カタクリ(片栗)の花言葉・由来|花の特徴や誕生花は?怖い意味も?

2020 12/10
カタクリ(片栗)の花言葉・由来|花の特徴や誕生花は?怖い意味も?

初春に咲いて春の訪れを知られてくれるカタクリ。うつむいて花を咲かせることが特徴的で、日本でも古来から人々に親しまれてきました。そんなカタクリにはどんな花言葉が存在するのでしょうか?由来やカタクリにまつわるその他豆知識も合わせて紹介します。

目次

カタクリ(片栗)の花言葉の意味と由来

カタクリ(片栗)の花言葉の意味と由来

カタクリにはどのような花言葉が存在するのでしょうか?由来なども合わせて紹介します。

カタクリ全般の花言葉

カタクリには、「初恋」「寂しさに耐える」「嫉妬」などの花言葉が存在します。

カタクリの花言葉の由来

それぞれの花言葉の由来を紹介します。

花言葉「初恋」

花言葉「初恋」は、うつむいて咲く様子が、まるで恥じらってしまい自分の想いを上手く伝えられない、せつない初恋の気持ちを連想させることに由来するとされています。
日本が原産地とされるカタクリは、『万葉集』などの和歌にも、控えめで可憐な花(少女として詠むなど)として親しまれています。

花言葉「寂しさに耐え抜く」

花言葉「寂しさに耐える」も同様に、下を向いてうつむいて咲く様子に由来します。また一説には、地中で休眠する期間が長いカタクリの特徴も関係しているともいわれています。

花言葉「嫉妬」

木陰や山中で密かに花を咲かせるカタクリには、「嫉妬」といった花言葉も存在します。うつむいて咲く姿や紫色のとがった花の形を嫉妬の炎に見立てていることが由来といわれています。

カタクリの西洋(英語)の花言葉

カタクリの花言葉は英語で「First love(初恋)」「Endure loneliness(寂しさに耐える)」「jealousy(嫉妬)」です。

カタクリ(片栗)の花名(和名・英名・学名)と由来

カタクリ(片栗)の花名(和名・英名・学名)と由来

カタクリの和名・英名・学名にはそれぞれどのような由来が存在するのでしょうか?

カタクリの花名(和名)とその由来

カタクリはこの植物の和名です。

日本人とカタクリの歴史は長いこともあり、この和名がつけられた起源は諸説あります。

  • 籠が傾いたように咲く花姿から「かたかご(堅香子)」と呼ばれていた
  • 小さな百合に似ていることから「かたこゆり」と呼ばれていた
  • 鹿子模様の葉を一枚だけつける特徴から「かたはかのこ(片葉鹿子)」と呼ばれていた

昔の日本人がつけたこれらの呼び名が転じて、現代の和名「カタクリ」が誕生したとされています。

カタクリの花名(英名)とその由来

英名は「Katakuri」「Dogtooth violet(犬歯のスミレ)」です。

和名と同じように呼ばれるのは、原産地が日本であるためだと考えられます。また、「Dogtooth violet」は、カタクリの花びらが犬の歯のように見えることに由来します。

カタクリの花名(学名)とその由来

カタクリの学名は「Erythronium japonicum(エリスロニウム・ジャポニカム)」です。

「Erythronium」は、ギリシア語で赤を意味する「erythros」が語源で、ヨーロッパ原産のカタクリの原種が赤い花を咲かせることに由来しています。

カタクリ(片栗)と万葉集

カタクリ(片栗)と万葉集

日本では古くから自生するカタクリは、奈良時代の万葉集にも詠まれています。ここでは、その中でも有名な貴族・歌人である大伴家持の作品を紹介します。

もののふの 八十少女(やそをとめ)らが 汲みまがふ 寺井の上の 堅香子(かたたご)の花
<現代語訳>
少女たちが賑やかに水を汲む、寺の井戸の傍らに咲く可憐なカタクリの花よ。

少女たちが集まってにぎやかに水をくむ姿を、群生するカタクリの姿に託して詠んだ歌です。大伴家持の優れた感性が表れている、非常に素敵な作品ですね。

カタクリと片栗粉

カタクリと片栗粉

精製量が少ないため、現在流通している片栗粉の多くはジャガイモ(ばれいしょ)やサツマイモから抽出されるデンプン粉で作られています。しかし、かつてはカタクリの鱗茎(球根)から抽出されるデンプン粉が用いられていたのです。そんなばれいしょでん粉が未だに片栗粉と呼ばれているのには、一体どんな背景があるのでしょうか?

時代は江戸までさかのぼります。片栗粉は食用だけでなく、消化がよいことから病後の滋養薬としても使われ、お湯で溶かして飲まれていたともいわれています。しかし、1つのカタクリから作られるデンプン粉はとても少なかったため大量のカタクリが採取され、その数は江戸時代末期には大幅に減少しました。
そんな中、明治時代にはいると北海道でばれいしょ(ジャガイモ)の栽培が盛んになります。安く大量生産が可能であったばれいしょを原料とするでん粉は、加熱すると透明で粘着性の高い糊液が得られるなどといったカタクリから作られるでん粉と非常に似た性質を持っていたため、片栗粉として使用され、流通するようになりました。
このようにして、ばれいしょでん粉は片栗粉の呼び名をもつようになったのです。

誕生花がカタクリ(片栗)なのは何日?

誕生花がカタクリ(片栗)なのは何日?

カタクリは、1月28日、3月24日の誕生花です。

カタクリ(片栗)の基本情報

カタクリ(片栗)の基本情報

カタクリの基本情報は以下の通りです。

科・属 ユリ科・カタクリ属
和名カタクリ(片栗)
英名 Japanese dog’s tooth violet
学名 Erythronium japonicum
花色紫・白・ピンク・黄
原産地 日本、東アジア
開花期 3月~4月

カタクリの季節・開花時期

カタクリは日本各地で栽培されています。花が咲く季節はまだ寒さが感じられる初春ですが、温暖な場所では3月下旬が見頃であったり、比較的寒い地域では6月頃であったりと、場所や地域によっては見頃になる時期が異なります。

自生しているカタクリの多くは絶滅危惧種に指定され、大切に保護されています。カタクリの見頃を逃さないためにも、是非各地の開花情報をチェックしてみてください。また、開花時期に合わせて「カタクリ祭り」を開催する地域もあるので、足を運んでみるのもいいですね。

カタクリ(片栗)の特徴

カタクリ(片栗)の特徴

高さ20cm~25cmほどにまで成長し、葉は横に広がるので飛び出すように小さな花を咲かせるカタクリ。ユリに似た花姿をしており、下を向くようにうつむいて咲かせるのも特徴的です。花色は淡い紫色が有名ですが、黄色や白など他の色の園芸品種も多数存在します。

初春に開花時期を迎えますが、その後初夏には葉を失い夏眠してしまうので、実際には一年間で春の数ヶ月しか地上に姿をあらわしません。自生しているカタクリの球根は地下数10cmほどの地中に作られるので、簡単に掘り起こすことはできません。採取する場合はクワなどの道具が必要で非常に困難な作業になります。

カタクリ(片栗)と同じユリ科の花は?

カタクリ(片栗)と同じユリ科の花は?

ユリ科には世界に220属3500もの種が存在するといわれています。
そのなかでも代表的な種類として、ユリ・チューリップ・アルストロメリア・ホトトギスなどが挙げられます。

上の写真は、ユリ科の代表種ともいえる白いユリです。写真から見てわかるように、花びらの形状がどこかしらカタクリと似ていますよね。

まとめ

今回は、カタクリの花言葉、基礎知識、その他豆知識を紹介しました。様々な歴史や、背景があって非常に奥が深い植物でしたね。前述の通り、カタクリは地域によっては大切に保護されています。是非カタクリの名所に足を運んで、花言葉なども思い浮かべながら鑑賞を楽しんでみてください。

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