クリスマスローズに適した用土とは?基本の土づくりにチャレンジ!

2020 11/13
クリスマスローズに適した用土とは?基本の土づくりにチャレンジ!

クリスマスローズは寒さや乾燥に強く、初心者でも育てやすい人気の多年草です。生育に適した用土に植え替えてあげれば、毎年かわいらしい花を楽しめるでしょう。クリスマスローズの土作りのポイントと、便利な市販の用土を紹介します。

目次

クリスマスローズはどんな土がよいの?

クリスマスローズはどんな土がよいの?

クリスマスローズのように寒い冬に開花する花には、どのような土が適しているのでしょうか。丈夫に美しく育てるための、土の条件を見ていきましょう。

適した土になる4つの条件

クリスマスローズを栽培するには、以下の条件を満たしている土がよいとされています。

  • 水はけがよい
  • 水分を保持できる
  • 肥料が流れにくい
  • 通気性がよい

土の水はけが悪く地中がいつも湿っていると、根が腐ってしまいます。特にクリスマスローズが休眠する夏は、十分な注意が必要です。休眠中の根は水を吸い上げないため、水浸しのような状態が長く続き、根腐れの原因となります。

ただし土の保水力が低い場合、活動的になる冬に水切れを起こして枯れてしまう恐れがあります。水はけをよくする一方で、土の保水力にもしっかりと気を配らなくてはなりません。

雨が降ったり水をやったりしたときに肥料成分が流れにくい『保肥性』や、根が呼吸しやすくなる『通気性』も、草花の栽培には欠かせない条件といえます。

初心者は市販の用土がおすすめ

園芸では、住んでいる地域の気候や育てたい草花の種類に合わせていくつかの用土を混ぜて使うのが基本です。しかし初めてクリスマスローズの栽培にチャレンジする人には、どの用土をどのような割合でブレンドすればよいのかが、分かりにくいでしょう。

クリスマスローズには、堆肥(たいひ)や土壌改良剤をあらかじめ適度な比率でブレンドした専用土も販売されています。園芸の初心者はこのような市販の用土を使うと失敗を減らせるでしょう。

用土のブレンド比と用土の特徴

用土のブレンド比と用土の特徴

クリスマスローズの土を自分でブレンドしたい人は、最低でも『赤玉土』『腐葉土』『鹿沼土(軽石)』の3種類の用土を準備しましょう。

『赤玉土4:腐葉土3:軽石3』または『赤玉土5:腐葉土4:鹿沼土1』の比率でブレンドします。また、植え付けの直前ではなく、数カ月前から土をブレンドしておくとクリスマスローズが成長しやすいといわれています。

それぞれの用土の特徴を見ていきましょう。

園芸の主要土『赤玉土』

赤玉土は、主に栃木県や茨城県で採取される赤土を乾燥させて、粒状に加工した土です。通気性や保水性がよく、雑菌が少ないことから、園芸用土のベースとして広く使われています。

ただし一般的な赤玉土は、時間が経過すると崩れて赤土に戻ってしまいます。赤土が固まると水はけが悪くなって、根腐れの原因になるため注意が必要です。

クリスマスローズのように根腐れしやすい植物には、高温で焼き固めた『硬質赤玉土』を使うとよいでしょう。

また、赤玉土は粒の大きさによって大・中・小の3種類に分類されます。5~6号以下の鉢なら小粒、7号以上の鉢には中粒が適しています。

園芸土として有名な『腐葉土』

腐葉土は、枯れ落ちた樹木の葉や枝が微生物によって分解され土状になった『堆肥』の一種です。腐葉土を土にブレンドすることで、以下の効果を得られます。

  • 微生物の働きにより土壌が改良される
  • 通気性や保水性・保肥性が高まる

腐葉土には栄養分はほとんど含まれていません。しかし腐葉土の中の微生物が、葉や枝などの有機物を分解することで、やせた土を栄養分が豊富なよい土に変えてくれるのです。

また、腐葉土には土状になっていない葉や枝も残っているため、混ぜると土の中にすき間ができます。腐葉土をブレンドすると、ほどよく空気を含み、保水性や保肥性にも優れたフカフカの土になるのです。

腐葉土は植物を元気に育てる環境作りのために、欠かせない存在といえるでしょう。

酸性に傾ける『鹿沼土』

鹿沼土は、火山灰が固まってできた軽石の一種です。軽石は通気性と保水性、水はけをよくするために園芸用土にブレンドして使います。

鹿沼土は酸性が強いため、主にサツキやブルーベリーなど酸性の土壌を好む植物の栽培や、アルカリ性に傾いた土のph調整に使われます。クリスマスローズは弱酸性から中性を好むため、入れ過ぎに注意しましょう。

地植え、鉢植えで気を付けることは?

地植え、鉢植えで気を付けることは?

クリスマスローズは、地植えでも鉢植えでも育てられます。植え方別に、土の準備方法や注意点を見ていきましょう。

地植えの準備と方法

地植えの場合は、植えこみ予定月の3カ月ほど前から以下の要領で土を準備します。2月に植える予定なら、11月から始めるとよいでしょう。

  • 植える場所の土全体を30cmほど掘り起こす
  • 腐葉土や堆肥を混ぜ、高さ10~15cm、幅40~50cmほどの畝(うね)を作る
  • 植える前日に畝土を深さ30cm、幅30cmほど掘って水をかけておく

苗の鉢は、植える数日前から水やりを控えて土を乾かしておきます。鉢からクリスマスローズを抜いて根を軽くほぐし、ほぐした根を広げるようにしながら掘った穴に入れましょう。

掘り出した土を寄せて周りを固め、根を土になじませ、翌日にたっぷりと水を与えます。

鉢植えの準備と方法

クリスマスローズは根が多く張るため、鉢の中がすぐに根でいっぱいになってしまいます。年に1度は株よりも2回りほど大きな鉢に植え替えてあげましょう。

植え替えは10~3月までの寒い時期に行います。地植え同様に苗の土は乾かし、植え替え先の用土は湿らせておきましょう。鉢の底に発泡スチロールや軽石を敷いてから、用土を2~4cmほど入れて苗を植えこみます。

根が新しい用土に触れられるように、軽くほぐしてから植えるのがポイントです。鉢の上部は水やりスペースとして2~3cm空けておき、植え替えの翌朝に鉢底から抜けるまで、たっぷりと水を与えましょう。

植え替えから1~2週間は風や直射日光を避け、根を落ち着かせます。10日ほど経過すると細根が伸びてくるので、日当たりのよい場所に移して鉢や土を温めるようにすると、よく育ちます。

クリスマスローズのおすすめ市販用土

クリスマスローズのおすすめ市販用土

クリスマスローズの植え替えが初めての人には、市販の用土がおすすめです。赤玉土や腐葉土を別々に購入してブレンドするよりも手間がかからず、安心して栽培できます。主なクリスマスローズ用土を三つ紹介します。

プロトリーフ『クリスマスローズの土』

赤玉土・腐葉土・鹿沼土をメインにバーク(樹木の皮)や「もみがら」の堆肥、『くん炭』『ピートモス』『パーライト』などの土壌改良剤をブレンドした専用土です。

高温処理をした『硬質赤玉土』を使っているので時間が経っても崩れにくく、根腐れを防ぐ効果が期待できます。

  • 商品名:プロトリーフ クリスマスローズの土
  • Amazon:商品ページ

はなごころ『クリスマスローズの土』

赤玉土・バーク堆肥・バーミキュライト(土壌改良剤)・軽石をブレンドしたクリスマスローズ専用土です。

排水性をよくする効果のある『くん炭』と、花が付きやすくなる『リン酸』も入っています。

  • 商品名:はなごころ クリスマスローズの土
  • Amazon:商品ページ

あかぎ園芸『クリスマスローズの土』

赤玉土に腐葉土などの堆肥・軽石・ピートモス・パーライト等をブレンドした園芸用土です。保水性と排水性に優れており、他の植物の栽培にも使えます。

クリスマスローズ以外の草花も栽培している人におすすめです。

  • 商品名:あかぎ園芸 クリスマスローズの土
  • Amazon:商品ページ

まとめ

クリスマスローズは水はけがよく、保水力のある土を使えば元気に育ちます。土は自分でブレンドしてもよいですが、市販の専用土なら面倒な計量の手間がなく、土壌改良材や肥料も入っているので安心です。

よい土を用意して、クリスマスローズの成長や開花を楽しみに待ちましょう。

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