いちご(苺)がおいしい旬の季節はいつ?いちご選びのポイントや食べ方

2020 10/30
いちご(苺)がおいしい旬の季節はいつ?いちご選びのポイントや食べ方

いちごを食べるなら、旬のものがおすすめです。冬にたくさん出回る印象のあるいちごですが、味がよい季節はいつなのでしょうか?旬を知り、甘く濃い味わいのいちごを食べましょう。新鮮でおいしいいちごの見分け方や、おすすめの食べ方も紹介します。

目次

いちご(苺)の旬の時期はいつ?

いちご(苺)の旬の時期はいつ?

寒い季節にスーパーでよく見かけるいちごですが、旬の時期はいつか知っていますか?本来の旬を知ることで、よりおいしいいちごを食べられるでしょう。

スーパーに出回るのは12月前後から

真っ赤ないちごがスーパーに並び始めるのは『12月』ごろです。寒くなると店頭でよく見かけます。そこから初夏の5月ごろまでと長い期間、スーパーにいちごが並んでいることが多いでしょう。

夏と秋を除く、1年のうちのほぼ半分は、いちごを食べられる期間といえます。

いちごの旬は春

毎年冬になるとスーパーに並び始めるため、いちごの旬は冬だと思っている人もいるかもしれません。実際には、いちごの旬は『3~4月』ごろの春です。

いちごを、ビニールハウスを使用せずに露地栽培で育てると、春になってから花が咲いたり実がなったりします。本来の旬に収穫されるいちごは、冬に収穫されるいちごと比較して、甘くて香りがよいのが特徴です。

そのため、旬を迎える3~4月ごろは、1年の中でも特においしいいちごを食べられる時期といえます。加えて、露地栽培はハウス栽培よりもコストが低いため、安価で購入しやすいのも魅力です。

収穫時期が早まったのはクリスマス需要から

本来は春に収穫されるいちごが、12月にたくさん収穫されるようになった原因の一つは、クリスマスといわれています。クリスマスの定番といえば、真っ赤ないちごが乗ったクリスマスケーキではないでしょうか。

そのため、12月にはいちごの需要が高まります。この需要に応えるために、いちご農家の人々は、ハウス栽培の方法を研究したり、品種改良を重ねたりして、12月にもいちごを収穫できるようにしたのです。

いちご(苺)はバラ科に属する植物

いちご(苺)はバラ科に属する植物

毎年春になると、白やピンクの花を咲かせるいちごは、バラ目バラ科オランダイチゴ属の多年草です。いちごには、どのような特徴があるのでしょうか?

いちごは野菜?それともフルーツ?

野菜とフルーツを分ける統一の基準はありません。そのため、いちごの扱いはその時々で異なります。政府の行う調査でも、野菜に分類されることもあれば、フルーツに分類されることもあるのです。

園芸学上では、木になる実はフルーツ、草になる実は野菜と分類しています。この方法で分けると、いちごは『野菜』です。

ただし、野菜とはいっても、煮たり焼いたりはせず、フルーツのように食べるのが一般的のため、果実的野菜と呼ばれることもあります。

表面のツブツブは種じゃない

いちごの表面にあるツブツブは種のように見えます。しかし、ツブツブは種ではなく、それぞれ『果実』なのです。つまり、1粒のいちごには、200~300個の果実が集まっているといえます。

小さなツブツブですが、果実のため、中には一つずつ種が入っています。

また、果実のように見える赤い部分は、茎の先端にある花床(かしょう)という部位です。それが膨らみ、偽果(ぎか)と呼ばれています。

ビタミンCとアントシアニンが豊富

『ビタミンC』が豊富なのも、いちごの特徴といえます。100gあたりのビタミンC含有量は品種ごとに下記の通りです。

  • とよのか:54mg
  • さちのか:68mg
  • おいCベリー:87mg

含有量は品種ごとに違いがありますが、食後のデザートやおやつとしておいしく食べるだけで、ビタミンCをたっぷりとることが可能です。

いちごの赤い色のもとになっている、ポリフェノールの一種『アントシアニン』も豊富です。加えて、ビタミンB群の『葉酸』が多く含まれていることでも知られてます。

おいしいいちご(苺)を選ぶポイント

おいしいいちご(苺)を選ぶポイント

いちご選びにはコツがあります。チェックポイントを押さえておけば、たくさん並んでいるいちごの中から、おいしいものを見つけられるようになるでしょう。

細部やパックの裏側まで確認することで、鮮度が高く甘みが濃いいちごを選べます。

ヘタや実の形でチェック

まずチェックするのは、『ヘタや実の形』です。

ヘタは、色鮮やかな緑色をしているものを選びましょう。収穫後、時間がたつほどヘタはしおれていき、緑色も鮮やかさを失っていきます。みずみずしさを感じるヘタは、新鮮ないちごの目印といえるのです。

いちご選びでは、つい実に注目してしまうかもしれません。しかし、鮮度の判断はヘタに注目するのが正解です。

おいしいいちごを選ぶには、形もチェックしましょう。甘いいちごが好みなら、ヘタ部分が細くなっているタイプを選びます。『首なし』と呼ばれるタイプで、一般的な逆三角形のいちごよりも甘みが強いのです。

また、よく熟したいちごは、表面のツブツブが沈み込み赤い部分が盛り上がって見えます。

色やツヤでチェック

『色やツヤ』も、おいしいいちごを選ぶポイントです。表面にツヤがあり、全体が均一に赤く色付いているいちごを選びましょう。甘く熟しているいちごほど、赤みが濃い傾向があります。

ただし、濃い色であっても黒ずんで見えるものは、古い可能性があるため注意しましょう。黒みの強い赤色をしている品種もありますが、そうでない場合には、傷んでいるかもしれません。

白っぽい部分が多いいちごは、酸味が強いことや、水っぽさを感じることがあるため、選ばないほうがよいでしょう。

いちご(苺)をおいしく食べる方法

いちご(苺)をおいしく食べる方法

おいしいいちごを選んだら、食べ方も工夫しましょう。洗い方や食べる向きによって、同じいちごでも味わいが変わります。

洗い方の正解は?

いちごを洗うときのポイントは、『食べる直前』に『ヘタ付きのまま』行うことです。いちごは水分が付着すると傷みやすくなります。そのため、食べる直前に洗うのです。

また、ヘタを取って洗うと、水を吸収して味が落ちたり、水溶性のビタミンCを流出させたりする原因になります。そこで、まずはヘタ付きのままのいちごを、水を入れたボウルに入れ、軽くかき混ぜましょう。

すると、いちごに付着していたゴミがボウルの底に沈みます。沈んだゴミが再付着しないよう、いちごをそっとボウルから取り出しましょう。

ボウルの水にレモン汁を加えるのも、実が引き締まるためよい方法です。

どこから食べるのがおすすめ?

先端から食べたときと、ヘタ側から食べたときは、同じいちごでも違う味に感じます。先端のほうが甘みが強く、ヘタ側のほうが酸味を強く感じるからです。

そのため、先端部分から食べ始めると、最後にヘタ側の酸っぱい部分を食べることになり、いちごの甘みがあまり感じられないことがあります。いちごの甘みを味わうには、『ヘタ側から食べましょう』。

ヘタ側の軸部分は、いちごの中で最も硬く味が薄い部分です。甘みをより味わいやすくするには、ヘタを取るときに、えぐるように軸を切り取ります。

硬い部分を取り除くことで、ヘタ側から食べるときに、より食べやすくなるでしょう。

まとめ

いちごの旬は冬ではありません。3~4月ごろの春です。この時期には、安くておいしいいちごがたくさんスーパーに並びます。

その中でも、特においしいいちごを選ぶには、観察が大切です。ヘタがみずみずしくきれいな緑色をしているか、全体が均等に赤く色付いているか、表面にツヤがあるか、といったポイントをチェックしましょう。

おいしいいちごの味を落とさないためには、食べる直前にヘタを付けたまま洗います。ヘタを取ると味も栄養も落ちやすいため、洗った後に取るのが正解です。

また、甘みを感じやすくするには、ヘタ側から食べるとよいでしょう。紹介したポイントを参考にすることで、いちごをよりおいしく食べられます。

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