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ローズマリーの水やりの方法|頻度とタイミングで根腐れ回避!鉢植えの注意点も

小さな薄紫色の花が印象的なローズマリーは、地中海原産のハーブの一種です。ガーデニングに向いた植物なので、これから育ててみようと考えている方も多いでしょう。そこで気になるのが、水やりの仕方です。今回はローズマリーの水やり方法ついて、詳しくご紹介します。

ローズマリーの水やりの事前知識

ローズマリーは湿気が大敵

ローズマリーは湿気に強くない植物です。元気に育てるためには、土の水はけのよさが非常に重要なポイントになります。特に『土』と『水やりの頻度』には気を付けましょう。

水はけのよい土で湿度対策

ローズマリーを育てる際は、水はけのよい土を準備しましょう。悩んだときは、市販のハーブ用培養土が使えます。

生育途中で土の湿気が気になるようであれば、赤玉土やバーミキュライトを混ぜてみましょう。さらに軽石も混ぜると、水はけがよくなります。

また、日当たりのよい場所で育てるのも、ポイントの一つです。日陰では土に水分が残りやすく、湿気がこもりやすくなってしまいます。

多過ぎる水やりは根腐れや枯れる原因に

水のやり過ぎにも注意しましょう。根が弱り、枯れてしまう原因となります。

適度な水やりを行っていても、雨の日には水分過多になるほど、ローズマリーは繊細です。鉢植えなら室内への移動が簡単で、天候の影響をコントロールしやすくなります。

ローズマリーの水やり方法

ローズマリーの水やりの基本

ローズマリーを元気に育てるためには、水やりの方法が大きなポイントとなります。ここでは、基本的な水やりの仕方を押さえておきましょう。

土が乾いたら、たっぷりの水を与える

ローズマリーの水やりは、『タイミング』と『量』が大切です。土の表面が白っぽくなって、指で触っても水分を感じないくらいになったら『乾いている』と判断しましょう。そしてこのときが、水やりを行うタイミングです。

このとき、水はたっぷりの量を与えるようにします。その後、再び乾くまでの数日間は水やりは必要ありません。土が乾いたらたっぷりの水を与える、これの繰り返しです。

地植えなら水やりなしでもOK

ローズマリーは、地植えで根がしっかりと張るほどに生長していれば、水やりなしでも育ちます。土が雨水などの水分をためこんでいるので、それを吸い上げるだけで十分なのです。

ただし、あまりにも乾燥する天候が続き、葉が弱っているような場合は水やりが必要です。日々、目視で小まめに観察する習慣をつけましょう。

ローズマリーの鉢植えは水枯れに注意

鉢植えは水枯れに注意

ローズマリーは基本的に、湿気に弱い植物です。しかし、鉢植えの場合は地中に水分をためておけず、水枯れを起こしやすくなります。水不足による極度の乾燥には注意しましょう。

表面の土が白っぽくなるのが目安

鉢植えで育てる場合は、土の表面を毎日よく観察しましょう。白っぽくなって湿り気がなければ、水やりのタイミングです。ここで水を与えなければ、水枯れにつながってしまいます。

葉の変化から、土の乾燥を見分ける方法も知っておきましょう。ローズマリーは、土が乾燥すると葉が細くなります。これを合図に水やりを行えば、適切な水分をキープできるはずです。

水やりのタイミングは気候や生育環境によって異なり、『〇日に一回』など、一概にいえるものではありません。屋内で育てている場合は、空調によって乾燥していることもあるので、土の状態を小まめに確認することが大切です。

鉢から流れ出すぐらい与える

ローズマリーを鉢植えで育てている場合は、1回の水やりで鉢の底から流れ出すほどの水を与えます。土の表面が潤う程度では、水枯れを起こす可能性があるからです。ローズマリーの根は細く繊細なので、根を乾燥させないように意識しましょう。

また、鉢皿に水が残ったまま放置するのはおすすめできません。湿気をためこむ原因にもなりますので、水やりの後は鉢皿にあふれた水を捨てるようにしましょう。水はたっぷりと、湿度は残さない、それがローズマリーの水やりのコツです。

葉にかけず株元へ

水やりの水は葉にかけるのではなく、『株元』に直接当たるように与えます。葉や花に水がかかると、植物全体が傷む原因になりかねません。もちろん、ローズマリーが湿気を嫌うことも、理由の一つです。

また、葉に水をかけただけでは、土の内部にまで水分が届かないことがあります。土全体をしっかりと湿らすためにも、株元への水やりは有効です。

株元に注いだ水は鉢の内側を伝いますので、あふれ出すころには土の中心までしっかりと浸透しています。鉢底の土や根にも、しっかりと水を届けられるのです。ローズマリーの根にまで効率よく水を回すために、『株元』への水やりを意識しましょう。

まとめ

湿気を大敵とするローズマリーをうまく育てるためには、栽培のコツをあらかじめ知っておくことが大切です。

特に水やりは大きなポイントで、『土が乾燥したタイミング』を意識して、鉢底からあふれるほど『たっぷりの水』を与えます。湿気を防ぎながら水枯れにも注意をして、きれいな花を咲かせましょう。

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