ユーカリの花言葉は?由来や誕生花、効用・風水、育て方も紹介
ユーカリといえばコアラが食べる植物というイメージがあるかもしれませんが、観葉植物としても人気があります。ユーカリの花言葉は、オーストラリアの山火事が関連しています。いったいどんな花言葉・由来なのでしょうか?誕生花、ユーカリの効用・風水、育て方もご紹介します。
ユーカリの花言葉は?
ユーカリ全般の花言葉
ユーカリの全般的な花言葉は、「新生」「再生」「思い出」「記憶」「慰め」「追憶」「永遠の幸せ」です。
ユーカリの花言葉の由来
ユーカリの花言葉は、原産地のオーストラリアの山火事が由来しています。
ユーカリの葉から「テルペン」という引火性のある成分が出ています。猛暑時にはテルペンを放出する量が増え、何らかのきっかけで火がついてしまうと、周りの木や落ち葉を巻き込みながら火災へと発展します。
また、山火事が多いオーストラリアでは、山火事のあとの降雨によってユーカリのタネが発芽すると言われています。
そんな災害に見舞われた跡地でも、ユーカリの種は発芽して生長することから、「新生」「再生」という花言葉が生まれました。再スタートを切る決意が表れています。
「新生」「再生」といった花言葉の他にも、「思い出」「記憶」「慰め」「追憶」といった花言葉もあります。これらは山火事によって焼失されたものを偲ぶ気持ちが込められています。
「慰め」には山火事の話も含まれていますが、ユーカリの香りが癒やしの効能を持っていることから花言葉がついています。
これからの未来を願う思いが込められた「永遠の幸せ」という花言葉も、ユーカリにはついています。
ユーカリの花言葉にまつわる名言は?
ユーカリの花言葉に関連する名言があります。
One is not born, but rather becomes, a woman.(人は女に生まれるのではない、女になるのだ。)
フランスの女性作者・哲学者ボーヴォワールの言葉です。
リフレッシュ効果のあるユーカリ。風水効果も?
ユーカリの葉から抽出される精油は、アロマオイルとして流通しています。成分だけでなく、爽やかで香りのよい葉っぱが疲れや不安を癒やしてくれます。
ユーカリには、リフレッシュ効果としてだけでなく、薬用効果もあります。オーストラリアの原住民アボリジニは、昔からユーカリの葉を消毒やかゆみ止めの薬として使ってきました。ユーカリの葉をすり潰し、熱湯をかけて液を抽出するのです。そのユーカリの液は、消毒やかゆみ止め、喉の腫れ、咳、発熱の治療に使われていました。
それ以外にも、虫よけや空気の消毒作用があるとして注目されています。葉を揉んで香りを吸い込めば風邪に効き、充満させるとマラリアの発生を防ぐとも言われています。
また、風水学的には水を吸収する「木」の気が強い植物だと考えられています。特に北向きの玄関は水の気が強く、暗い雰囲気になりがちです。そこにユーカリの木を置くことで、水の気が緩和されて、玄関が明るい印象に変えることができます。
贈り物に選ばれるユーカリ
先ほどご紹介したとおり、生命力の強いユーカリは風水効果があるとされており、北向きの玄関に観葉植物として置かれることが多いです。また、アロマテラピーとして用いられるユーカリだからこそ、爽やかな香りに癒やしを感じる人も多く、贈り物にもぴったりです。
ユーカリの花言葉「永遠の幸せ」から、結婚式のブーケ、テーブルの飾り付け、髪飾りなどにも使用されることが多いですし、結婚記念としての記念樹、結婚祝いのプレゼントにもおすすめですね!
また、力強い花言葉「新生」「再生」というを持つユーカリは、新生活など新たなスタートを切る人への贈り物にぴったりです。花束やフラワーアレンジメントに花言葉を添えて贈ってみてはいかがでしょうか?
さらに、お庭のシンボルツリーや外部からの目隠しにも、ユーカリは選ばれます。1年を通じて青々とした葉っぱを付けており、背丈も比較的高めなところがポイントです。お部屋の観葉植物としても選ばれています。
ユーカリの基本情報と特徴
ユーカリの基本情報
科・属 | フトモモ科ユーカリ属 |
和名 | ユーカリ |
英名 | Argyle Apple(銀丸葉ユーカリ), Gunnii(グニー) |
学名 | Eucalyptus spp. |
花の色 | 白、ピンク、黄、オレンジなど |
原産地 | オーストラリア |
開花時期 | 4〜5月、9〜10月 |
ユーカリの特徴
ユーカリは常緑性高木の総称で、オーストラリア、タスマニア島、ニュージーランドに自生しています。種類も600種以上ありますが、そのうちコアラが食べるのは12種程です。
通常は25〜50mくらいまで高く生長し、大きいものだと70〜100mほどの巨木へと生長します。根を深く伸ばして水を吸い上げる力が強く、砂漠化した地域の緑化によく利用されています。ユーカリの葉っぱは、種類によって形や姿が異なるので、インテリアの雰囲気に合わせて種類を選ぶのがおすすめです。
ユーカリは、2〜5月に花を咲かせ、特に4〜5月に見頃を迎えます。ユーカリの花の色は、ピンクやオレンジといった鮮やかな色もあれば、白色のシンプルなものもあり、品種によって色が異なります。つぼみのときは花びらの蓋に覆われており、開花時期になると蓋が取れて細長い雄しべが広がります。
実は日本では、なかなかユーカリの花を見かけるチャンスがありません。なぜならユーカリが花を咲かせるには、少なくとも2m以上の高さに育つ必要があるからです。地植えであったとしても、根が浅いユーカリは倒れやすいため、それほどの高さにまで育てるのは難しいそうです。
ユーカリの誕生花
ユーカリの誕生花は、11月7日、11月18日です。
諸説ありますが、1月13日、8月22日、10月24日、10月25日、12月2日、12月26日も誕生花として当てられています。
ユーカリの種類・品種
ユーカリ・ポポラス(シルバーダラー、マルバユーカリ)
ハートのような形の葉っぱをつける品種。葉っぱの色はブルーグレイ。お庭のシンボルツリーとして人気のある品種です。
ユーカリ・シトリオドラ(レモンユーカリ)
日本で多く流通しているユーカリの一つ。葉からレモンのような香りがすることから、レモンユーカリとも呼ばれています。精油や入浴剤に使われることが多いです。