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アリッサムとは?花の特徴・花言葉・育て方・手入れの方法を紹介

アリッサムはカスミソウにていて、春と秋にはあふれんばかりの小花をたくさんつけます。花の色は白、赤、ピンク、紫、オレンジなど。庭ではグランドカバーや、寄せ植えでは引き立て役としてよく使われます。アリッサムの魅力と上手な育て方などを紹介します。

アリッサムとはどんな花?

アリッサムとはどんな花?

アリッサム(スウィートアリッサム)の原産地は、地中海沿岸を中心とするヨーロッパの南部原産です。アブラナ科の常緑多年草ですが、高温多湿に弱いため、日本では一年草として扱われてきました。ヨーロッパではアリッサム(スィートアリッサム)の園芸品種が野生化するほど、丈夫な植物です。近年では夏に強く花つきがよい園芸品種「スーパーアリッサム」も人気です。

アリッサム(スィートアリッサム)は小さな可憐な花が株一杯に咲きます。花色は白花のほかにも、ピンク・紫・オレンジ・黄色などあります。草丈が10~15cm程度ですので、花壇の縁取り、ロックガーデン、グランドカバーに、寄せ植えやハンギングバスケットなどにも用います。栽培方法や使い方のバリエーションが豊富です。

アリッサムの基本情報

アリッサム(スウィートアリッサム)の基本情報です。

科・属:アブラナ科、ニワナズナ属 和名:庭薺(ニワナズナ)、一般的には、アリッサム(スイートアリッサム)と呼ばれている 英名:Alyssum, Sweet alyssum 学名:Lobularia maritima 花の色:ピンク、白、オレンジ、黄色、紫など 原産地:地中海沿岸 開花時期:2月下旬~6月上旬、9月下旬~12月上旬頃

アリッサム(スウィートアリッサム)の詳細情報 園芸分類:草花 形態:多年草(日本では1年草に扱われている) 草丈・樹高:10~15cm程度 耐寒性:弱い 耐暑性:弱い(スーパーアリッサムは夏に強い) 特性・用途 :開花期が長い、香りがある、育てやすい

アリッサムの特徴

「アリッサム」と「スィートアリッサム」は違います。「スイートアリッサム」の名前は、ほんのりと甘い香りを放つことに由来しています。「アリッサム」と混同しがちですが、「アリッサム」の学名は「Alyssum」です。「スイートアリッサム」の学名は「Lobularia maritima」です。

「スィートアリッサム」の種類と特徴 スノークリスタル:株が大きく花も大輪で華やかでほのかな香りが特徴です。1つの株に純白のたくさんの花をつけ、株を隠すように咲きます。 ロイヤルカーペット:欧米では一般的によく見られる、可憐な紫系の花をつける品種です。白色の花を中心に紫色の花が取り囲むように咲きます。 イースターボネット:秋播き一年草で花色が豊富、白・クリーム・ピンク・紅・紫などがあります。色混合のミックス種子が出回ることもあり、咲くのが楽しみ。

「スーパーアリッサム」には、スノープリンセスという種類があり、耐暑性、耐病性に優れているため、夏越しさせるのも可能です。大株に育ちます。

原種の園芸品種では、パステル・カーペット(パステル調の花色)、シュガー・コート(花色は白、黄、ピンク、アプリコット色)、アフロディテ・アプリコット(乾かし気味に栽培、アプリコット色)、アフロディテ・レモン(乾かし気味に育てる、ほのかにレモン色)があります。

「アリッサム」には、A. montanum(鮮やかな黄色の花)、A. spinosum(白やピンクの花)などのほか、Aurinia saxatilisは別名「宿根アリッサム」で出回ることがあります。いずれもロックガーデンなどに使われることが多いようです。

アリッサムの季節と開花時期と見ごろの季節

アリッサムの季節と開花時期と見ごろの季節

アリッサムは切り戻しや霜対策で年に2回咲くことがあります。アリッサムは、梅雨の湿気と夏の暑さに耐えられると、秋にもう一度咲きます。また冬の寒さに耐えると早春から、また咲き始めます。夏は蒸れないように切り戻しをして風通しを良くし、すっきりとさせます。霜がおりる時期はマルチングで霜対策をします。

開花時期

アリッサムは栽培の仕方によって、1~4月と10~12月の2回咲きます。

見ごろの時期

アリッサムの見ごろは梅雨前までと霜の降りる前までです。

アリッサムの花名と花言葉の由来

アリッサムの花名と花言葉の由来

アリッサム(スイートアリッサム)の花言葉は「優美・奥ゆかしい美しさ・仲直り・いつも愉快・素直・飛躍」です。

アリッサムの和名はナズナに似ていることに由来しています。アリッサムの花色は白、赤、ピンク、オレンジ、紫。

スイートアリッサム(アリッサム)は1月12日、3月14日、3月23日の誕生花です。

花名の由来

アリッサムの花名、和名の由来と英名の由来を紹介します。アリッサムの和名は「庭薺(ニワナズナ)」です。アリッサムの花が春の七草の一つ、ナズナ(アブラナ科ナズナ属)の花に似ていることに由来してついた名前です。

英語では「Sweet Alyssum(スイートアリッサム)」です。「Alyssum(アリッサム)」は、ギリシャ語で「狂気しない(without madness)」に訳されます。昔、狂犬病の治療薬としてアリッサムが使われていたことに由来しています。

学名は「「Lobularia(ロブラリア)」です。ギリシャ語で小さなかけらを意味します。アリッサムの花が小さな花のかけらのように見えることに由来しています。

花ことばの由来

アリッサムの花言葉の由来を見ていきましょう。

「優美」:アリッサムは白い小花をいっぱいに咲かせ、ほのかな甘い香りがします。控えめな美しさと香り、そのイメージに由来するとされています。 「奥ゆかしい美しさ」:花言葉「優美」と同じイメージですが、奥ゆかしい美しさとして表現しています。 「仲直り」:アリッサムはいつもくっつき会あって咲いています。協調し合いながら仲よく咲いている姿に由来しています。 「いつも愉快」:アリッサムの花は開花期間が長いことから、小さな花がくっつき合いながら元気に咲いている姿に由来しています。 「素直」:アリッサムの白い小さい花は、清楚なイメージと自分を強調し過ぎない姿から、「素直」イメージし花言葉の由来となりました。 「飛躍」:アリッサムは開花時期に一斉に花を咲かせます。その姿から連想されて花言葉の由来となりました。

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