に取り去る必要があります。
ドーム型のケースに入ったまま鑑賞することができるデザインを選べば、プリザーブドフラワーを空気中のホコリから守ることができます。
紫色のプリザーブドフラワーの美しさを堪能しながら、美しさを長く楽しんでもらいたいときに贈りましょう。
フォトフレーム
フォトフレームにプリザーブドフラワーがデザインされたアイテムは、花と写真の両方を楽しむことができるところが魅力です。
見開きタイプのフォトフレームや、ボックスのフタにフレームが使われているものなど、豊富なデザインがあります。デザイン性と実用性を兼ね備えたアイテムを探している人におすすめです。
結婚祝い・ご出産祝い・母の日・父の日・敬老の日など、幅広い用途に使えます。女性向けの贈り物には淡い紫や明るい紫、男性向けには深みのあるシックな紫を選ぶとよいでしょう。
ピアノ
プリザーブドフラワーは様々なオブジェと組み合わせることができます。
たとえば、ピアノ型の小物入れにプリザーブドフラワーをあしらったデザインなどです。複雑なオブジェと組み合わせて、インテリア性の高さをアップできるでしょう。