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オレガノの花言葉と誕生花|花名の由来や同じ科の花も紹介

オレガノの花言葉の「自然の恵み」や「あなたの苦痛を除きます」などは、古くから鎮静や殺菌作用が利用されてきたことが由来です。料理やお茶、ポプリなどに広く用いられているハーブで、ハッカの香りがするため「花薄荷(ハナハッカ)」の別名もあります。

オレガノの花言葉とは?

オレガノの花言葉とは?

オレガノの花言葉は「あなたの苦痛を除きます」と「自然の恵み」、「富」、「財産」です。また、オレガノの一品種であるケントビューティーの花言葉には「実質」と「誠実」、「輝き」があります。

オレガノの花名・花言葉の由来は?

オレガノの花名・花言葉の由来は?

オレガノは古くから人々の生活に用いられてきた花で、そのことを由来にして花名と花言葉がつけられています。

オレガノの花名の由来

オレガノの花名はギリシャ語の「oregano(山の喜び)」に由来しています。これはオレガノが古くから地中海沿岸部の山地に住む人々に珍重されてきたことからきています。

また、和名のハナハッカ(花薄荷)は、オレガノがハッカに似た香りを持っていることが由来です。

オレガノの花言葉の由来

オレガノの花言葉の「あなたの苦痛を除きます」は葉と茎に鎮静と殺菌作用があるとされ、古くから民間療法に用いられてきたことが由来です。

また、「自然の恵み」と「富」、「財産」は、オレガノの花と葉が料理だけでなくハーブティーやポプリなど多くのものに活用されてきたことからきています。

オレガノが誕生花なのは何日?

オレガノが誕生花なのは何日?

オレガノが誕生花の日は3/15と5/28、7/5、11/15、12/21です。

オレガノの基本情報

オレガノの基本情報

オレガノの基本情報は以下の通りです。

科・属シソ科、ハナハッカ属
和名ハナハッカ(花薄荷)
英名Oregano、wild marjoram
学名Origanum vulgare
花の色ピンク、白、紫
原産地地中海沿岸
開花時期6〜9月

オレガノの特徴

オレガノの特徴

オレガノの花のつぼみはエンジ色で、咲いてから淡いピンク色に変化します。花丈があるのでナチュラルな花壇や夏の庭に植えられることも。現在は品種改良により、食用だけでなく園芸用のオレガノもつくられています。

オレガノと同じ科の花

オレガノと同じ科の花

オレガノと同じシソ科にはローズマリーやラベンダー、スペアミントなどのハーブ類が多くあります。私たちになじみ深いシソ(紫蘇)は、シソ科シソ属の植物です。

ローズマリー

ローズマリーもオレガノ同様、地中海沿岸が原産地です。清々しい香りが特徴で、グリルや煮込み料理に使われるほか、化粧品などにも用いられています。

強風と乾燥に強く、痩せた土地でも育つ丈夫な植物で、春から秋にかけて小さな花を咲かせます。品種によって地面を這うように生長するほふく性のものと、まっすぐ上に生長する木立性、それらの中間のような半ほふく性のものに分かれます。食用として楽しむなら、料理用やハーブティー用などと用途に合った品種を選びましょう。

地植えでは根付いた後に移植すると枯れてしまいますが、切り落とした枝が地面に落ちただけで根付くことがあるほど、かんたんに挿し木ができるのが特徴です。

ラベンダー

ラベンダーも地中海沿岸が原産で、高温多湿が苦手な常緑低木です。ラベンダーの名の由来はラテン語の「lavare(洗う)」です。香りが強く、古くから栽培されて衣類や風呂の香りづけに用いられてきました。ラベンダーの精油は精神安定やリラックスに効果的とされて香水などに使われていますし、乾燥させた花はハーブティーやポプリなどに活用されています。

・イングリッシュラベンダー:ラベンダーの中でもとくに香りの良い品種。他の品種よりも耐寒性があり、北海道でも多く栽培されています。 ・フレンチラベンダー:稲穂状の花の先端に白や紫色の包葉(葉の一種で花穂を守る役割がある)が付いており、ウサギの耳のように見えるのが特徴です。 ・レースラベンダー:名前の由来は、細かい切れ込みが入った葉がレース状に見えることから。花姿を楽しむための園芸品種であり、ハーブとして用いるのには向いていません。

スペアミント

スペアミントにはチリメンハッカやオランダハッカの別名もあります。ミントは1,000種類もあるといわれていますが、スペアミントは香りがやさしめで生食向きです。さまざまな料理とお菓子、歯磨き粉などの香り付けに用いられています。

葉には少々しわがあり、夏に薄い桃色や白色の花穂が付きます。スペアミントの名は英語の「spear(槍)」が由来で、葉は細長く尖っています。1株植えたら庭中に広がるといわれるほど丈夫で、雑草も生えなくなるほどです。栽培はかんたんですが、地植えにするなら気をつけましょう。

ベルガモット

ベルガモットは北アメリカ原産の植物で、学名にもある「モナルダ」が本来の名前です。イタリアの柑橘類「ベルガモットオレンジ」に似た華やかな香りには安眠や消臭効果があり、抗殺菌と抗ウイルス作用もあるといわれています。そのため、昔からネイティブアメリカンに用いられてきました。

花びらを料理の香りづけにする、乾燥させてポプリやハーブティーにするなどで活用されています。

直径4〜6cmほどの花は、筒状の苞が無数に盛り上がってポンポンのような見た目です。花にはミツバチが蜜を求めてひっきりなしに飛んでくる様子から、「ビーバーム」とも呼ばれています。

レモンバーム

レモンバームは地中海原産の多年草で、現在はヨーロッパ各地やアメリカ大陸にも自生しています。レモンに似たさわやかな香りが特徴で、アロマオイルやドライフラワーに用いられています。学名のMelissaからメリッサの名もあり、レモンバーム(Lemon balm)は英名でもあります。

ミツバチが大好きなレモンバームの花は、大切な蜜源とされていました。受粉させたい果樹の近くに植えてミツバチを寄せたり、ハチミツを採取したりするために利用されています。

ほかのハーブ類と同じで、華が咲くと株全体の香りが弱まってしまいます。花が咲く前につぼみを取っておくと、葉のさわやかな香りを楽しめるでしょう。または初夏から夏に花が咲いたら小さなブーケ「タッジー・マッジー」を作り、幸せを祈る贈り物にするのもおすすめです。

オレガノの種類と品種

オレガノの種類と品種

オレガノは大きく「オリガヌム属」と「アマラクス属」、「マヨナラ属」の3つに分かれます。それぞれの特徴を知り、用途に合わせて選びましょう。

オリガヌム属

一般的なオレガノとは、このオリガヌム属のことをいいます。古代ギリシア・ローマ時代から用いられており、薬や料理などで広く使われてきました。葉に班のある観賞用の品種も含まれています。

代表的な品種にワイルドマジョラムやグリークオレガノ、ゴールデンオレガノがあります。

アマラクス属

「花オレガノ」とも呼ばれる観賞用の品種です。定期的に手を入れれば長く花を楽しめる四季咲きの特性を持ちます。小さな花が多くのがくで覆われてホップのように見え、赤系の色に色づいている様子がナチュラルな雰囲気を好む方に人気です。

代表的な品種にケントビューティーやプルケルム、ロツンデフォリムなどがあります。

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