勿忘草(ワスレナグサ)の花言葉と由来|色別の花言葉や誕生花、種類

2020 11/26
勿忘草(ワスレナグサ)の花言葉と由来|色別の花言葉や誕生花、種類

春になると可愛らしい小花をたくさん咲かせる勿忘草。花色も淡い青のほかに白やピンクなど、さまざまです。そんな勿忘草には花名と同じ花言葉がつけられています。花言葉の由来となった切ない物語や色別の花言葉、誕生花、種類などをご紹介します。

目次

勿忘草(ワスレナグサ)の花言葉とは?

勿忘草(ワスレナグサ)の花言葉とは?

可憐な花姿が魅力的な勿忘草にはどんな花言葉がつけられているのでしょうか。まずは勿忘草全体の花言葉をご紹介します。

勿忘草全体の花言葉

勿忘草全体の花言葉は、

  • 真実の愛
  • わたしを忘れないで

となっています。「わたしを忘れないで」という花言葉は、勿忘草の花名がそのまま花言葉になっていますね。勿忘草のように、花言葉とお花の名前が一致するのは珍しいといわれています。

勿忘草(ワスレナグサ)の色別の花言葉

勿忘草(ワスレナグサ)の色別の花言葉

勿忘草といえば淡い青色のイメージが強いですが、花色はほかに白、ピンク、紫などがあります。色別にも花言葉がつけられているのでご紹介します。贈り物にもふさわしい花言葉がつけられていますよ。

青色の勿忘草の花言葉

青色の勿忘草の花言葉は、真実の愛誠の愛です。爽やかで、清潔感のある印象を与える青色は誠実な気持ちを伝えるのにぴったりの色ですね。

白色の勿忘草の花言葉

白色の勿忘草の花言葉は、わたしを忘れないでです。勿忘草全体の花言葉と同じものがつけられています。白色の勿忘草は他の色と比べて見かけることが少ないことから、「私を忘れないで」という花言葉が合っているのではないでしょうか。

ピンク色の勿忘草の花言葉

ピンク色の勿忘草の花言葉は、真実の友情です。ピンクの優しい印象が花言葉と合っていますね。ヨーロッパでは勿忘草が友情を象徴する花とされていることからこの花言葉がつけられたといわれています。

紫色の勿忘草の花言葉

紫色の勿忘草には色別の花言葉がつけられていないので、勿忘草全体の花言葉をあてはめるとよいでしょう。勿忘草の紫色は淡いものや青みがかったもの、ピンク色に近いものがあり、同じ紫色でもさまざま色味があります。

勿忘草(ワスレナグサ)の海外での花言葉

勿忘草(ワスレナグサ)の海外での花言葉

勿忘草の海外での花言葉をご紹介します。「私を忘れないで」という花言葉は世界共通になっています。また、フランスでは昔から勿忘草は友情を表す花として親しまれてきたことから、「真実の友情」という花言葉がつけられているんですね。

英語Do not forget me(私を忘れないで)
true love(真実の愛)
memories(思い出)
ドイツ語Vergiss mein nicht(私を忘れないで)
Du sollst an mich denken(汝、私について考えよ)
Hore, was das Blumchen spricht(花が何を話すか聞いて)
フランス語Ne m’oubliez pas(私を忘れないで)
souvenir fidele(忠実な記憶)
amitie sincere(誠実な友情)
amour veritable(真実の愛)
スペイン語No me olvides(私を忘れないで)
イタリア語Non ti scordar di me(私を忘れないで)
中国語勿忘我(私を忘れないで)

勿忘草(ワスレナグサ)の花言葉の由来

勿忘草(ワスレナグサ)の花言葉の由来

世界共通の花言葉を持つ勿忘草ですが、その花言葉は中世ドイツの悲恋伝説にちなんでつけられています。

ドナウ川の切ない恋物語

若い騎士ルドルフは、恋人であるベルタとドナウ川の川辺を散歩していました。川の近くに美しい花が咲いているのを見つけたルドルフは、ベルタのためにその花を取りに行きます。しかしそのときルドルフは足を滑らせて川に流されてしまうのです。最後の力を振り絞り、その美しい花を川岸に投げ、ルドルフは「わたしを忘れないで」という言葉を残して亡くなってしまいました。

この物語が元となり、「わたしを忘れないで」という花名と花言葉がつけられました。また、その後に残されたベルタが生涯その花を肌身離さず持ち続けていたとされ、このことが「真実の愛」という花言葉の由来になっています。

勿忘草(ワスレナグサ)が誕生花なのはいつ?

勿忘草(ワスレナグサ)が誕生花なのはいつ?

勿忘草が誕生花とされているのは、2月7日2月29日3月15日4月5日です。

他にも、3月13日、4月6日、4月17日、4月21日、4月24日、5月14日、5月15日で勿忘草が誕生花とされています。誕生花は、お花のイメージやギリシャ神話をはじめとした各地の伝説や風習にちなんで決められてきています。そのため、地域や研究者、団体によって誕生花と誕生日の組み合わせは異なります。勿忘草が誕生花とされている日がたくさんあるのも納得ですね。

勿忘草(ワスレナグサ)の種類と品種

勿忘草(ワスレナグサ)の種類と品種

勿忘草は、ヨーロッパ、アジア、ニュージランドといった世界の温帯地域に約50種類ほどが自生しています。そのなかで代表的な品種をいくつかご紹介します。日本の園芸業界ではノハラワスレナグサ、エゾムラサキ、またこれらの種間交配種がワスレナグサとして流通しています。

シンワスレナグサ

ヨーロッパ原産の品種で、サソリの尾のようにくねって花をつけることが特徴です。花色は淡い青色をしていて、7〜9cmの可愛らしい花を咲かせます。園芸用ではほとんど流通しておらず、日本では野生化しているものを見ることができるくらいです。和名はワスレナグサ。ヨーロッパの逸話に登場する本種となっています。

勿忘草は広義にはムラサキ科ワスレナグサ属の種の総称で、狭義にはシンワスレナグサの和名になります。他のワスレナグサ属と区別するために、「true forget-me-not」という英名がつけられています。学名はサソリの尾のような形のという意味の「Myosotis scorpioides」です。

ノハラワスレナグサ

ヨーロッパ原産の品種で、花全体に白く柔らかい毛があるのが特徴です。花色は淡い青色や紫色です。日本で品種改良され、園芸業界で勿忘草として流通しています。

英名は「alpine forget-me-not」、学名は「Myosotis alpestris」で、亜高山の、または草本帯のという意味があります。

エゾムラサキ

ワスレナグサ属のなかで、唯一の日本在来種のエゾムラサキは、ノハラワスレナグサと同様に園芸業界で勿忘草として流通している品種です。草丈が50cmまで生長し、丈夫な性質が特徴です。日本では近くの公園などに自生していることもあります。花色は水色が主流ですが、園芸品種では白やピンクもあり、ガーデニングにも人気の品種です。

英名は「wood forget-me-not」、学名は「Myosotis sylvatica」で森に生じるという意味があります。

勿忘草(ワスレナグサ)の花名の由来は?

勿忘草(ワスレナグサ)の花名の由来は?

勿忘草は花名と花言葉が同じお花なので、花名もドナウ川の悲恋伝説が由来となっていますが、もう一つ勿忘草の花名の由来として伝えられている物語があるのです。また、勿忘草の学名について意外な由来をご紹介します。

勿忘草にまつわるもう一つの物語

勿忘草の花名、花言葉の由来として、もう一つ語られている物語があります。アダムとイブの物語に登場するアダムが、その花の存在を忘れないように名づけたといわれるお話です。

アダムとイヴが暮らしていた「エデンの園」にはたくさんの花が咲いていました。アダムはそれぞれの花に名前をつけてきました。すべての花に名前をつけ終わったとき、足元から「わたしにはどんな名前がつけられるのでしょう?」と小さな声が聞こえてきたのです。その声を聞いたアダムが足元を見ると、なんとも美しい花が咲いていました。「こんなに美しい花に名前をつけ忘れていたなんて!」という気持ちから、その花を勿忘草と名づけました。

勿忘草の学名の由来

勿忘草の学名「Myosotis scorpioides」は勿忘草の葉っぱの形が由来しています。「Myosotis」は、ギリシャ語でハツカネズミを意味する「myos」と、耳を意味する「otis」が語源となっています。勿忘草の葉っぱの、細長くて白い産毛が生えている柔らかい様子がハツカネズミの耳に似ていることにちなんでいます。

勿忘草(ワスレナグサ)の基本情報

勿忘草(ワスレナグサ)の基本情報
科・属名ムラサキ科・ワスレナグサ属
和名勿忘草(ワスレナグサ)、忘れな草
別名ミオソティス
英名forget-me-not
学名Myosotis scorpioides
花の色青、ピンク、白、紫など
原産地ヨーロッパ
開花期3~5月

勿忘草(ワスレナグサ)と同じ科の花

勿忘草(ワスレナグサ)と同じ科の花

勿忘草と同じムラサキ科の花には、ネモフィラヘリオトロープがあります。青や紫といった花色や可憐な花姿が似ていますね。ネモフィラといえば国営ひたち海浜公園が名所としてよく知られています。

まとめ

勿忘草の花言葉や由来、海外での花言葉などをご紹介しました。勿忘草は花名と花言葉が一致する珍しいお花で、その花名とと花言葉は世界共通です。勿忘草の花言葉は世界中で知られているといっても良いかもしれませんね。勿忘草は愛する人だけでなく、大切な友人への贈り物としてもふさわしいお花ではないでしょうか。

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