カーネーションの種類はとっても豊富。色別の花言葉や人気の品種は?

2020 10/10
カーネーションの種類はとっても豊富。色別の花言葉や人気の品種は?

カーネーションは1本でも存在感があるので、自宅用として買われたり、贈答用の花束の花材として多く用いられたりします。その種類は豊富で、色によっても印象や花言葉が変わります。贈り物として最適なものを選べるよう、詳しく紹介します。

目次

カーネーションの種類は?

カーネーションの種類は?

カーネーションは古代ギリシャ時代から栽培されていたといわれ、とても歴史の長い花です。日本には江戸時代に輸入されました。

長い年月の中、品種改良が進められ、現在ギフト用だけでも8色・3000以上の種類が存在します。贈る相手にぴったりなものを選べるよう、まずはカーネーションの種類について見てみましょう。

花の付き方で2つ

カーネーションは、花の付き方で大きく2種類に分類されます。

世間一般的によく知られているのは、1本の茎に1輪の花を付けるスタンダードカーネーネーションでしょう。花びらが大きく華やかな印象なので、ちょっとしたプレゼントや記念品として贈る一輪ブーケに使われることが多いからです。

もう一つはスプレーカーネションといい、1本の茎から枝分かれをして多数の花が付いています。花の大きさは小さめで、スタンダードカーネーションと比べると可愛らしい印象です。花の中にはつぼみが含まれることもあるので、1本でも長く楽しめます。

花びらの形で4つ

カーネーションといえばフリルのような花びらが特徴的ですが、花びらの形も4つに分類されます。

多くの人が思い浮かべるカーネーションの花びらの形は、「剣弁咲き」といいます。縁がギザギザとしていて、たくさんの花びらが重なり合うようになっているのが特徴的です。古くから親しまれる種類で、絵画などでよく描かれています。

剣弁咲きの花びらには切り込みが入っていますが、入っていないタイプを「丸弁咲き」といいます。この品種は新種に多いためまだ希少です。見た目は剣弁咲きと類似していますが、切り込みがないことで柔らかな雰囲気を演出します。

珍しい花びらの形として、「極剣弁咲き」というものがあります。花びらは細く、先端に切り込みがあり、剣のように鋭い形をしています。一般的に可憐な印象のカーネーションの中でも個性的で、別名「スター咲き」とも呼ばれます。

もう一つ一見するとカーネーションに見えない花びらの形で、「一重咲き」があります。他のタイプは花びらが重なり合っていますが、一重咲きは花びらが小さめで重なり合いません。カーネーションが属しているナデシコによく似ています。

贈り物にふさわしい色と花言葉

贈り物にふさわしい色と花言葉

カーネーション全体の花言葉として、「無垢で深い愛」という意味があります。好意や愛情を表現するのにもってこいの花といえます。

さらに、色によってその意味もさまざまなので、贈る相手にぴったりのものを探してみましょう。

赤色のカーネーション

赤色のカーネーションは、「母への愛」「母の愛」といったお母さんへ贈るのにぴったりな意味があります。日本全国で、赤いカーネーション=母の日というイメージが浸透しているのは、この花言葉があるからといえるでしょう。

この他に、真実の愛・純粋な愛という意味もあります。赤というと情熱的なイメージもありますので、これから好意を伝えたい相手に告白の言葉と共に赤色のカーネーションを贈れば、思いがより伝わることでしょう。

恥ずかしくて言えない感謝の気持ちや、内側に秘めた熱い想いを、代弁してくれるカラーといえます。

ピンク色のカーネーション

フリフリの花びらで可愛いカーネーションをさらに可憐にしてくれそうなピンク色は、「感謝」「温かい心」という意味があります。

「ありがとう」を伝えたい人へ贈るとき、ちょっと気分が下がっている自分を元気づけたいときに選び取りたいカラーです。

また、「気品」や「美しい仕草」という意味もあります。女性を褒めるような意味なので、女性に贈るときに選ぶと喜ばれることでしょう。自分の女子力を上げたいとき、一輪挿しに入れて目に届く所に置いておくのも効果的かもしれません。

オレンジ色のカーネーション

オレンジ色の花言葉は、「熱烈な愛」「あなたを熱愛します」という意味があります。愛に満ちあふれている印象なので、お母さんや友人に贈るのもよいですが、恋人へ向けて贈るときに選びたい色といえます。

普段言葉にして愛を表現するのが難しいのであれば、記念日などにオレンジ色のカーネーションを贈って、代わりに気持ちを伝えてもらうといいでしょう。

その意味を理解したとき、贈られた相手はとても喜ぶはずです。

ネガティブな意味も含む色もある?

ポジティブな印象が多いカーネーションの花言葉ですが、中には贈るときに少し気をつけたいカラーがあります。

深い赤色は、「私の心に哀しみを」という意味があります。見た目は落ち着きがあり、大人の女性にぴったりですが、プレゼントとして贈るのは不向きかもしれません。

元気なイメージの黄色も注意が必要です。黄色の花にはマイナスな意味合いが多く、カーネーションにも「嫉妬」や「侮辱」といった意味があります。

もし贈る相手の好きな色がネガティブイメージのものだった場合、極力別のものを選ぶか、そのカラーを贈る際にはメッセージカードなどで「あなたの好きな色を選びました」など一言添えておくとよいでしょう。

花言葉は多少ネガティブな意味を含んでも、花の美しさには変わりはありません。相手をよく知る親しい人に贈る場合は、気にしすぎなくてもいいかもしれませんね。

カーネーションの人気品種

カーネーションの人気品種

種類の豊富さや花言葉の意味はわかったけれど、どのタイプを選べばよいかわからない人もいるかもしれません。

そんなときは、みんなが選ぶ人気の品種を贈れば間違いないはずです。カーネーションのなかでも選りすぐりの品種を紹介します。

やさしいピンク色、サラ

透き通るようなピンクで、ふんわり優しい印象なのが、「サラ」という品種です。花びらがフリルのような形で重なり合い、大型のスタンダードタイプです。

可愛らしくかつ華やかさも持ち合わせるので、1輪でも存在感があります。女性へ贈る花束の花材に悩んだら、入れて間違いなしといえます。

希少な品種なので、購入したい場合は事前に花屋さんに問い合わせをしましょう。購入するスケジュールが確定している場合は、予約をしておくと確実です。

鮮やかな赤色、イオス

イオスは赤色のカーネーションの代表ともいえる品種で、市場によく出回っているものの一つです。

ぱっと目を引く鮮やかな赤い大きめサイズの花に、立派に伸びる葉の緑とのコントラストがとても美しいので、切り花でもよいですが鉢植えとして購入するのもおすすめです。

開花後に時間が経っても黒くなりにくいという特徴もあり、美しい状態を長く楽しむことができます。母の日のプレゼントとして選ばれやすいのも納得です。

めずらしい青色、ムーンダスト

本来青色色素を持たないはずのカーネーションですが、1990年に日本企業のサントリーフラワーズとオーストラリアのフロリジン社との共同開発によって、「世界初の青色のカーネーション」が誕生しました。そこで生まれたのが、「ムーンダスト」です。2004年には生花で初めてグッドデザイン賞の金賞を獲得しています。

めずらしい色に目が行きがちですが、実はムーンダストは通常のカーネーションと比べると1.5倍ほど長く楽しめるといわれるほど、日持ちの面でも抜群に優れています。

現在6種類存在し、それぞれスタンダードタイプだったりスプレータイプだったり、青色でもそれぞれ色の深みが異なります。「永遠の幸福」という花言葉も相まって、母の日はもちろんのこと、大切な人生の節目の贈り物としても選ばれています。

選ぶときのポイントや注意点は?

選ぶときのポイントや注意点は?

自宅用やプレゼント用として買う際、せっかくならよりよいカーネーションを選びたいものです。見た目の美しさはもちろんですが、長く楽しめるかどうかも重要です。

同じ品種でも細かい色だったりディティールだったり、1本1本表情が変わってきます。できれば自分の好みに合い、持ちのよい元気な1本を選べれば、買う楽しみも増えるものです。

自分にとって最高のカーネーションを選べるよう、見分け方のポイントを紹介します。

鮮度はガクで見分ける

カーネーションに限らず、花を選び取るときに花の形や花びらに注目する人は多いです。しかし、鮮度の良し悪しは、花の下にある緑色のガクでチェックをします。

花の色が鮮やかで咲き方がキレイであっても、ガクが茶色くなっていたり割れていたりすると、そのカーネーションの鮮度はよくありません。

カーネーションの花自体は、古くなってもあまり表情を変えません。ガクを見て、ピンっとハリがあり先まで緑色をしているかをしっかり確認します。

茎は折れやすいので注意して

カーネーションの花は丈夫ですが、茎は弱く折れやすいという弱点を持っています。そのため取り扱いには注意が必要です。

中でも、葉が出ている節(骨の関節のような部分)が折れやすいようです。選ぶときや、持ち帰った後水切りをして花瓶に移し替えるときなど、つい触ってしまいそうですが、途中の節は持たないようにします。

「茎を持つ手にはなるべく力をいれないようにする」など、持ち運ぶ際は気をつけましょう。飾るときは、深さのある花瓶を使用することで支えができ、茎が折れてしまう心配がありません。

カーネーションの豆知識

カーネーションの豆知識

カーネーションにまつわる豆知識を知っていると、贈った相手との会話のネタもできます。

カーネーションといえば母の日を思い浮かべる人が多いですが、なぜそのようになったのかを知ることで、種類を選ぶときに幅も広がるでしょう。

また、キレイな状態を長持ちさせるにはどう工夫すればよいか知っておくと、自宅用に買ったときに役立ちます。贈る相手にも教えることができます。知っておくとタメになる豆知識を見てみましょう。

母の日に贈られる理由

母の日のプレゼントとしてずっとメジャーなのがカーネーションですが、そのきっかけは20世紀初めのアメリカで生まれました。アンナ・ジャービスという女性が、尊敬する自分の母に感謝する気持ちをずっと世の中に持ち続けてほしいという思いから、母親のための祝日を作る運動を起こします。

アンナの母、アン・ジャービスはアメリカの南北戦争で傷ついた負傷兵を敵味方関係なく献身的に支え、衛生状態を改善するボランティア団体を立ち上げました。戦後も平和活動や子どもの教育支援、軍人のケアを行うなど、社会事業活動に身を捧げた偉大な女性でした。

アンナは志半ばで亡くなってしまった尊敬する母を追悼するため、母・アンの好きだった白いカーネーションを祭壇に飾り、参列者にも配りました。これが母の日にカーネーションを贈る文化の由来となったのです。

やがて、白いカーネーションは亡くなった母親のための花、赤いカーネーションは生きている母親のための花、と区別され贈られるようになります。アンナの活動が広がり、日本では第2次大戦後に定着し始めました。

花を長持ちさせるコツ

花を買った、または贈られた際、できるだけ長持ちさせたいものです。切り花の場合と鉢植えの場合で、どう工夫すればよいか紹介します。

切り花の場合は、まず全体的に葉を減らし、小さなつぼみも取り除きます。カーネーションは水の吸い上げがとてもよい花なので、花瓶の水はたっぷりと入れ、日光や風(エアコン)が当たらない場所に飾ります。

花瓶の水は毎日取り替え、ヌメリはしっかり洗いましょう。茎のカットは斜めにし、水換えの際ヌメリがあれば洗い流します。

鉢植えの場合は、室内でも外でも日光が当たり風通しのよい場所に置いてあげます。ただし、真夏の直射日光や冬の寒風からは避けます。土が乾いたら水あげのサインなので、花や葉にかけないようたっぷりと水をあげます。枯れた葉やスカスカのつぼみ、咲き終えた花は取り除きます。

切り花は枯れてしまったら終わりですが、鉢植えの場合はまた新しい茎を育てることが可能です。開花の時期が過ぎたら、まだ花が付いていても思い切って茎の下の方をカットします。こうすることで新しい茎が出てきて、また新しいカーネーションを楽しめます。

まとめ

長い歴史を持つカーネーションは種類が豊富で、花屋さんに行くとさまざまなタイプが売られています。

その日の気分や、どんな思いを花に込めて贈るか考えた上で、どのカーネーションがぴったりかを自分で選べることができれば楽しみがまた一つ増えるでしょう。

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