3月に咲く花12選!ガーデニングで人気の品種の特徴や花言葉も紹介
春は1年のなかで、もっとも多くの花が咲く時期です。まだ寒い日もある3月ですが、たくさんの花の開花が春の訪れをより強く感じさせてくれます。花色もカラフルなものが多く、ガーデニングの楽しみもふくらみます。3月に咲くガーデニングにオススメの花、草花、花木の特徴と花言葉、育て方のポイントを紹介します。
3月に見頃を迎える花
春の花といえば思い浮かぶのはサクラではないでしょうか。3月はサクラ以外にも色とりどりの花がたくさん咲きます。他ににもチューリップやフリージア、ヒヤシンスなどが3月に咲く代表的な花です。春の訪れを告げるカラフルな花たちは見ているだけで幸せな気分にしてくれます。
3月に咲くガーデニングにオススメの花
たくさんの花が咲く3月はガーデニングも楽しくなってくる季節ですが、3月の花壇をカラフルな花でいっぱいにするには秋頃に準備をするものが多いです。球根植物は一度植え付けると毎年きれいな花を咲かせてくれるのでガーデニング初心者の方にもオススメです。ガーデニングに人気の丈夫で育てやすい球根植物を紹介していきます。
チューリップ
チューリップは世界中で人気のある球根植物です。すっきりした花姿はもちろん、やや厚みのある葉の美しさまでもが多くの人を魅了しています。現在では5000を超える品種が登録されていますが、毎年新しい品種が誕生しています。花色も赤、白、黄色のほか、ピンク、オレンジ、緑、紫など、バリエーション豊かです。咲き方もさまざまで、一重咲きや八重咲きの他、ユリ咲き、フリンジ咲き、パーロット咲きなどがあります。早生種、中生種、晩生種と開花時期が大きく3つに分類されているので、色々な品種を寄せ植えにすると長く花を楽しめます。
チューリップの花言葉
チューリップ全体の花言葉は、思いやりです。
色別では赤色は「愛の告白」、白色は「失われた愛」、黄色は「望みのない恋」、ピンクは「愛の芽生え」、紫は「不滅の愛」という花言葉がつけられています。
チューリップの季節・開花時期
チューリップの開花時期は3月下旬〜5月下旬です。
チューリップの育て方
日当たりの良い場所で育てます。球根を植え付けるときは、庭植えの場合は深さ、間隔どちらも球根2個分を目安にします。小さめの球根の場合、間隔は1個分にします。鉢植えの場合や、花の見栄えを重視したい場合は、球根と球根の間隔を狭くして植えると見ごたえのある鉢になります。水やりは、庭植えの場合は自然の雨に任せます。鉢植えの場合は土の表面が乾いてからたっぷりと与えます。次の年も花を咲かせたい場合は、花が終わった後、葉が枯れるまで土が乾かないように水やりをしましょう。球根が病気にかかることを防ぐため、花がらはこまめに取り除きます。
ヒヤシンス
ヒヤシンスはチューリップとならんで有名な球根植物です。ひとつの球根から1本の丈夫な茎を伸ばし、星形のような花を咲かせます。まとまって咲く花のボリューム感と葉のバランスが良く、可愛らしい花姿です。甘くて濃厚な強い香りが特徴です。花色も豊富で赤、ピンク、白、黄色、青、紫などがあり、淡いものから鮮やかなものまでさまざまです。水栽培も簡単にでき、成長の過程を間近で見ることができます。また、耐寒性が強く、雪が多い地域でも庭植えで育てることができます。
ヒヤシンスの花言葉
ヒヤシンス全体の花言葉は、スポーツ、ゲーム、遊び、悲しみを超えた愛など
色別では赤色は「嫉妬」、ピンクは「しとやかなかわいらしさ」、白色は「控えめな愛らしさ」、黄色は「あなたとなら幸せ」、青色は「変わらぬ愛」、紫色は「悲しみ」という花言葉がつけられています。
ヒヤシンスの季節・開花時期
ヒヤシンスの開花時期は3月〜4月です。
ヒヤシンスの育て方
ヒヤシンスは日陰でも花が咲きますが、次の年の花が咲かなかったり、咲いても花が少なくなる場合があるので、日当たりの良い場所で育てましょう。庭植えの場合は深さ、間隔どちらも球根2個分を目安にあけて植え付けます。水やりは庭植えの場合不要です。植木鉢やプランターの場合、土が乾いたらたっぷり水を与えます。乾燥しすぎると根が枯れてしまうので注意しましょう。球根は梅雨入り前に掘り上げ、葉をつけたまま日陰で乾燥させます。枯れた葉は取り除いて、次の秋まで常温で貯蔵します。水栽培の場合は、12月頃までは冷暗所に置いて、根が伸びてきた頃に日当たりの良い窓辺などに移動します。水替えは根の出始めごろには3日に1回程度、根が長く伸びてきたら1週間に1回程度でOKです。
ムスカリ
ムスカリは鮮やかな青紫色の丸い壺型の花を咲かせます。花姿がブドウに似ていることから、英名ではグレープヒヤシンスという名がつけられています。耐寒性が強く、植えっぱなしでも毎年よく咲き、よく増えます。一つ一つの花は小さいですが、ある程度まとまって一斉に咲くと青い絨毯のようになりとても美しいです。同じ時期に咲くチューリップなど、ほかの花とのコントラストも美しく、チューリップを引き立てる名脇役としても使われます。花色は青、紫、白、黄色などがあります。
ムスカリの花言葉
ムスカリの花言葉は失望、失意、明るい未来、通じ合う心、寛大な愛など
ムスカリの季節・開花時期
ムスカリの開花時期は3月〜5月中旬です。
ムスカリの育て方
ムスカリは日当たりと水はけの良いところで育てます。この条件を満たしていればとくに場所を選ばないので、簡単に育てることができます。植木鉢やプランターなどでも球根を掘り上げる必要がなく、植えっぱなしで毎年花が咲きます。植えっぱなしにする場合は球根2個分くらいの間隔をあけますが、絨毯のように咲かせたい場合は間隔をあけずに植え付けます。水やりは庭植えではほとんど必要なく、鉢植えの場合は土が乾いたらたっぷり与えるようにします。地上部が枯れて、休眠期に入ったら水やりは不要です。乾燥にも強いですが、蕾から開花までは水を切らさないようにしましょう。
ラナンキュラス
ラナンキュラスは幾重にも重なった花びらが美しく、ボリューム感のある花姿が魅力的です。大輪種では、花の大きさが15cmを超えるものもあり、主役級の存在感です。切り花用の品種を中心に品種改良が盛んに行われ、花色だけでなく花形もバリエーション豊富です。花色は黄色、白、赤、ピンク、紫、緑、オレンジなどがあり、花形はフリンジ咲き、ピオニー咲き、カール咲き、カメリア咲きの大きく4種類に分類されます。ラナンキュラスは球根植物のなかでも開花期間が長いことも魅力の一つです。
ラナンキュラスの花言葉
ラナンキュラス全体の花言葉は、とても魅力的、晴れやかな魅力、 光輝を放つなど
色別では、黄色は「優しい心遣い」、白は「純潔」、赤は「あなたは魅力に満ちている」、ピンクは「飾らない美しさ」、紫は「幸福」、緑は「お祝い」、オレンジは「秘密主義」という花言葉がつけられています。
ラナンキュラスの季節・開花時期
ラナンキュラスの開花時期は3月〜5月です。
ラナンキュラスの育て方
ラナンキュラスは北風の当たらない日なたで育てます。雨が当たると傷んでしまうため、ベランダやテラスに置いて育てると長く花を楽しめます。市販の乾燥した球根は植え付ける前に吸水処理をします。そのまま植え付けてしまうと急激に水を吸って腐りやすいためです。湿らせたバーミキュライトに球根を埋めて、冷蔵庫で一週間ほど吸水させ、浅めに植え付るようにしましょう。水やりは、植え付け後5日程度経ってから行います。土の表面が乾いたらたっぷり与え、開花中も水を与えます。花が終わると葉が黄色く変色してきますが、すべての葉が黄色に変わったら水やりをやめます。
ハナニラ(イフェイオン)
ハナニラは、細く伸びた花茎の先に可愛らしい星形の花を咲かせます。ハナニラの名前の通り、葉や球根を傷つけたり、こすったりするとネギやニラの香りがします。またやや幅のある線形をした葉はニラに似ています。ハナニラは一度植え付ければ、植えっぱなしでも花を咲かせてくれるので手間がかからず、とても丈夫です。もっともよく目にする品種はユニフロルム種で、一般的にハナニラというとこの品種を指します。近年では黄色い花を咲かせる黄花ハナニラ(開花期2月〜4月)、晩秋から白い花を咲かせるパルビフローラ種(開花期11月〜12月)も流通するようになっています。開花期がそれぞれ異なるので、組み合わせて栽培すると長く花を楽しむことができます。
ハナニラ(イフェイオン)の花言葉
ハナニラの花言葉は、悲しい別れ、耐える愛など
ハナニラ(イフェイオン)の季節・開花時期
ハナニラの開花時期は3月〜4月です。
ハナニラ(イフェイオン)の育て方
水はけが良く、日当たりの良い場所で育てます。ハナニラは乾燥に強いため、庭植えの場合、水やりは不要です。植木鉢やプランターの場合でも雨水だけで良く育ちますが、土がカラカラに乾いてきたらたっぷり与えてください。夏場の休眠期は水やりの必要ありません。数年は植えっぱなしでよく増えます。鉢植えの場合は、株が鉢がいっぱいになったり、分球して増やしたい時などに植え替えて下さい。開花中は花がらをこまめに取り除きましょう。
フリージア
フリージアは豊かな香りがあり、すらりとした美しい花姿が魅力的な花です。切り花としても人気が高く、花色も黄色、白、赤、ピンク、オレンジ、紫などがありバリエーションが豊富です。花色によって香りが異なるので、自分の好みの色と香りの組み合わせを楽しめます。咲き方も一重咲きと八重咲きがあります。耐寒性はやや弱く、植木鉢やプランターで育てるのに向いています。数年は植えっぱなしにしていても毎年花を咲かせてくれます。
フリージアの花言葉
フリージア全体の花言葉は、あどけなさ、純潔、親愛の情など