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アリッサムとは?花の特徴・花言葉・育て方・手入れの方法を紹介

アリッサムの西洋(英語)の花言葉は「worth beyond beauty」です。「美しさを超えた価値」と訳されます。

アリッサムの育て方

アリッサムの育て方

アリッサムは高温多湿が苦手です。日本は梅雨から夏は高温多湿になります。アリッサムはもともとは地中海沿岸が原産地、乾かし気味に育てた方がいいでしょう。用土は酸性の土壌をきらいます。アリッサムの栽培環境にちょっと気をつけてあげると、アリッサムは元気に育ちますよ。

日当たりや置き場所を選ぶ

アリッサムは日なたが大好き。アリッサムは密集して咲きますので、日当たりがよく風通しのよい場所を選びます。霜が当たると株が傷むので、戸外では霜が当たらないようにしましょう。

用土を準備する

アリッサムは、水はけ、通気性のよい、適度な保水性のある土が好きです。アリッサムの土は市販の草花用培養土を用います。自分で作るのであれば、赤玉土小粒6、腐葉土4の割合で配合します。花壇などに植え付けるときは、酸性土壌を嫌うので苦土石灰をまいて酸度の調整をしておきましょう。

アリッサムの手入れ方法

アリッサムの手入れ方法

アリッサムはたくさんの小花がつきます。しおれてきたり枯れてきたりしたら、花がらはこまめに摘みとるのがコツです。そのままにしておくと、花株が蒸れてほかの花を腐らせてしまうことがあります。せっかくの可憐な花がきたない状態になってしまうので、こまめにお手入れをしましょう。

水やり

アリッサムは乾燥気味が好きです。高温多湿が苦手なので、水はやり過ぎないようにしましょう。ちょびちょびあげると勘違いする方がいますが、そうするといつも湿った状態になり蒸れる原因になります。水やりのコツは土の表面が乾いたらたっぷりと水をあげるです。水のかけ方は、水を花株全体にかけず、なるべく花や葉にかからないよう、土にかけてあげると花株が蒸れるのを防げます。アリッサムに限らず、花全体の水やりのコツです。

肥料

アリッサムの肥料は植え付け時に元肥にします。アリッサムの元肥には緩効性の化成肥料を土に混ぜて施します。開花後は2週間に1回の割合で、追肥として薄めの液体肥料をあげましょう。また、夏や冬を越し、次の開花シーズンに花数が減ってきたようでしたら、置き肥を与えます。

病気や害虫

アリッサムは湿気がこもると病気になりやすくなります。アルメリアは、カビが原因の病気になりやすく、灰色かび病や菌核病があります。病気の株は切り戻しをして、風通しを良くします。花が終わり夏の熱い時期は、株の切り戻しで病気を予防します。害虫ではアブラムシがつくことが多いので、見つけたら薬をかけ、早く退治しましょう。

アリッサム栽培手順

アリッサム栽培手順

アリッサムの栽培は種から?苗から?アリッサムの栽培で、種から始めるのと苗から始めるのでは、栽培を始める時期も変わってきます。どちらの場合も用土の準備や育て方は同じです。アリッサム日本では一年草扱いなので植え替えはしません。スーパーアリッサムのような夏に強い品種のものなどで、梅雨と夏を越せたら、土を新しくして植え替えをしましょう。

アリッサムを選ぶ

アリッサムの苗はこんもりと盛り上がり、緑の葉っぱがみずみずしいものを選びます。株の根本や中央の葉が黄色くなっているものは避けましょう。株ですでに花が咲いているものは、植え替えると花が弱るので避けるようにします。できれば、つぼみがたくさんついているものがおすすめです。

種まきをする

アリッサムの種まきは春か秋です。春に撒くときは寒さに弱いので暖かい日におこないましょう。アリッサムは横に広がりますので、植え付けの際には間隔を約20cmと広めにします。アリッサムの種は小さいので、覆土は薄くかけてあげます。1カ月くらいで芽が出ます。秋に種をまくときは温度管理が必要になります。種の発芽温度は、15~20℃くらいです。寒い地方の方は温室を利用するか、室内で栽培しましょう。

植え付けをする

アリッサムの苗は早春と秋口にポットに入って出まわります。アリッサムの苗は約20cm離して植え付けをしましょう。アリッサムの苗をポットから出したあと、根を軽くほぐしてから土に植えてあげましょう。土の中で根の張りがよくなります。種から植えたときには、花が咲いたら定植します。

仕立てる

アリッサムはカーペット上に這うように咲きます。アリッサムは、花壇のふちどり、グランドカバーなどに使えます。寄せ植えなら前側がいいでしょう。ハンギングバスケットなどにもよく用いられています。アリッサムは、あまり目立たない花ですが。周りの花をひき立てます。アリッサムは開花期間が長いので、同じく春の花パンジー、ビオラなどの春との相性がよく、花壇の彩りをひき立てます。

アリッサムを増やす

アリッサムは種か挿し芽で増やせます。

種まき:種の発芽適温は15~20℃くらいです。種は小さいので覆土は薄くします。9月から10月に種をまき、苗を定植するのは3月ころになります。 さし芽:5月もしくは9月に茎の先端を5cmカットし、赤玉土小粒と軽石小粒を配合した用土にさします。

まとめ

アリッサム(スウィートアリッサム)は春から秋にかけて、小さな可愛らしい花をたくさん咲かせます。こぼれ種でも芽が出てきて、とても丈夫な植物、管理もかんたんです。タネや苗も入手しやすくお手軽な値段ですので、ガーデニングの初心者におすすめです。最近では年中育てられる品種が出てきており、花色も豊富です。花壇や寄せ植えにと、楽しみ方も多彩です。アリッサムを上手に育てて、庭やベランダを飾りましょう。

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