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カンナの花言葉と誕生花|英語名、花名の由来、種類は?

カンナは真夏の暑さの中でも鮮やかな花を咲かせる様子から、「情熱」や「快活」などの花言葉があります。原産は南アメリカで、フランスやアメリカで園芸用に品種改良されました。ガーデニングでは丈夫で育てやすい夏の球根植物として人気です。

カンナの花言葉とは?

カンナの花言葉とは?

カンナの花言葉は「妄想」と「情熱」、「快活」、「永遠」です。

カンナの海外での花言葉は?

カンナの海外での花言葉は?

カンナの英語の花言葉は「paranoia(妄想)」と「suspicion(疑い)」です。

カンナの花名・花言葉の由来は?

カンナの花名・花言葉の由来は?

カンナの学名はラテン語の葦から取ったという説が、英語名はギリシャ語の「Kanna(葉)」からきた説などがあります。そしてカンナの花言葉は、トロピカルで鮮やかな色の花の外観に由来しています。

カンナの花名の由来

学名の「Canna(カンナ)」の由来は諸説あり、その一つがラテン語の「calamo(葦)」です。これはカンナの茎が葦のように中空になっていることからきています。英語名は属名やギリシャ語の「Kanna(葉)」、またはケルト語の「脚」や「杖」から「Canna」や「Canna lily(カンナユリ)」の名が付いたといいます。

カンナの花言葉の由来

「妄想」はカンナの花色が幻想的で鮮やかなことに由来しています。また、「情熱」と「快活」はカンナが真夏の強い日差しにも負けず、華やかに咲いている様子にちなんでいるといいます。

カンナが誕生花なのは何日?

カンナが誕生花なのは何日?

カンナが誕生花の日は8月2日と8月3日、8月13日、8月19日です。

カンナとはどんな花?

カンナとはどんな花?

カンナが日本に渡来したのは江戸時代の前期で、観賞用のものは「ハナカンナ」とも呼ばれています。1850年ごろからフランスやイタリア、アメリカで品種改良されたカンナが出回るようになり、現在では多くの園芸品種が開発されています。

カンナの基本情報

カンナの基本情報は以下の通りです。

科・属カンナ科、カンナ属
和名カンナ(曇華)、ダントク(壇特)
英名Canna、Canna lily
学名Canna spp.
花の色赤、ピンク、オレンジ、黄、白など
原産地中南米、熱帯アジア
開花期6〜10月

カンナの花の特徴

カンナの花には雄しべが6本ありますが、そのうちの5本はヘラの形をした花びら状になっており、本来の花は中心に小さく咲いています。花全体の形はアヤメ科のグラジオラスに近く、間違えられるほどです。カンナにはショウガに似た球根ができ、春になると新芽を出します。

カンナの育て方

カンナは水はけの良い場所で育てましょう。また、花付きを良くするためには日当たりも重要です。土は通気性と水はけが良く、栄養分の多いものが向いています。自分で配合するなら小粒の赤玉土6:腐葉土4の割合で、または市販の園芸用の培養土でも十分に育ちます。

水やりは地植えのときは強く乾燥しているときだけ、鉢植えなら土が乾いてからたっぷりとやりましょう。肥料は植え付け時に緩効性肥料を土に混ぜておき、9月までは1カ月に1回追加するとよいでしょう。

カンナの球根を大きくするために種に栄養を取られないよう、花が終わったらすぐに付け根から切り落とします。そして秋に葉が枯れた後は、株元から2〜5cmほどの位置で茎を切りましょう。カンナは丈夫な植物なので、病害虫の心配なく育てられます。

カンナは球根で増やせる

カンナは種のほか、球根で増やすこともできます。カンナは5℃以下で休眠、0℃以下では枯れてしまうほど寒さに弱い花です。そのため寒冷地では10月になったら球根を掘り出し、10℃以下の場所で貯蔵しておきます。

カンナを増やすなら4〜5月になり、再度球根を植え付けるときに分球しましょう。球根のくびれ部分で分けるのですが、それぞれに新芽が2〜3つ付くようにします。

カンナ科の種類と品種

カンナ科の種類と品種

カンナ科カンナ属はカンナだけであり、ほかの植物の仲間はありません。園芸品種は1,000以上も開発されていて、花色はどれも鮮やかでバリエーション豊富。花と葉は単色だけでなく班入りの品種もあり、草丈は40〜200cmほどと種類により異なります。

「カラーリーフ・カンナ」は葉を楽しむタイプのカンナの総称です。たとえば「カンナ・ダーバン」の葉には最初は赤い縞模様がありますが、生長後は緑の縞模様に変化します。

トロピカル系

トロピカル系は初夏から晩秋まで、長期間花が楽しめる品種です。小さめな矮性品種のため12cm鉢で育てられ、草丈40cmほどで開花します。 ・ブロンズスカーレット:ブロンズ(赤銅色)の葉が特徴的で、赤色の花をつける品種。トロピカル系の中では開花時期が遅め。 ・レッド:赤色の花をつける品種で、やや分枝は少ない。 ・コーラル:サーモン系の桃色の花が特徴。よく分枝し、同トロピカル系のローズよりも草丈はやや高い。 ・イエロー:花は黄色地に淡赤色の班が入る品種。トロピカル系の中で開花がもっとも早く、分枝は多い。

F1サウスパシフィック系

F1サウスパシフィック系はトロピカル系に連なる種子系のカンナで、世界初のF1品種(交配・ハイブリッド種)です。既存の品種よりもよく分枝し、花をたくさんつけるので庭が華やかになります。12cm鉢では草丈40cmほど、露地栽培では草丈50cmほどで開花する品種です。 ・スカーレット:明るめの緋色の花をつける大輪種。 ・アイボリー:乳白色の花をつける品種。やや細身の草姿で、基部の分枝性に優れている。 ・ローズ:鮮やかなローズ色の花が特徴。やや丸弁で、F1サウスパシフィック系の中では小さめ

カンナにまつわる伝説、逸話

カンナにまつわる伝説、逸話

カンナにまつわる伝説と逸話を紹介します。原産地に近いインドでは、カンナの花の赤はブッダの血の色からといわれています。また、アメリカからヨーロッパにカンナを持ち込んだのは、コロンブスとされています。

カンナとブッダ(仏陀)の伝説

カンナの花の赤色は、ブッダ(仏陀)が流した血の色とする伝説があります。

ある日ブッダの強い霊力を妬んだ者が山の上で待ち伏せをし、下を通るブッダを狙って大岩を落としました。大岩はブッダの足元に落ちて砕けましたが、その石片がブッダの足の指に当たり、血が流れ出てしまいました。そして大地に染み込んだその血から、赤いカンナが咲いたといわれています。この伝説から、カンナには「ダントク(壇特)」の名も付いています。

カンナとコロンブスの逸話

カンナはコロンブスにより、ヨーロッパに持ち込まれました。15世紀のイタリアの探検家のクリストファー・コロンブスは、大西洋を横断してアメリカ大陸を発見。そのときにトウモロコシやタバコ、マリーゴールドやコスモスなどと一緒に、カンナもヨーロッパに持ち帰ったといわれています。

まとめ

カンナの花言葉には「妄想」と「情熱」などがあり、花の色鮮やかさや大きな葉からなるトロピカル雰囲気に由来しています。夏の庭を華やかにし、見る人に活力を与えてくれます。病害虫の心配がなく、冬の寒さ以外には強い丈夫な花なので、園芸初心者でも育てやすいでしょう。

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