エニシダの花言葉の意味・由来|花の特徴や種類・誕生花も紹介

2020 11/12
エニシダの花言葉の意味・由来|花の特徴や種類・誕生花も紹介

長く伸びた枝の先に春から初夏にかけて咲かせる鮮やかな黄色の花が特徴的なエニシダ。初心者でも比較的育てやすい低木としても知られており、満開の時期になると花からはとてもいい香りが漂います。そんなエニシダにはどんな花言葉が存在するのでしょうか?由来やその他豆知識も紹介します。

目次

エニシダの花言葉とその由来

エニシダの花言葉とその由来

エニシダにはどのような花言葉が存在するのでしょうか?由来や西洋(英語)の花言葉も合わせて紹介します。

エニシダの花言葉

エニシダの花言葉は「謙遜」「卑下」「清楚」「清潔」「豊穣です。

エニシダの花言葉の由来

それぞれの花言葉の由来を紹介します。

「謙遜」「卑下」

あまり印象の良くないこの花言葉は、とあるフランスの伝説に由来します。

物語の詳細は以下の通りです。

ある国の王家のもとに2人の兄弟がいました。ある時、弟は王位を狙って兄を殺してしまいます。弟は自らの乱暴な行いを悔い、城を飛び出して巡礼の旅にでます。彼はエニシダの小枝と旅を共にし、その小枝に向かって毎晩懺悔の言葉を放ったといいます。

「清楚」「清潔」

これらの言葉は、エニシダの枝が掃除用のホウキとして使われていたことに由来します。今ではハロウィンという言葉を聞くと連想される魔女がまたがっているホウキも、エニシダの枝からできているといわれています。

ヨーロッパなどの地域では、庭にエニシダがある家庭は主婦が強くなるという言い伝えがあるともいわれ、家庭と深い関わりがある植物として知られています。

「豊穣」

開花時期になると一つの枝に多くの花を咲かせるエニシダ。その花の重みで枝が垂れ下がる姿から豊穣という花言葉が誕生しました。また、イギリスではエニシダが穀物などの豊作を意味するといわれています。

エニシダの西洋(英語)の花言葉

エニシダの花言葉は英語で「humility(謙遜、卑下)」「neatness(清潔)」です。

エニシダ花名(和名・英名・学名)とその由来

エニシダ花名(和名・英名・学名)とその由来

エニシダの和名・英名・学名にはそれぞれどのような由来が存在するのでしょうか?

エニシダの花名(和名)とその由来

「エニシダ」は和名で、漢字では「金雀枝・金雀児」と表記されます。

「エニシダ」という呼び名は、ラテン語で小低木を意味する「genista」が元々の語源で、そこからスペイン語の「hiniesta(イニエスタ)」、オランダ語の「genista(ヘニスタ)」などが混ざって、日本に輸入された際に音が変形したという説があります。名前に”シダ”の文字が含まれていますが、一般的に多くの人が想像するシダ類の仲間とは異なり、エニシダは1m〜4mほどの低木です。

エニシダの花名(英名)とその由来

英名は、ホウキを意味する「Broom(Scotch broom)です。これはエニシダの枝が、掃除用のホウキとして使われていたことに由来します。空飛ぶ魔女のホウキもこの枝からできているとされています。

エニシダの花名(学名)とその由来

学名は「scoparius(スコパリウス)」です。この単語はギリシャ語で「ホウキ状の」を意味し、エニシダの枝が古くからホウキとして使われていたことに由来します。エニシダにはホウキにまつわる話がたくさんありますね!

エニシダに関する言い伝え

エニシダに関する言い伝え

エニシダは昔の人々の生活との関係性が深く、聖書にも登場します。上記でも説明しましたが、エニシダはフランスの伝承にも登場する花で、古くからヨーロッパにゆかりのある花です。

以下はそのフランスの物語の詳細です。

ある国の王家のもとに2人の兄弟がいました。ある時、弟は王位を狙って兄を殺してしまいます。弟は自らの乱暴な行いを悔い、城を飛び出して巡礼の旅にでます。彼はエニシダの小枝と旅を共にし、その小枝に向かって毎晩懺悔の言葉を放ったといいます。

エニシダの種類・品種

エニシダの種類・品種

エニシダにはいくかの品種が存在します。

エニシダ(Cytisus scoparius)

4月~6月頃になると一つの枝に黄色い花をたくさん咲かせるエニシダの一般的な品種です。日本で一番多くみられるのがこの品種で、公園や海岸沿いなどの公共敷地でも植えられています。耐寒性があり、ー5℃まで耐えられるため日本では広い地域で栽培が容易にできます。日当たりと水はけの良い場所を好みます。

ヒメエニシダ(Cytisus x spachianus)

ヒメエニシダは30cm~1m程の高さで小さく、庭植えや鉢植えでも管理が可能なので、日本でも人気の高い品種です。普通のエニシダと比較すると耐寒性は弱く、気温が7~8℃を下回ると枯れてしまいます。そのため、育て方にはやや工夫が必要で、鉢植えにして冬になると室内に移動させるのが良いとされます。

ホホベニエニシダ(C. scoparius ‘andreanus’)

ヨーロッパが原産であるホホベニエニシダは、5月~6月頃に花を咲かせます。花弁に大きな赤いぼかしが入っているのが特徴で、それを頬紅(ホホベニ)に見立てられたことが名前の由来です。アカバナエニシダという別名も存在します。

シロバナエニシダ(Cytisus multiflorus)

純白な花を咲かせるシロバナエニシダは、一般的なエニシダと同じく耐寒性があり、3m~4mほどにまで成長するやや樹高が高い品種です。花の純白さと枝の濃い緑のコントラストが非常に美しく、園芸品種として日本でも高い人気があります。

エニシダはいつの誕生花?

エニシダはいつの誕生花?

エニシダは、3月12日、3月30日、4月14日の誕生花です。

エニシダの基本情報

エニシダの基本情報

エニシダの基本情報は以下の通りです。

科・属マメ科・エニシダ属
和名エニシダ(金雀枝・金雀児)
英名Broom、Scotch broom
学名Cytisus Scoparius
花色黄・赤・白・ピンク・オレンジなど
原産地地中海沿岸
開花期5月~6月

エニシダの特徴

エニシダの特徴

エニシダ属は常緑/落葉性の低木で、地中海沿岸が原産です。原産地が乾燥しやすい地域であるため、無駄に水分が蒸散しないよう葉の面積が小さいのが特徴的です。葉が小さければ光合成ができる面積も少ないのですが、その分緑色の枝でも光合成が行われるような構造になっています。

エニシダの開花時期は5月〜6月で、鮮やかな黄色の花をたくさん咲かせるのが特徴です。現在は品種改良も進んでいて、黄色以外の色の園芸品種も出回っています。基本的には耐寒性もあり育てやすく、寿命は10年ほどといわれています。花の重みで枝が垂れ下がる姿も独特で、開花時期でなくても見る人を飽きさせません。

花の芳香は柑橘系の爽やかで甘い香りで、スパイシーさと甘さを掛け合わせたような印象をもちます。満開時期は、非常に良い香りを漂わせます。

また、エニシダは木全体的に有毒成分を有します。マメ科は食用として知られる植物も多いのですが、この植物の場合は誤って口にしてしまうと、嘔吐、呼吸困、頭痛などの症状を引き起こす可能性があります。したがって、お子さんやペットがいる家庭での栽培は十分に注意が必要です。

エニシダと同じマメ科の花は?

エニシダと同じマメ科の花は?

エニシダが属するマメ科には、その名の通り食用の豆として知られる植物がいくつか存在します。代表的なのは「ソラマメ」「エンドウマメ」「落花生」「アズキ」などです。

まとめ

エニシダの花言葉はいかがでしたか?上記で紹介したように、冬の寒さ対策や、木全体に有する有毒成分には注意が必要ですが、エニシダは比較的育てやすい植物です。ヨーロッパでは強い主婦を連想させるように、家庭との深い関係性の花言葉をもつこの植物を、是非お家のガーデニングに取り入れてみてはいかがでしょうか?

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