蓮(ハス)の花言葉と由来!色別、海外の花言葉や意味も紹介

2020 10/30
蓮(ハス)の花言葉と由来!色別、海外の花言葉や意味も紹介

神聖なイメージの蓮の花には、明るい意味の花言葉とちょっと怖い意味の花言葉があるのをご存知でしょうか?これには仏教だけでなく、ギリシャ神話も関係があるのです。気になる蓮の花言葉と由来を見ていきましょう。

目次

蓮(ハス)の花言葉と由来

蓮(ハス)の花言葉と由来

まずは蓮全体に共通する花言葉を、明るい意味と怖い意味に分けて見ていきましょう。

明るい意味の蓮(ハス)の花言葉

清らかな心

池など水辺に咲いている印象の蓮ですが、実は泥水の中で育ちます。優雅な花からはイメージしにくいですが、泥水が濃ければ濃いほど美しくきれいな花を咲かせると言われています。泥水、つまり苦境の中からでもきれいな花を気高く咲かせることから、この花言葉がつけられたと言われています。

もう一つ説があります。それはインドでは極楽浄土は蓮の形をしていると考えられていることから、清らかな心という花言葉がついたという説です。

雄弁

「雄弁」とは力強く説得力を持って話すことです。この花言葉はエジプト神話が由来となって名付けられたと言われています。
もともとは豊穣の神であったオリシスは、小麦の栽培などが成功し国民から支持されていました。しかし、これに嫉妬した弟のセトに殺されてしまいます。悲しんだオリシスの妻イシスは自分の持つ魔力も使ってオリシスを復活させます。こうしてオリシスは「冥界の王」となり、死者の魂を審判する神となりました。オリシスは蓮の台座に座り、42箇条にもわたる質問で死者の魂を審判しました。復活後、オリシスは雄弁になったそうで、このことから「雄弁」という花言葉がつけられました。

神聖

「神聖」という花言葉は仏教が由来でつけられたと言われています。
生まれたばかりのお釈迦様が歩き、その足跡から蓮の花が咲いたことから「神聖」とつけられたという由来です。またその後の第一声が「天上天下唯我独尊」であったことも関係していると言われています。ちなみに、「天上天下唯我独尊」は「自分だけが偉いのだ」という意味にとらえられている側面がありますが、実際には「全ての人は平等で、どんな人も尊い目的を果たすために生まれてきたのだ」という意味だそうです。

沈着

中国では蓮は君子(徳が高く、品位のある人格者)の花とされています。物事に動じない君子の様子から「沈着」という花言葉がつけられました。

ちょっと怖い意味の蓮(ハス)の花言葉

離れゆく愛

蓮の花が咲く期間はとても短く、4日目には花が散り始めてしまいます。また、花びらが一枚一枚散ってしまうことから、愛から心が離れていく様子の花言葉がつけられました。

救ってください

この花言葉は仏教が由来になっています。お釈迦様に対して「私もあなたのような、悟りの世界に連れて行ってください」という救済への願いが込められています。


蓮(ハス)の海外(中国・西洋)の花言葉

中国での花言葉

清純的心(清らかな心)
君子

西洋での花言葉

英語:eloquence(雄弁)estranged love(離れゆく愛)
フランス語:éloquence(雄弁)amour aliéné (疎遠な愛)perfection et pureté(完璧さと純度)
オランダ語:vreemde liefde(他人行儀な愛)

色別の蓮(ハス)の花言葉

色別の蓮(ハス)の花言葉

白の蓮(ハス)の花言葉

白色の蓮は「純白」「純心」という、白色のイメージそのままの花言葉がつけられています。

ピンク色の蓮(ハス)の花言葉

ピンク色の蓮の花言葉は「信頼」です。仏教に関する絵画にもよくピンクの蓮が描かれていますよね。ゆったりとした優しい気持ちになれる、安定感のある気持ちになれることから「信頼」がつけられたと言われています。

赤、青、紫色の蓮(ハス)の花言葉

赤、青、紫色の蓮は自然界には存在しない色なのですが、仏教的には意味があると言われています。

赤い蓮は、紅蓮のことで、ヒンズー教の女神ラクシュミーと、その夫ヴィシュヌ神の花とされています。紅蓮が描かれる場面では宝石を意味することが多いようです。

仏典では青蓮という言葉があるように、青い蓮について語られている部分があります。青蓮は「清廉潔白」を表しているとされています。

紫色の蓮は法師が買っていたオウムの舌から生まれたとされており、色のイメージも相まって高貴、神秘的な印象を持っています。

蓮(ハス)の基本情報

蓮(ハス)の基本情報
科・属ハス科ハス属
和名蓮(ハス)
英名Lotus, Indian lotus, Sacred lotus
学名Nelumbo nucifera
花の色白、ピンク
原産地インド亜大陸とその周辺
開花期7~8月

蓮が咲いている池などで、ハチの巣のようなものを見たことがありませんか?これは蓮の実に当たる部分です。穴がブツブツとあるのでちょっと不気味な感じもしますよね。蓮はもともと、この実の様子から「はちす」と呼ばれていました。その後、はちすが「はす」に変化していったと言われています。

蓮(ハス)を国花とする国は?

蓮を国花とする国はインド、マカオ、ベトナム(紅い蓮)です。

蓮(ハス)が誕生花なのは何日?

蓮は7月3日、7月8日、8月15日、9月26日の誕生花です。

蓮(ハス)に関する豆知識

蓮(ハス)に関する豆知識
睡蓮(スイレン)

蓮(ハス)と睡蓮の違いは?

蓮(ハス)と睡蓮(スイレン)はよく混同されるお花と言えます。どちらも水辺に浮かぶように咲いていますし、お花の形も似ている気がしますね!蓮と睡蓮の違いはお花が咲く位置、葉の形から見分けることができます。

蓮(ハス)睡蓮(スイレン)
花の咲く位置水面より高く咲く水面近くで咲く
葉の形切れ込みがなく丸い形でマットな質感切れ込みがあり、ツヤツヤしている

ちなみに睡蓮は「清純な心」「優しさ」「信頼」「純情」「信仰」と前向きな花言葉が多いのですが、「滅亡」というネガティブな花言葉も持っています!

ラーメンを食べるときのレンゲは蓮(ハス)と関係がある?

レンゲは蓮の花が由来となっています。レンゲは「散蓮華(ちりれんげ)」とも呼ばれ、読んで字のごとく、散った蓮の花びらに似ていることからその名前が付けられました。

おせち料理にはなぜ蓮根(れんこん)が使われる?

蓮根は蓮の根と書きますが、実は茎が大きくなったものです。泥の中に空気を運ぶための穴が開いているのですが、通常は中央に一つ、周りに9つの穴があります。

おせち料理の具材にはそれぞれ意味があります。例えば、黒豆は「まめまめしく働くように」という願いを込めて、昆布巻きはよろこぶという語呂合わせで縁起物として扱われています。同じように蓮根も、穴を覗くと遠くが見えることから「先を見通す」という縁起のいいことにつながるとされ、おせち料理に使われることが多くあります。

まとめ

蓮は古くから親しまれているお花だけあって、花言葉も仏教やエジプト神話を由来とするものが多くみられました。自然界に無い青、赤、紫色の蓮にも意味があるというのは蓮の歴史の長さを感じさせますね。
睡蓮と勘違いされやすい蓮ですが、比較的長く咲く睡蓮に比べ、数日しか咲かない蓮は見られたらラッキーかもしれませんね!

目次
閉じる