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プリザーブドフラワーの定番は赤?おすすめのシーンやデザイン

プリザーブドフラワーとはどのようなものなのか、加工法や特徴、お手入れの方法をまとめました。プリザーブドフラワーで人気の高い色である赤色の花材の種類や、そのなかでも特に人気が高い赤バラのアレンジ例、デザイン例についても紹介しています。

プリザーブドフラワーとは

プリザーブドフラワーは、花から水分を抜きグリセリンなどが含まれている溶液につけて作られたものです。生花と同じような柔らかさを保ち、鮮やかな色に着色しています。

生花とはお手入れの方法が異なり、こまめなお世話なく長期間保存できることが特徴です。

色や鮮度を残す技術や加工

ヨーロッパで生まれたプリザーブドフラワーは、加工方法も特徴的です。鮮度のよい状態で花を摘み、いったん水分を抜いてから、脱色します。

その後、保存液につけこみ、着色すればプリザーブドフラワーの完成です。

1度脱色と脱水をしているものの、溶液につけた後は再びいきいきとした花びらに変わり、鮮やかに発色します。

ドライフラワーとは異なり、ほとんど生花と同じ雰囲気ですが、水や光は不要です。鮮度の高い花と同様の姿で、数年間保存ができるでしょう。

手間がかからず、美しいプリザーブドフラワーは近年、プレゼントやインテリアなど、さまざまな目的で利用されています。

お手入れの方法

プリザーブドフラワーは、水を与える必要がありません。生花と違い光も必要ないため、定期的にホコリや汚れを取る程度で、特別な世話がいらないことが特徴です。

しかし湿気に弱く、間違って水分を与えてしまうと劣化の恐れがあります。カラーによっては、光も好みません。

暖色系のプリザーブドフラワーは光を浴びても劣化しにくいですが、白や青の花は紫外線に弱く、すぐに色落ちしてしまいます。

暖色系の花もまったく色落ちしないわけではないため、直射日光に当てることは避けましょう。スポットライトのような強い光やエアコンの風も色があせる原因です。

また花びらが柔らかいため、触ると摩擦によって傷んでしまいます。直接触れないように気をつけましょう。

ホコリがついた場合は、ブラシなどの毛先の柔らかいもので払うか、扇風機などの弱い風を送って優しく飛ばすのがおすすめです。

赤のプリザーブドフラワーの種類

赤のプリザーブドフラワーの主な花材は、『バラ』『ガーベラ』『カーネーション』です。

真紅の美しいバラや、元気なイメージのガーベラ、繊細な花びらを持つカーネーションは、本来の花の色と同じく赤に着色されることも多くなっています。

バラ

バラは、プリザーブドフラワーに加工しやすい花として有名です。赤いバラは華やかな見た目から多くの人に好まれ、プレゼントにも多用されています。

真紅のバラに白い小花をあしらったデザインや、あじさいとのコラボレーションも人気です。赤いバラは白や緑のプリザーブドフラワーとよく合い、さまざまなアレンジが施されています。

赤いバラは『あなたを愛しています』というロマンチックな花言葉を持っているため、恋人へのプレゼントや、プロポーズなどにおすすめです。

ガーベラ

花びらが大きく、元気な印象を与えるガーベラも、赤のカラーが人気です。『冒険心』や『神秘』など魅力的な意味の花言葉を持っています。

新しい1歩を踏み出す友人へエールを送りたいときに、冒険心の花言葉を持つ赤いガーベラをプレゼントするのはいかがでしょうか。

大ぶりなガーベラは、バラと組み合わせてブーケにするのもおすすめです。クローバーや緑の葉っぱとの組み合わせも、ガーベラの赤がよく映えます。

カーネーション

母の日のプレゼントに選ばれることが多いカーネーションも、赤が定番です。プリザーブドフラワーを母の日に贈れば、長い間美しい花を愛でることができます。

カーネーションとバラを組み合わせた豪華なブーケや、リボンと真珠をあしらったアレンジメントまで、多様な商品が販売されています。

手間のかからないプリザーブドフラワーのカーネーションであれば、お花のお世話が苦手なお母さんへも安心して渡せますね。赤いカーネーションを贈って、普段の感謝を伝えてみましょう。

赤のプリザーブドフラワーが人気の理由

プリザーブドフラワーは後から着色しているため、花本来のカラーとは違う色に染めることもできます。

自由なカラーを選べるにもかかわらず、定番の赤が人気の理由は、色の持つイメージが影響しているといえるでしょう。

情熱や活力を表す

熱い火や光をイメージさせる赤は、情熱や活力をイメージさせる色です。

前向きな印象を与えるカラーでもあり、家のインテリアや人へのプレゼントに選ばれることもよくあります。おめでたいイベントのときや、恋人や奥さんへのプレゼントには人気のカラーです。

明るいイメージを持つ赤のプリザーブドフラワーですが、一方で火や血の色をイメージさせるため、新築祝いや開店祝い、病院へのお見舞いでは避けた方がよいこともあります。

そのようなシーンでも、赤メインのアレンジではなく、ワンポイントのアクセントとして使う程度なら問題ないでしょう。

開運や厄除けなどの意味も

神社の鳥居も赤で塗られているように、赤は『魔除け』や『厄除け』として使われます。開運グッズにも赤が使われることが多く、昔からよいイメージの強い色です。

プリザーブドフラワーでも、開運や厄除けの意味を込めて赤い花を選ぶケースがあります。

赤のプリザーブドフラワーがおすすめのシーン

赤のプリザーブドフラワーは、親しい人や恋人へのプレゼントはもちろん、記念日のお祝いにも適しています。

また、還暦になると赤いものを身につける風習があることから、還暦を迎える人へのプレゼントにも最適です。

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