MENU

オシロイバナの花言葉と誕生花|花名の由来と基本情報もあわせて紹介

オシロイバナは別名「夕化粧」、午後の4時ころに花が開きほのかな香りが漂います。花名は、種の粉をおしろいのように、子どもが顔に塗って遊んでいたことにちなんでいるそうです。次の日の午前には花をつぼめてしまいます。夜に咲く魅力的な花です。

オシロイバナってどんな花?

オシロイバナってどんな花?

オシロイバナは夏にロート状の花を咲かせます。花の色は、赤、ピンク、オレンジ、黄色、白、絞り模様などがあり、バリエーションに富んでいます。夕方4時ころから咲き始め、翌日午前中には花がしぼんでしまう1日花です。

花の付き方は集散花序(しゅうさんかじょ)といって、花軸の先の花が咲くと、その下から軸を出して次の花を咲かせ、それを繰り返す咲き方です。オシロイバナが次から次へと咲くのはこの咲き方だからです。花が終わるとすぐに丸い黒色の実をつけます。この中に胚乳があり白粉(オシロイ)になります。

花丈は100cmくらいで、葉脈から枝が出るので横に広がり、こんもりした形になります。

ペルーや南アメリカが原産ですが、江戸時代に日本に観賞用として入ってきたそうです。繁殖は実生で、日当たりが良いところでは土壌を選ばず繁殖します。現在では日本の各地に広がり、道端や河川敷、公園などでよく見かけます。

花の奥の付け根には蜜があり、昔は子供が蜜を吸って楽しんでいたようです。この蜜を主にスズメガが吸いに来ます。

昔から子どもの遊びによく使われていますが、根と種には「トリゴネリン」という毒があるので、誤って口に入れにようにしましょう。

オシロイバナの花言葉

オシロイバナの全般の花言葉は「臆病」や「内気」、「恋を疑う」です。

オシロイバナ英語の花言葉

オシロイバナの英語の花言葉は「timidity(臆病)」です。

オシロイバナの花名と花言葉の由来

オシロイバナ花名と花言葉の由来

オシロイバナは白粉花と書きます。花の黒い種の中の胚乳がオシロイのような白い粉であることからついた名前です。実際に江戸時代では白粉の代用品に使っていたようです。

花言葉は夕方に人目を避けるように花を咲かせることに由来しています。

オシロイバナ花名の由来

オシロイバナの種の粉が白粉に似ているのでオシロイバナですが、別名では「夕化粧(ユウゲショウ)」です。オシロイバナは夕方4時ころ花が咲き、花がお化粧のような匂いを放つことから夕化粧とも呼ばれています。

英名は「Marvel of Peru(ペルーの不思議)」です。オシロイバナは、ペルーなどが原産、同じ枝に色の違う花が咲く種類の花があるためです。別名では、午後4時に花が咲くことから「午後4時(Four o’clock)」とも呼ばれています。

中国では、「洗澡花」夕方体を洗う時間に咲く花、ほかに「煮飯花」ご飯を炊く時間に咲く花といわれているそうです。

オシロイバナ花言葉の由来

オシロイバナの花言葉、「臆病」や「内気」は夕暮れに人目を避けるようにひっそりと咲くことに由来しています。「恋を疑う」は、1つの枝に色の違う花が咲くことがあるためです。

オシロイバナが誕生花なのは何日?

オシロイバナが誕生花なのは何日?

オシロイバナは、7月28日、8月1日、8月2日、8月23日の誕生花です。

オシロイバナの基本情報

オシロイバナの基本情報

オシロイバナは夏に花径が2~3cmのロート状の花を咲かせます。夕方4時くらいから咲き始め、次の日の午前中にはしぼんでしまいます。夏の間次から次へと花を咲かせ、赤、オレンジ、黄色、白、ピンク、ローズ色、紫、絞り咲きもあります。1株に色の違う花を咲かせる種類もあります。

オシロイバナには花びらがなく、ピンクや黄色の花びらのように見えるのは、萼(がく)です。花の根元に萼のように見える緑の部分は、総苞(そうほう)といいます。草丈は30~100cmになります。

オシロイバナは種から簡単に育てられますが、寒さに弱いので、寒い地方では1年で終わりになります。関東より西の地方では、冬の間は地上部分は枯れていますが根は生きているので、次の年にはまた花を咲かせます。オシロイバナは多年草です。

オシロイバナの季節・開花時期

オシロイバナは夏の花です。オシロバナの種は5~6月ころまきます。早ければ7月には花を咲かせます。

開花期は7~10月です。

1つの花は1日でしぼんでしまう1日草ですが、とぎれることなく新しい花が咲き続け、長い間観賞が楽しめます。

オシロイバナの名称・原産地

オシロイバナの名称・原産地です。

科・属オシロイバナ科オシロイバナ属
和名白粉花、別名:夕化粧
英名Marvel of Peru(ペルーの不思議)、 Four o’clock(午後4時)
学名Mirabilis jalapa(Mirabilisはラテン語で不思議なという意味、jalapaはメキシコの町の名に由来する)
原産地ペルー・メキシコなど熱帯アメリカ

オシロイバナの種類

オシロイバナの種類

オシロイバナの種類です。 ブロークンカラーズ:1株に花色が混ざって咲く種類です。赤や黄、赤や白など花色が混合します。 フタエオシロイバナ:根元の萼が花のように色づき、花と萼が二重咲きのように見える花です。 微笑みがえし:フタエオシロバナの種類ですが、花が二段に咲くタイプです。 ナガバナオシロイバナ:花の色は白で中心部は赤色、花の茎が長く10cm(普通は5cmくらい)ほどあります。

オシロイバナを使った遊び

オシロイバナを使った遊び

オシロイバナには古くからの遊びがいくつかあります。

白粉にして遊ぶ:オシロイバナの種から白い粉を取って鼻筋に白粉のようにぬって遊ぶ。 パラシュートにして遊ぶ:オシロイバナの花と苞の部分をそっと引っ張ると、めしべが残るので、花の部分をもって上から落とすと、パラシュートのようにひらひら落ちていきます。 花の汁で染めて遊ぶ:オシロイバナのピンクや赤など色のある花をつぶして汁を作ります。爪に塗ってマニキュアにして遊びます。

1 2
よかったらシェアしてね!