ホウセンカ(鳳仙花)の花言葉は短気?英語の意味や由来も紹介
鳳仙花(ホウセンカ)を学校で育てたという方も多いのではないでしょうか?種がパーンと飛んでいく姿は大人になっても楽しいですよね!そんな鳳仙花(ホウセンカ)には、ちょっとせっかちな花言葉がついています。鳳仙花(ホウセンカ)に関する豆知識とともにご紹介します。
ホウセンカ(鳳仙花)の花言葉とは
ホウセンカの花言葉
ホウセンカの全般的な花言葉は「私に触れないで」「短気」「せっかち」です。なんだか攻撃的な感じのする花言葉ですね!また、ポジティブなものでは「心を開く」という花言葉もあるようです。
どちらかというとネガティブな花言葉の方が有名ですので、プレゼントにはあまり向いていないお花かもしれません。
ホウセンカの花言葉の由来と意味
学校で育てたホウセンカなどで、種を飛ばして遊んだことはありませんか?ホウセンカの「私に触れないで」「短気」「せっかち」という花言葉はこの、ホウセンカが種をまき散らす様子からつけられました。
「心を開く」はこれもまた種を飛ばす際に実がはじける様子からつけられたと言われています。怒っている状態とは逆の、心を開いていると捉えたのは発想がおもしろいですね!
ホウセンカの英語での花言葉
ホウセンカの海外(英語)での花言葉は「impatience(短気)」「ardent love(燃えるような愛)」です。
「impatience(短気)」は先ほどの種が飛ぶ様子からつけられました。「ardent love(燃えるような愛)」は赤いホウセンカの花の様子からつけられたと推測されます。
ホウセンカ(鳳仙花)の色別の花言葉
ホウセンカは赤、白、ピンク、紫などの色がありますが、色別の花言葉はありません。
ホウセンカ(鳳仙花)の基本情報
科・属 | ツリフネソウ科・インパチェンス属 |
和名 | 鳳仙花 |
英名 | Rose balsam |
学名 | Impatiens balsamina |
花の色 | 赤、白、ピンク、紫 |
原産地 | インド、マレー半島、中国南部周辺 |
開花期 | 6月~9月 |
ちなみに学名の「Impatiens balsamina」は「我慢できない」という意味です!
ホウセンカは葉の付け根につぼみを付け、根っこに近い下の部分から段々と花を咲かせていきます。育てやすいお花なのですが、茎の先が葉に覆われ、お花が見えにくいことから園芸用としての人気があまり高くないのかもしれません。
ホウセンカ(鳳仙花)が誕生花なのは何日?
赤いホウセンカは8月27日、9月8日、9月18日、10月19日の誕生花です。
ホウセンカ(鳳仙花)を国花とする国は?
ホウセンカを国花とする国はありません。
ホウセンカ(鳳仙花)の豆知識
ホウセンカが種を飛ばす理由
花言葉の由来ともなった種を飛ばす様子ですが、これは子孫をより多く残したいというホウセンカの本能的な働きが理由になっていると考えられています。種を遠くに飛ばすことで、徐々に生育地が広がり子孫の数も増えていきます。また、同じ土で何度も同じ植物を育てていると、土の中の栄養が偏ってしまい、生育が悪くなる場合があります。このため、ホウセンカは種を飛ばすようになったと考えられています。
ホウセンカの名前の由来
ホウセンカは漢字で「鳳仙花」と書きます。中国名を音読みしたのがホウセンカなのですが、「鳳仙花」の名前の由来は字の通り、花の姿が鳳凰が羽根を広げている姿に似ていることからつけられました。
ちなみに、ホウセンカは別名の「ツマベニ(爪紅)」とも呼ばれます。これは昔、ホウセンカを使って爪を赤く染める習慣があったことに由来しているそうです。
ホウセンカにまつわる伝説
ホウセンカにはギリシア神話に関する伝説があります。
オリンポスの神殿でたくさんの神々が集まって宴会が開かれていました。そこには人数分の黄金のリンゴが用意されていたのですが、そのうちの一つが盗まれてしまいました。給仕をしていた女神の一人に疑いがかけられ、その女神は無実でしたが、無実であることを証明できないためオリンポスから追放されてしまいます。女神は必死に真犯人を探しますが、敢え無く力尽きてしまいます。その女神の無念が彼女をホウセンカに変えました。そして、ホウセンカが種を飛ばす際に実を開くのは、自分はリンゴを盗んでいないという証明をするためだと言われています。
ホウセンカ(鳳仙花)の種類と品種
プリンセス・サクラ
日本で広く栽培されている品種です。
カメリア・フラワード
八重きで花の色が多いのが特徴の品種です。60cm程まで生長します。
トム・サム
成長しても30cm程の背丈の低い品種ですが、茎の先には大輪の八重咲きの花を咲かせます。
ホウセンカ(鳳仙花)と同じツリフネソウ科の花は?
ホウセンカと同じツリフネソウ科の花を、花言葉とともに紹介します。
インパチェンス
「鮮やかな人」「強い個性」
まとめ
ホウセンカは赤色が印象的ですが、白、ピンク、紫などの色もあります。色別の花言葉はつけられていませんので、土の色でもホウセンカ全般の花言葉が当てはまると考えてよいでしょう。 一年草ではありますが、育てやすく種を取っておけば次の年も楽しむことができます。小学生の頃を思い出して、ホウセンカを育ててみてはいかがでしょうか?