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クリスマスローズへの肥料の与え方・頻度とおすすめ肥料

クリスマスローズは他の草花と開花時期が異なります。このため肥料を与えるタイミングや頻度がよく分からない人も多いのではないでしょうか。肥料の選び方や与える際に注意したいポイント、クリスマスローズにおすすめの肥料を紹介します。

クリスマスローズの肥料を使うタイミング

クリスマスローズの肥料を使うタイミング

クリスマスローズの花をきれいに咲かせるためには、最低でも年に2回は肥料を与える必要があります。いつ、どのような肥料を使えばよいのか、具体的に見ていきましょう。

1回目は花が咲く前から最盛期に

クリスマスローズは10月頃から生育期に入り、2~3カ月後に開花します。この時期に栄養が不足するとうまく生長できず、花も咲きにくくなるため、忘れずに肥料を与えましょう。12月以降の開花の最盛期にも、適量を追肥をしておきます。

使う肥料は、成分がゆっくりと浸透する『緩効性の化成肥料』です。10月の植え替え時には元肥として用土に混ぜ込んでおき、追肥の時は株の周辺にまいておきます。

また、鉢植えのクリスマスローズは、水やりのときに肥料成分が流れ出て栄養不足になることがあります。10~5月の生育期間中は、週に1度または10日に1度程度、液肥を与えて栄養分を補いましょう。

2回目は花が終わった後

クリスマスローズは花が咲き終わると、葉が育ち始めます。葉を大きく育てるためにも、花が終わる4月頃に2回目の施肥を行いましょう。

ここでも緩効性の化成肥料を与えますが、夏に肥料成分が残らないように注意が必要です。夏はクリスマスローズの休眠期なので、肥料が残っていると根腐れを起こしたり病気にかかったりしやすくなります。

6月以降は施肥を控え、土の上に残っている肥料は取り除いておきましょう。

クリスマスローズへの肥料の与え方と肥料不足にならないための注意点

クリスマスローズへの肥料の与え方と肥料不足にならないための注意点

肥料を正しく使わないと、植物は生長に必要な栄養素を十分に吸収できません。クリスマスローズを長く楽しむためにも、肥料の成分や上手な与え方を把握しましょう。

必要になる肥料の3要素

クリスマスローズには『窒素』『リン』『カリウム』の三つの要素をバランスよく与える必要があります。窒素には葉や茎を大きくする作用があり、不足すると葉が変色したり株が全体的に小さくなったりします。

リンは花や種をたくさんつけるために欠かせない要素です。カリウムは根を丈夫にして、病気への抵抗力をつけてくれます。

主要3要素以外にも、細胞分裂を促す『カルシウム』や葉の色素を強化する『マグネシウム』などの二次要素、『鉄』『マンガン』などの微量要素が必要です。

肥料を購入するときは、どの要素がどの程度含まれているのかを確かめておきましょう。

葉の色で状態をチェック

栄養分が足りているかどうかは、クリスマスローズの葉の色を見ると分かります。葉が全体的に黄色くなっているときは、窒素不足を疑いましょう。葉のフチや葉脈の間が黄色くなったら、カリウムやマグネシウムが不足しています。

逆に葉が育ち過ぎるのもよくありません。株が軟弱に育ち、花つきも悪くなってしまいます。葉の色や育ち具合をこまめにチェックして、肥料の量を調整しましょう。

肥料を使うときの注意点

植物は株元の根よりも、新しく伸び始めた根の方が、栄養分を活発に吸収します。緩効性の肥料は株の近くではなく、少し離れた場所にまきましょう。

鉢植えの場合は伸びた根が壁に当たることでさらに生長が活発になるので、鉢のフチに沿ってまいておくとよいでしょう。

液肥は希釈倍率をしっかりと守り、7~10日に1度、定期的に与えます。水やりのときと同じように土の表面が乾いてから、鉢底から流れ出るくらいたっぷりと与えましょう。変色する可能性があるため、葉や花に液肥が直接かからないように注意します。

クリスマスローズにおすすめの肥料は?

クリスマスローズにおすすめの肥料は?

庭植えのクリスマスローズには、基本的に固形の緩効性肥料があれば十分です。鉢植えの場合は液肥も用意しておきましょう。固形肥料と液肥のおすすめ商品を紹介します。

固形なら撒くだけで土も良くなる『花ごころ花と野菜の肥料』

窒素・リン・カリウムをバランスよく配合した、さまざまな草花や野菜に使える固形肥料です。天然腐植の働きにより、土にまいておくだけで土壌改良効果が期待できます。

化成肥料なのでカビや害虫が発生しにくく、鉢を室内に置きたいときも安心です。

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液肥なら定番の人気商品『ハイポネックス 原液』

液肥市場で50%以上のシェアを誇る人気商品です。リンを多めに、植物の生長に必要な栄養素が過不足なく配合されています。

このため水で薄めて定期的に与えるだけで、根がしっかりと育ち、花や実がたくさんつくようになります。鉢植えのクリスマスローズには1000倍に薄めたものを、1週間に1回の頻度で与えるとよいでしょう。

他の草花や野菜にも有効なので、1本あると重宝します。

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まとめ

クリスマスローズは花を咲かせるときと葉を生長させるときに、たくさんの栄養分を必要とします。開花2~3カ月前から葉が生長を終える夏前までは肥料を欠かさず、栄養分をしっかりと補給してあげましょう。

肥料成分が土の外に流れ栄養不足になりがちな鉢植えには、ハイポネックスなどの即効性のある液肥が効果的です。適切な施肥方法をマスターして、クリスマスローズの開花を楽しみに待ちましょう。

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