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ラベンダーの花言葉|種類・英語・花名の由来。怖い意味もある?

ハーブの女王として親しまれてきたラベンダーは、鮮やかな花色と優雅な香りが美しい初夏のお花です。そんなラベンダーには多くの花言葉がつけられています。ラベンダーの花言葉や花名の由来や品種、効能などをご紹介します。

ラベンダーの花言葉と由来

ラベンダーの花言葉と由来

ラベンダーにはたくさんの花言葉がつけられています。ここでは代表的な花言葉とその由来をご紹介していきます。

ちなみにラベンダーといえば紫色ですが、じつはラベンダーには白やピンク、青色などのものもあります。色別の花言葉はつけられていないので、花色を問わずこれから紹介する花言葉を使っていただけます。

沈黙

沈黙という花言葉は、ラベンダーの花言葉のなかでももっともよく知られている花言葉です。ラベンダーの香りが精神を落ち着ける働きがあることが由来しているといわれています。ここでの沈黙は、怒りや失望といったマイナスの感情での沈黙ではなく、荒ぶった心が落ち着き、安らいだときの沈黙です。

期待、あなたを待っています

期待、あなたを待っていますという花言葉は、ラベンダーにまつわる伝説が由来しているといわれています。美少年に恋をしたラベンダーという名の内気な少女が、告白できずに待ち続けた末、一輪の紫色の花になってしまったという伝説です。ここから、あなたを待っていますという花言葉がつけられたようです。期待はこの花言葉からの派生したものといわれています。

疑惑

疑惑という花言葉は、ラベンダーの香りが不思議なくらい強いことが由来しているといわれています。なぜこんなにもラベンダーは香るのだろう?という疑いからついた花言葉といわれています。

清潔

清潔という花言葉は、古代ローマ人の言い伝えから生まれたものといわれています。その言い伝えとは、ラベンダーの抗菌、殺菌作用を知っていた古代ローマ人がラベンダーを入れた水で洗濯をしたり、ラベンダーの花の上に洗濯物を干していたというものです。室内でもラベンダーを吊るすことで虫除けにしていたという話もあります。

ラベンダーの花言葉は由来を知れば怖くない

沈黙や疑惑という花言葉は、一見怖い印象を受けるかもしれません。ですが、どちらもラベンダーの効能から生まれた花言葉だとわかれば、怖い印象はなくなりますよね。同じようにラベンダーの効能から生まれた花言葉としては、繊細、優美などがあります。また、幸せが来る、許しあう愛など、ラベンダーが結婚式にも使われることが納得できるような花言葉もあります。

ラベンダーの西洋(英語)での花言葉

ラベンダーの西洋(英語)での花言葉

ラベンダーの西洋(英語)での花言葉は、ラベンダーの効能から由来した色々な感情が含まれている花言葉になっています。

  • devotion(献身的な愛)
  • silence(沈黙、静寂)
  • distrust(疑惑) など

ラベンダーは結婚式にもオススメ

ラベンダーは結婚式にもオススメ

可憐な花姿と優美な香りをもつラベンダーは結婚式にもオススメのお花です。ラベンダーには幸せが来る、許しあう愛など、結婚式にふさわしい花言葉がつけられています。ぜひブーケや髪飾りにラベンダーを取り入れてみてはいかがでしょうか。鮮やかな色のラベンダーが白いウエディングドレスに映えること間違いなしです。もちろん会場装花にもオススメです。とくにガーデンウエディングなどのナチュラルな雰囲気との相性が良いですよ。

ラベンダーの効能と使用用途

ラベンダーの効能と使い方

ハーブの女王と呼ばれているラベンダーは、わたしたちの身体と心にどんな働きかけをしてくれるのでしょうか。花言葉の由来にもなっているラベンダーの効能、日常生活での使い方をご紹介します。

ラベンダーといえば特徴的な香りですが、その香りはラベンダーの実に含まれているオイルのものです。この香りが次のような効能を持つといわれています。

  • 精神安定
  • 鎮痛
  • 防虫
  • 殺菌
  • 消化促進

サシェ

ラベンダーをサシェにして香りを楽しむ方法です。ラベンダーをドライフラワーにして細かく切って布袋に入れれば完成です。ラベンダーのサシェを枕元に置けば、安眠効果で寝苦しい夏でもぐっすり寝られるかもしれません。また、洋服ダンスに入れたり、クローゼットに吊るしたりして使うと防虫効果が期待できます。

エッセンシャルオイル

ラベンダーのエッセンシャルオイル(精油)はアロマテラピーに用いて楽しむことができます。ラベンダーは他のエッセンシャルオイルとの相性が良いといわれています。ラベンダーの特徴的な香りが苦手な場合は、柑橘系のものと組み合わせるとマイルドな香りになるのでオススメです。

ハーブティー

ハーブティーとしてラベンダーを取り入れることもできます。ラベンダーはリラックス効果が高いので、緊張や不安を和らげたいとき、イライラしてしまうときなどにラベンダーティーを飲んでみてはいかがでしょうか。

ラベンダーが誕生花なのはいつ?

ラベンダーが誕生花なのはいつ?

ラベンダーが誕生花とされているのは、7月5日、7月10日、12月3日です。

色別では紫のラベンダーが7月13日、白のラベンダーが12月8日です。品種別ではフレンチラベンダーが5月19日、イングリッシュラベンダーが7月2日の誕生花とされています。

ラベンダーを国花とする国

ラベンダーを国花とする国

ラベンダーはポルトガルの国花として親しまれています。国花は、国民から愛好され、その国を象徴する花とされていますが、慣習から決められていることが多いようです。ポルトガルでは昔から入浴時にラベンダーを使う方法が親しまれているといわれています。

ラベンダーの種類と品種

ラベンダーの種類と品種

多くの花言葉がつけられているラベンダーですが、種類や品種もたくさんあります。ラベンダーの種類は大きく分けて5つあり、それぞれ花の色や形といった見た目、香り、開花期などに特徴があります。

アングスティフォリア系

アングスティフォリア系はラベンダーの代表的な品種とされ、イングリッシュラベンダーとも呼ばれています。いくつもの小さな粒が重なり合ったようなお花で、強い香りが特徴です。花色は紫色、白、ピンクなどさまざまです。寒さに強く、暑さに弱いため、乾燥した気候を好みます。北海道の富良野地方で多く栽培されている種類のラベンダーで、開花期は5月〜7月です。

ラバンジン系

ラバンジン系はアングスティフォリア系の改良種です。太めの茎と大きな花穂が特徴で、1メートル程度まで生長します。花色は薄い紫や青紫色が多いです。比較的暑さに強いため、関西より西の地域でも育てられるようになっています。

デンタータ系

デンタータ系は、歯のように見える切れ込みの入った葉っぱが特徴の品種です。デンタータとはラテン語で「歯のような」という意味です。見た目のバランスが良く、香りはそんなに強くありません。花色は濃い紫色をしています。季節を問わず花を咲かせる四季咲きの品種です。

ストエカス系

ストエカス系は花穂の形に特徴のある品種です。お花の先端がウサギの耳のような形をしていて、香りは控えめですが甘い香りです。花色は紫色のほかに赤、白、ピンク、黄色などがあり、観賞用として人気が高いです。暑さに強く、寒さに弱い品種です。

プロテストエカス系

プロテストエカス系はレースのような美しい葉っぱが特徴の品種です。可愛らしい見た目で、レースラベンダーとも呼ばれています。お花は小ぶりで、花色は濃い紺色、薄ピンク、白などがあります。暑さや寒さに弱い繊細な品種です。

ラベンダーの花名の由来

ラベンダーの花名の由来は?

ラベンダーの花名「lavender」の由来はいくつかあるといわれています。

ひとつは、ラテン語で「洗う」を意味するlavare(ラワーレ)やlavo(ラヴォ)が語源になっているというものです。古代ローマ人が洗濯をするときにはラベンダーを入れた水を使い、入浴をするときにはラベンダーを入れたお湯を使うことを好んでいたといわれています。これらを証明するものは見つかっていないようですが、もし本当であれば、古くからラベンダーは薬草としての効果が認められていたことになるのではないでしょうか。

もう一つは、ラベンダーの花色が由来しているというものです。ラテン語で「青みがかった」を意味するlivere(リベレ)が語源といわれています。ラベンダーは古い時代には青い花だった可能性が伺えますね。

ラベンダーの特徴・基本情報

ラベンダーの基本情報
科・属名シソ科・ラベンダー属
和名ラベンダー
別名薫衣草(クンイソウ)
英名Lavender
学名Lavandula angustifolia
花の色紫、白、ピンク、青など
原産地地中海沿岸
開花期5〜7月

ラベンダーと同じ科の花

ラベンダーと同じ科の花

ラベンダーと同じシソ科の花には、バジル、ミント、ローズマリーなど香り高いハーブのほか、サルビアなどの香りがないものもあります。

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