プリザーブドフラワーの紫はどんなときに使う?種類やおすすめシーン
プリザーブドフラワーはたくさんのカラーや種類があります。紫色のプリザーブドフラワーは、どんなときに選ばれるのでしょうか。紫色のプリザーブドフラワーの特徴や、贈ると喜んでもらえるおすすめのシーンなどをまとめました。
プリザーブドフラワーとは
プリザーブドフラワーの原料は、生の植物です。生花のような見た目が長持ちすることから、人気を集めています。プリザーブドフラワーの特徴や、加工方法などをチェックしましょう。
プリザーブドフラワーの意味
『プリザーブ』(preserve)には保存するという意味があります。生の植物の美しさがそのまま保存されたような、生き生きとした見た目を保っていることから名付けられた名前です。
多種多様な植物がプリザーブドフラワーに加工され、フラワーアレンジメント・芸術品・アクセサリーなどに利用されています。
1990年代にフランスで誕生して以来、世界各国のメーカーでプリザーブドフラワーが作られるようになりました。加工技術が進化し、次々と新しいプリザーブドフラワーが生み出されています。
色や鮮度を残す技術や加工
プリザーブドフラワーは鮮やかな色をしているだけでなく、生花のような柔らかさも保っています。花の美しい姿を長期間保存するためには、いくつかの手順が必要です。
プリザーブドフラワーとドライフラワーは、同じ生の植物を原料にしていることが特徴ですが、作業工程はまったく違います。
ドライフラワーは採取した植物を乾燥させて作ることに対し、プリザーブドフラワーを作る工程はもっと複雑です。見頃を迎えた花や葉を用意し、独自の方法で加工していきます。
プリザーブドフラワーは化学薬品を使って植物を脱水・脱色させた後、柔らかさを保つための特殊な液体や染料を入れます。その後、排水し乾燥させて完成です。
鮮度が保てる期間や種類
プリザーブドフラワーはきれいな状態が長持ちする花ですが、永久に美しさが変わらないわけではありません。
湿度が高い日本では、2~3年程度が寿命といわれています。しかし条件がよければ10年近く美しい状態で飾ることも可能です。
さまざまな種類の花をプリザーブドフラワーにすることが可能で、たとえばバラやカーネーション、アジサイといった花のほか、アイビーやワイヤープランツなどのグリーンの素材(プリザーブドグリーン)もあります。
主な使い方の例
プリザーブドフラワーは様々なアレンジに使用されています。どのように使用されているのか、チェックしましょう。
ギフトセット
プリザーブドフラワーがお菓子やお酒とセットになったギフトセットは、感謝を伝えたい人への贈り物におすすめのアイテムです。
食べ物や飲み物だけでなく、写真立てやフレグランスといった雑貨とプリザーブドフラワーがセットになっているアイテムも多くあります。
フラワーショップの中には、有名店のギフトとコラボしたプリザーブドフラワーを展開しているお店もあります。母の日・父の日・敬老の日・記念日などの贈り物の利用におすすめです。
ケーキ
プリザーブドフラワーを使ってケーキに見立てたアレンジは、華やかな雰囲気が魅力です。印象的な贈り物をしたい人に、うってつけではないでしょうか。
白いプリザーブドフラワーをホイップクリームに見立て、シナモンスティックやベリーピックなどで飾った本物のケーキのようなアレンジメントもあります。
本物のスイーツのように、デザート皿やケーキスタンドの上に飾るなど、様々なディスプレイ方法を楽しむことができるでしょう。
ボックス
ボックス入りのプリザーブドフラワーは高級感があります。プリザーブドフラワーと、ボックスのデザインとの調和を楽しめるでしょう。箱を開いた状態で飾ったり、閉じて収納したりできます。
1輪のバラを使ったコンパクトサイズから、さまざまな種類のプリザーブドフラワーを詰めこんで豪華に仕上げたタイプまで、デザインのバリエーションが幅広いのが魅力です。
箱を開くとメロディが流れだす、オルゴールタイプのロマンチックなアレンジメントもあります。思い出の音楽を選んで、サプライズのような演出をしてみてはいかがでしょうか。
紫のプリザーブドフラワーの種類
紫のプリザーブドフラワーにはさまざまな種類があります。紫のプリザーブドフラワーは、近くにある色によって雰囲気が変わるのが特徴です。紫のプリザーブドフラワーの種類をチェックしましょう。
バラ
紫のバラには『気品』『尊敬』などの花言葉があります。上品なだけでなく、ミステリアスな雰囲気を持ちあわせているのも魅力です。1本でも存在感があるため、アレンジメントの主役としてよく使われていますね。
こだわりを持ったプリザーブドフラワーメーカーの中には、収穫したバラをそのまま使用せず、いったん花びらを取り外してゴージャスに見えるように開き具合を調整して仕上げているところもあります。
大ぶりの紫のバラを使用したプリザーブドフラワーのアレンジは、ゴージャスさの中にも凛とした気品が感じられるのも魅力です。
カーネーション
ふんわりした花びらが幾重にも重なったカーネーションは、優しいイメージと柔らかさを味わうことができる花材です。アレンジメントでは、メインとしてだけではなく、他の花を引き立てるためにも使われます。
カーネーションのプリザーブドフラワーをメインに使用したアレンジメントは、母の日の贈り物に最適です。長期間色あせないカーネーションのプレゼントは、笑顔を運んでくれるでしょう。
紫のカーネーションには、赤に近い紫からピンクに近いラベンダーカラーまで、さまざまな色味の紫が使用されています。贈りたい相手のイメージに合わせた色のカーネーションを選びましょう。
アジサイ
紫の花と聞いて、アジサイを思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。紫のアジサイは、生花でもよく見かける花材です。
プリザーブドフラワーは現実にはない花の色を表現できる一方で、ナチュラルな花の色味も表現でき、アジサイ本来の紫色に近い色味のプリザーブドフラワーも生産されています。
アジサイのプリザーブドフラワーは、洋風だけでなく和風のアレンジに使用されることも多いです。小さな花びらの細かさを生かし、メインの花の隙間を埋めるように使われることもあります。
リースやトピアリー仕立てなど、多様なデザインに使用されることが多く、幅広いアレンジを楽しめるでしょう。
紫のプリザーブドフラワーが選ばれる理由
紫のプリザーブドフラワーは、さまざまなシーンで活用できます。色が持つ意味を知ったうえで、贈り物選びに役立てましょう。紫色の特徴や、紫のプリザーブドフラワーが選ばれる理由を紹介します。