移転祝いには胡蝶蘭を贈ろう!キホンの選び方やマナー、相場は?
オフィスや店舗を華やかに彩る胡蝶蘭は、移転祝いとして人気の品。「移転祝いと言えば胡蝶蘭」というくらい定番の贈り物ですが、胡蝶蘭にはサイズや色などさまざまな種類があり、どれを贈れば良いか疑問に思うこともありますよね。今回は移転祝いに胡蝶蘭を贈る場合の選び方やマナー・相場などについて、詳しく解説していきます。
移転のお祝いには華やかで喜ばれる胡蝶蘭がオススメ
移転したばかりのオフィスや、オープンしたばかりのお店に胡蝶蘭が置かれているのをよく見かけますよね?しかし、なぜ胡蝶蘭が移転のお祝いによく選ばれるのかご存知ではない方も多いのではないでしょうか。胡蝶蘭が人気の理由は大きく二つあります。
縁起が良い胡蝶蘭の花言葉
一つ目の理由は、縁起が良い花言葉を持っていることです。胡蝶蘭の花言葉は「幸福が飛んでくる」です。会社の移転やお店の新規オープンはおめでたいことですよね!
胡蝶蘭を移転祝いでお贈りすることは、お贈り先の方のご発展や商売繁盛のメッセージをお贈りするということにもつながります。きれいな胡蝶蘭とともにお祝いのメッセージもお贈りすることで、より気持ちが伝わりますよね。
花持ちが良く、飾って美しい胡蝶蘭
二つ目の理由は、美しいお花が長く続くこと。生花のアレンジメント花やスタンド花ももちろんきれいですが、残念ながらお花は1週間程度しかもちません。鉢植えの胡蝶蘭でしたら、お花は1~3カ月続きますので、長く楽しむことができます。
移転したばかりはお客様をお迎えすることも多くなると思いますので、胡蝶蘭が会社のエントランスなどを華やかに飾っていてくれるとうれしいですよね。
胡蝶蘭が選ばれる理由についてもっと知りたいときはこの記事も合わせて読んでみてくださいね。
移転祝いに贈る胡蝶蘭の種類は?
移転祝いにぴったりの胡蝶蘭はどういうものかをご紹介していきます。これからお取引先の移転祝いや、行きつけのレストランの移転祝いに胡蝶蘭を贈りたいと思っている方はぜひ参考にしてくださいね。
移転祝いの胡蝶蘭、まずはサイズを確認しよう
まずは、移転先のオフィス、お店の広さを確認しましょう。「お祝いですので、大きくて立派な胡蝶蘭を贈りたい!」というお気持ちはわかるのですが、オフィスやお店の広さによっては胡蝶蘭が場所をとってしまうことも事実です。お贈り先の方にご迷惑が掛からないように、しっかりとお贈り先のスペースを確認したうえで、胡蝶蘭のサイズを選んでいきましょう。胡蝶蘭のサイズは大きく三種類あります。
・大輪
お花の大きさが約11cm〜15cm以上と、とても大きく、豪華な見栄えのサイズです。大輪の胡蝶蘭でしたら、どちらにお贈りしても見劣りすることはないでしょう。高さは80~100cmほどで、横幅は60~80cmほどですので、お贈り先に広いスペースがある場合にお贈りしましょう。
・中輪 お花の大きさが約3cm〜6cm程度の胡蝶蘭です。「ミディ」と呼ばれることもあります。大輪より一回りほど小さなお花ですが、見栄えはもちろんいいですし、飾りやすいサイズですから移転のお祝いとして人気のサイズです。高さは60~80cmほど、横幅は40~60cmほどですので、ビジネスシーンだけでなく、個人のお祝いとしても人気のサイズです。
・小輪 お花の大きさが2cm〜4cm程度の胡蝶蘭です。「マイクロ」と呼ばれることもあります。中輪よりさらに一回り小さなサイズなので、スペースを取りにくい、比較的コンパクトなお店の移転祝いなどに人気のサイズです。
大輪の豪華な胡蝶蘭も素敵ですが、小輪の胡蝶蘭もかわいらしくて喜ばれます。スペースの確認とともに、会社やお店の雰囲気も加味して、胡蝶蘭の大きさを選んでみてはいかがでしょうか。
胡蝶蘭の種類についてもっと知りたい方はこの記事を参考にしてください。
移転祝いの胡蝶蘭、何色を選ぶ?
大きさの次は色を決めましょう。一般的には白色を選ぶ方が多いようです。白の胡蝶蘭にはタブーがありません。マルチに使える色であることややはり空間への色馴染みがいいこと、空間を広く見せてくれることも選ばれる理由の一つでしょう。
しかし、白色でなくてはいけない、という決まりごとはなく、定番だから選ぶという方もいらっしゃるようです。贈る相手の雰囲気や、会社のイメージカラーに合わせて選んでも、よろこんでいただけるかもしれませんね。
移転祝いの胡蝶蘭、相場はどれくらい?
それでは次に、相場価格について三つのパターンに分けてご紹介します。あくまで相場となりますので、お相手との関係性とご予算と相談して決めてくださいね。
【ビジネス】重要な取引先の場合
重要なお取引先への移転祝いは、30,000~50,000円が一般的です。よりお祝いの気持ちを表したいという場合は、50,000円以上の胡蝶蘭をお贈りすることもあります。「移転のお祝いではたくさんのお花があって、お贈りしたお花が埋もれてしまうのでは…」とご心配な方は、1ランク上の胡蝶蘭をお贈りしてみてはいかがでしょうか?
【ビジネス】一般的な取引先の場合
一般的なお取引先の場合は、10,000~30,000円が相場のようです。
【プライベート】個人的に贈る場合
個人として会社やお店の移転祝いを贈る場合は、身内で20,000~30,000円、親戚へは10,000~20,000円くらいが相場のようです。
胡蝶蘭の値段についてもっと知りたい方はこの記事を参考にしてください
胡蝶蘭を移転祝いに贈るときの注意点
次に注意点をご紹介します。移転の前後は贈られる方もお忙しいことが予想されますので、お手をわずらわせないよう準備しましょう。
移転祝いを贈るタイミングを考えよう
移転日の前日、もしくは当日午前中に届くように手配しましょう。移転の前日に贈る際は、確実に受け取れるかお相手に確認してからお贈りすると再配達の手間などがかかりません。サプライズでお贈りしたいという場合以外は、お相手に確認したほうがよさそうですね。
もし、移転日を過ぎてしまった場合は、遅くとも2週間以内にお贈りできるよう手配しましょう。「移転日を過ぎてしまった!すぐにでも移転祝いを贈らなくては!」というお気持ちはわかりますが、大安や友引など、縁起の良いお日にちを選んでお贈りしましょう。配慮が感じられ、きっと喜んでいただけるでしょう。
胡蝶蘭には「移転御祝」などの立て札(木札)やメッセージカードを
移転祝いには立て札をつけるのが一般的です。立て札をつけることで、贈られた方もどこからのお祝いなのかわかりやすいですよね。 また、立て札だけでなく、メッセージカードを添えて移転祝いをお贈りすることもあります。特に、直接お会いしてお祝いをお伝えできないときには、胡蝶蘭とメッセージカードでよりお祝いの気持ちを表すことができます。