5月3日の誕生花|花言葉の由来、誕生日の有名人、何の日かも解説
5月3日の誕生花:タンポポ
タンポポはキク科タンポポ属の花です。北半球の温帯~寒帯まで幅広い地域に生息しています。日本でも公園や街路樹の脇などあちこちで見かける馴染みのある黄色い花です。誰でも一度はタンポポを摘んで、家に持って帰ったことがあるのではないでしょうか。タンポポは、花が終わると綿毛を飛ばします。その種類はとても多く、約2,000種ほどあります。タンポポはヨーロッパや中東では食用の花でサラダなどに入れて食べます。また薬草や漢方としても使われています。
タンポポの花言葉
タンポポの花言葉は、愛の神託・神託・真心の愛・別離などです。
ヨーロッパでは、古くからタンポポの綿毛を使って恋占いをしていました。愛の神託や神託は恋占いをする花が由来となっています。また、別離は、風で綿毛が飛んでいく様子からつけられたそうです。
タンポポの西洋の花言葉には、oracle(神託)・happiness(幸福)・love’s oracle(愛の神託)・faithfulness(誠実)などがあります。タンポポの英語名は、Dandelion(ダンディライオン)ですが、タンポポの葉がギザギザなところから、ライオンの牙をイメージしてフランス語のdent-de-lion(ライオンの歯)にちなんでつけられたといわれています。
タンポポが誕生花の日
タンポポが誕生花の日は、5月3日の他にも2月18日、2月19日、3月13日、3月23日、3月29日などがあります。
タンポポの季節・開花時期
タンポポの季節は春です。3〜5月に開花し、最盛期は3~4月です。花が咲くと約7~10日程度楽しめます。
5月3日の誕生花:クレマチス
クレマチスは、キンポウゲ科クレマチス属の花です。原産地は日本や中国、ヨーロッパなどです。赤や白、ピンク、黄色、紫、青などさまざまな色の花を咲かせます。
つるを巻いて伸びて花を咲かせる植物で、大きな華やかな花を咲かせるため、クレマチスはイギリスでは「つる植物の女王」と呼んでいます。花の種類は釣り鐘タイプのものもあります。クレマチスの葉には毒があります。
クレマチスの名前の由来は、ギリシャ語のklema(つるまたは巻き上げ)がラテン語に変わり、Clematis(蔓性植物)になったといわれています。
クレマチスの花言葉
クレマチスの花言葉は、精神の美・策略・旅人の喜びなどです。
クレマチスの花言葉の精神の美は、細いつるを巻いて成長し、大きな鮮やかな花を咲かせる姿からつけられました。また、策略はフランスの乞食がクレマチスの葉をつぶしたものを皮膚につけ、その毒で皮膚をただれさせて、通行人から同情をひいていたところからつけられています。また、旅人の喜びは、宿がヨーロッパを旅する旅人が快適な一夜を過ごせるようにと、玄関にクレマチスを植えて歓迎したところからつけられています。
クレマチスの西洋の花言葉は、mental beauty(精神の美)・artifice(策略)・ingenuity(創意工夫)などがあります。
クレマチスが誕生花の日
クレマチスが誕生花の日は5月3日の他にも5月9日、7月1日、7月2日、9月12日があります。
クレマチスの季節・開花時期
クレマチスの季節は春から秋にかけてです。開花時期は種類によっても違いますが、4~10月で最盛期は5月です。さまざまな種類のクレマチスを植えておくと1年のうちの長い期間楽しめそうですね。花の保ちは5日ほどです。
5月3日の誕生花:ミズバショウ
水辺に咲く白い花、ミズバショウ。ミズバショウは、サトイモ科ミズバショウ属の花です。原産地は日本、シベリア東部、サハリン、カムチャツカ半島などです。ミズバショウの名前は、花の姿が芭蕉に似ていることや水辺に咲くことからつけられたといわれています。実はミズバショウの白い部分は花ではなく、変形した葉です。
ミズバショウの花言葉
ミズバショウの花言葉は、美しい思い出・変わらぬ美しさです。
ミズバショウの美しい思い出の花言葉の由来は、「夏の思い出」の歌にちなんでいるといわれています。また変わらぬ美しさも、思い出からつけられています。誰にとっても思い出の中の人は、年を取らずいつまでも美しいままですね。
ミズバショウの西洋の花言葉はないようです。ミズバショウの英語名はAsian skunk cabbage・White skunk cabbageなどといわれています。またミズバショウの学名はLysichiton(リシチトン)で、ギリシャ語のlysis(分離)とchiton(服)が由来となっています。白いケープをまとったような花姿からイメージされているんですね。
ミズバショウが誕生花の日
ミズバショウが誕生花の日は5月3日だけです。
ミズバショウの季節・開花時期
ミズバショウの季節は春~夏です。開花時期は低地では4~5月ごろですが高地では5月~7月です。
5月3日生まれの偉人・有名人
5月3日生まれの有名人は、トヨタ自動車社長の豊田章男が1956年生まれ、陸上選手の為末大が1978年、タレントの三宅裕司が1951年、俳優の野村宏伸が1965年、歌手の橋幸夫が1943年などです。
5月3日は何の日?
5月3日は「憲法記念日」です。1947年5月3日に日本国憲法が施行されたことで制定されました。また日本だけではなくポーランドの「憲法記念日」でもあります。1791年5月3日、近代的な成文国民憲法が採用されたことにちなんで制定されています。また語呂合わせで「ゴミの日」にもなっています。
さらに着せ替え人形として人気のリカちゃんの誕生日も5月3日なんですよ。
まとめ
5月3日の誕生花は、たんぽぽ・クレマチス・ミズバショウです。たんぽぽやミズバショウは季節になると、あちこちで見かけられる身近な花です。またクレマチスもさまざまな種類があり、長い期間花を楽しめます。花言葉を知ると花の性質や生態などにも詳しくなりより親しみが湧きます。ぜひ自分の誕生花も調べてみてくださいね。