鉢植えオリーブの水やり方法と注意点。夏と冬では与える頻度が違う?

2020 10/08
鉢植えオリーブの水やり方法と注意点。夏と冬では与える頻度が違う?

オリーブは食用として果実やオイルを楽しむだけでなく、観葉植物やインテリアとしても人気です。鮮やかなシルバーグリーンの葉が印象的で、室内でも育てやすい鉢植えオリーブの上手な水やり方法と注意点を紹介します。

目次

鉢植えオリーブの水やり方法

鉢植えオリーブの水やり方法

オリーブは、屋外だけでなく屋内でも育てやすい観葉植物です。花言葉に『平和』『知恵』などがあります。

観葉植物として人気が高い鉢植えオリーブは、サイズ展開が豊富なため、部屋の広さや用途に合わせて自由にタイプを選べる点も人気の理由といえます。

ここでは鉢植えオリーブの水やり方法の基本と季節ごとのポイントを紹介します。

基本は土が乾燥してから

オリーブの原産地は、地中海地域や北アフリカなどです。乾燥した気候を好む傾向にあるため、乾燥しないうちに水をやりすぎるとオリーブを枯らす原因になります。基本は土が『乾燥』してから、たっぷりと水やりしましょう。

乾燥のタイミングの見極めにはコツがいります。完全に土が乾いてしまうと、生育不良を起こしてしまう可能性がある一方で、乾燥する前に水を与えると根腐れを起こしてしまう可能性があります。

見極めるときは、『鉢植えの土表面が白っぽくなってきたか』をチェックすると分かりやすいでしょう。根がしっかりと水分を吸収できるように、水を与えるときは鉢皿から水が溢れ出すくらい十分に与えましょう。

夏の水やりのポイント

暑い夏場における水やりのポイントは、『乾燥しすぎないうちに水を与えること』です。夏は鉢植えの土が乾燥しやすく、またオリーブの成長期なので毎日水やりをしても問題はありません。

ただし湿気が多い環境下では、土の乾燥状態を確認してから水やりしましょう。日中の暑い時間に水やりをすると、鉢内の水分が高温になり、湿気がたまって根腐れを起こす危険性があるので早朝や夕方の涼しい時間帯に水やりするのもポイントです。

冬の水やりのポイント

休眠期である冬場は、根から水の吸収力が弱まります。そのためあまり水やりの必要はありません。土の表面が白っぽく乾燥していても、中にはまだ水分が十分に残っている場合があります。

土に約10cmほど串を挿し先端部分が湿っていなければ、水やりしましょう。また水やりの時間帯も注意しなくてはなりません。朝晩は冷えるため、冬の水やりは『日中の温かい時間』に行いましょう。

水やりするときのコツと注意点

水やりするときのコツと注意点

鉢植えオリーブに水やりするときには、どのようなポイントを押さえておくとよいのでしょうか?水やりする際に心掛けたいコツと注意点、旅行などで家を空けるときに知っておきたいアイデアを紹介します。

葉にも水をあげる

植物は根からだけでなく葉からも水分を吸収します。美しいシルバーグリーンの葉は、オリーブの魅力の一つです。葉の美しさを保つために、霧吹きなどを使って『葉水』を行いましょう。

葉水には水分を与えるだけでなく、葉に付着したホコリや汚れを取り除く役割もあります。葉水の後は、やさしく表面を拭き取ってください。

また葉の裏面への葉水も忘れてはいけません。葉を食べる病害虫は、表面だけでなく裏面にも生息しています。葉水で湿気を高くすることで、病害虫が生息しにくい環境をつくりましょう。

鉢皿に水をためない

オリーブの水やりは鉢底から水が溢れるくらいたっぷりと与えます。鉢皿にたまった水はそのままにせず、捨てるようにしましょう。

鉢皿にたまった水を放置すると、土が長い間湿って『根腐れ』を起こしたり、不潔な水から『病害虫が発生』したりする可能性があるため注意が必要です。

旅行中は便利グッズを活用しよう

旅行などで家を離れるときには、便利グッズを活用すれば留守中も水やりの心配はいりません。水やりの便利グッズはさまざまな商品があり、留守の期間によって使い分けられます。

たとえば3日以内ならば、『園芸用保水材』がおすすめです。保水材とは、水を吸収するとゲル状になる高分子化合物です。出かける前に保水材を鉢にまいておけば、土が乾燥すると自然に水分を与えてくれます。

また5日程度の家を空ける場合は、『簡易給水器』を活用しましょう。簡易給水システムは、ホースやひもを水が入った容器と土にセットするタイプなどが一般的です。

1週間以上家を空ける場合には、自動で水やりが可能な『電動タイプの水やり器』を活用しましょう。

水やり以外にも大事な日々のお手入れ

水やり以外にも大事な日々のお手入れ

水やりだけでは、元気なオリーブは育ちません。オリーブの特性に合った環境で育てることが大切です。水やり以外で必要なオリーブのお手入れ方法を三つ紹介します。

日の当たる場所に置く

オリーブは日光が大好きな植物です。屋外は基本的に日の当たる環境下ですが、屋内で育てる場合にはベランダや窓際など、『日当たりのよい場所』に置くようにしましょう。

特にオリーブの成長期である春から秋にかけては、可能であれば晴れた日に屋外に出すなど、より多くの日光に当ててあげましょう。成長期に日光に当たることで、ぐんぐんと大きく成長できます。

オリーブ用の土を使う

オリーブは湿気に弱いことから、鉢植えで育てる際には通気性と水はけのよい『専用の土』を選びましょう。

また水もちのよさも重要なポイントです。水はけと水もちは、相反する特徴のように思えますが、オリーブ用の土は団粒構造になっているため水はけと水もちのよい土につくられています。

鉢植えオリーブを育てる場合には、pHは7.0〜7.5にあらかじめ調整しておくのがよいとされています。自分でブレンドすることも可能ですが、初心者はオリーブ専用の土を購入して使うのがおすすめです。

肥料は年に3回与える

鉢植えオリーブは、鉢の土内にある養分を吸収して成長します。しかし鉢内の土は限られた量の土しかないため、オリーブの成長と共に養分が減少するため、施肥は欠かせません。

時期は、鉢植えオリーブでは2月・6月・10月の年3回、適量の肥料をあげるとよいとされています。

2月頃の春は、オリーブの新しい枝葉が出る時期です。6月の夏前に肥料を与えることで、暑い夏季を耐えるだけの栄養を与えて、次の花芽の形成も助けます。

実がなる10月頃の施肥は、オリーブの果実が大きく育つとともに、結実によって消耗した株を回復させるのが目的です。

植え替えや剪定についても学ぼう

植え替えや剪定についても学ぼう

オリーブは初心者でも比較的育てやすい植物です。鉢植えオリーブを観葉植物として育てている人は、植え替えや剪定をしてあげましょう。

植え替えや剪定は、植物の外観をよくするだけでなく、元気な成長を促す役目もあります。ここでは鉢植えオリーブの『植え替えや剪定』について解説します。

植え替えする時期と方法

オリーブが成長してくると、鉢内に根がぐるぐると回って根詰まりを起こしてしまいます。根詰まりを起こすと、根から必要な養分や水分が吸収できずオリーブは元気に育ちません。

そのため、オリーブは1~2年に1回、3~4月頃にひとまわり大きな新しい鉢に植え替えてあげましょう。植え替え方法は以下の手順のとおりです。

  1. 新しい鉢に、鉢底ネットや鉢底石を敷き半分ほどオリーブ用土を入れる
  2. 古い鉢から根を傷つけないようにゆっくりと鉢からオリーブを出す
  3. 根をやさしくほぐす
  4. 古い根や腐った根はハサミで切り落とす
  5. 新しい鉢の中心部にオリーブを入れる
  6. 幹のまわりからオリーブ用土を鉢の縁下約2cmほど下まで入れる
  7. 最後にたっぷりと水やりする

剪定する時期と方法

鉢植えオリーブの剪定は1年に1回、3~4月もしくは10~11月頃がおすすめです。剪定手順は以下のとおりです。

  1. 清潔なハサミで枯れた枝を切る
  2. 交差している枝や絡み合う枝を切る
  3. 下向きや内側に伸びた枝を切る

剪定では不要な枝を枝元から切り落とします。オリーブは成長が早いため、新しい枝から葉が茂って通気性が悪くなるため、剪定して外観だけでなく通気性も確保しましょう。

剪定で注意すべき点は、『前年に新しく生えた枝を切らないこと』です。前年に生えた枝は果実を付けるため、切らずに取っておきましょう。

まとめ

オリーブは1年を通して、シルバーグリーンの葉が楽しめる人気の観葉植物です。水やりのコツや注意点さえ気を付ければ、比較的寒さにも強く丈夫な植物なので、鉢植えオリーブは室内でも育てられます。

また成長期には日光をたっぷりと浴びさせれば、初夏には白くて小さな花、秋には果実も楽しめます。元気に大きく育てるためには、必要に応じて施肥や剪定・植え替えも必要です。大事に育てて、オリーブの魅力を満喫しましょう。

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