プリザーブドフラワーは優しいピンクが人気。女性への贈り物にも最適
今まで花を贈るシーンでは生花が普通でしたが、今はプリザーブドフラワーを選ぶことも一般的になってきています。なかでも優しいピンク色のプリザーブドフラワーは、女性へのギフト向きです。作り方や、人気の秘密についてまとめました。
プリザーブドフラワーとは?
プリザーブドは英語で『Preserved』と書き、『保存された』という意味です。長い間保存できる花といえばドライフラワーもありますが、どこが違うのでしょうか。
ドライフラワーとの違い
ドライフラワーは、生花から水分を取り去るため彩度が抑えられて、やわらかなトーンの色になります。
花や葉の部分がちぢれることもあり、全体に落ち着いた感じで、アンティークのような風合いです。
一方プリザーブドフラワーは、生花のような美しい形を保っています。本物の花から作る点は同じですが、ドライフラワーよりも色が鮮やかです。
プリザーブドフラワーの魅力
プリザーブドフラワーは、今から約30年前にヨーロッパで誕生し、あっという間に世界中で人気となりました。
1番の特徴は世話する手間がほとんどなく、生花のようなみずみずしさがあり、『長く楽しめる』点です。太陽の光も必要なく、生花を飾れないような場所にもインテリアとして使うことができます。
着色によって、生花には無いようなカラーバリエーションを楽しめるのも魅力です。
加工の過程で生花の花粉を取り除くため、花粉アレルギーがある人にもOKですし、お見舞いなどのギフトにも喜ばれています。
軽いので、ウェディングのブーケに利用することも多くなりました。プリザーブドフラワーが生まれたことで花の利用法がぐっと広がったといえるでしょう。
ピンク系のプリザーブドフラワーの魅力
ピンク系の花は、多くの女性に好まれる色です。プリザーブドフラワーに使われる代表的な色でもあります。
プリザーブドフラワーは、人工的にピンク色が作れるので、明るさやトーン、グラデーションなどが自分の思い描いたピンクの色合いにできるのも魅力です。
優しく柔らかな気持ちになれる
ピンクは、優しく柔らかで、穏やかなイメージがあります。『可憐』『綺麗』『可愛らしい』『華やぎ』といった言葉がぴったりですね。また『幸福感』を象徴する色でもあります。
このようなイメージを持つピンクのプリザーブドフラワーを部屋に飾れば、部屋が優しい幸福な雰囲気になるでしょう。
心も体も若々しい気分に
ピンクは、女性の心身共に『若返り』を感じさせる色ともいわれています。明るいピンクはリラックス効果があり、自律神経の乱れを整え、美肌にも貢献するという話もあります。
ピンクのプリザーブドフラワーによって、心も体も若々しい気分を味わえるでしょう。
女性へのギフトに最適なカラー
ピンク色は可愛い感じがするので、若い女性だけの色というイメージがあるかもしれません。しかし、明度や彩度を変化させると、優しい明るいピンクとは違う雰囲気も演出可能です。
明るいピンクは、甘過ぎない『ペールピンク』やシックな『ローズピンク』になり、ダークなピンクなら、『ワインカラ―』に近くなります。年齢やシーンに合わせた色合いが作れるのも嬉しい点です。
女性が『還暦祝い』にもらう花で、1番の人気色はピンク色という調査結果もあります。ピンク色のギフトは、若者だけでなくあらゆる年代の女性に喜ばれる色です。
自分で作るならこんな花材がおすすめ
プリザーブドフラワーを自分で作ってみたいという人に、おすすめの花の種類を紹介します。
バラ
バラは華やかで、花のなかの女王ともいえる存在です。また、花びらが多く外れにくいため、プリザーブドフラワーに向いている花といえるでしょう。
ピンク色のプリザーブドフラワーのバラは、大変人気があります。花言葉は『温かい心』や『愛情』です。また、自然界に存在しないバラの色に染めることもできます。
バラにはさまざまな種類や咲き方があり、バリエーションが多いのも特徴です。花の中心部が高くなった『高芯咲き』や、球形に近い『ポンポン咲き』、横から見るとティーカップの形に見える『カップ咲き』などがあります。
一言でバラといっても花の種類や咲き方により雰囲気も異なり、アレンジのパターンも様々です。
カーネーション
カーネーションは、プリザーブドフラワーへの加工が比較的簡単で、失敗の少ない花です。ピンク色のカーネーションの花言葉には『女性の愛』や『美しいしぐさ』などがあります。
バラほどの強い存在感がなく、優しくて女性的なイメージがあり、細かくちぢれたフリルのような形が可憐です。
カーネーションと言えば、母の日を思い浮かべる人も多いでしょう。『母の日のプレゼント』に、枯れないカーネーションのプリザーブドフラワーは、とても人気があります。
あじさい
あじさいもプリザーブドフラワーにしやすい花で、様々なアレンジメントに使用されています。ピンク色のあじさいの花言葉は『元気な女性』です。
プリザーブドフラワーに向くあじさいの種類は、梅雨の終わり頃から咲き始めるものです。梅雨の時期のあじさいは水分が多いため、プリザーブドフラワーには向いていないとされています。
代表的なプリザーブドフラワー向きのあじさいとしては、『アナベル』『ピラミッドあじさい』『柏葉あじさい』などが挙げられます。
これらは、アレンジの主役級になれるあじさいで、花が丈夫で華やかな雰囲気が魅力です。1種類だけでアレンジする場合は、リースやボール状にすると独特の美しさを感じられるでしょう。
ピンクのプリザーブドフラワーの作り方
プリザーブドフラワーは薬品を使うので、難しそうと感じるかもしれません。最初は、少々失敗しても、コツをつかめば綺麗に作れるようになります。
具体的な手順は、溶液を使って花を『脱水・脱色』し、そのあと『着色』して乾燥させるというものです。着色にはインクや色付きの溶液を使います。
インクを混ぜてオリジナルの色を作ることもできます。早速、ピンク色のプリザーブドフラワーの作り方を見ていきましょう。