タンポポの花言葉・由来|綿毛の花言葉や花の特徴。怖い意味もある?
タンポポの特徴
タンポポはキク科タンポポ属に分類される植物の総称で、世界に数百、日本に数十種類が自生しているとされています。道端や公園などで簡単に見ることができる多年草の野草で、アスファルトの裂け目から生えることもあるほど非常に丈夫な植物です。
春になると一般的には黄色い、稀に白色の花を咲かせます。花は朝に開いて夕方に閉じ、雨が降らなければ3日連続して規則正しく開閉します。舌状花と呼ばれる小さな花が集って、一つの花の形を作っているのが花の大きな特徴です。
成長点が地面に近い「ロゼット型」の植物としてもよく知られており、茎がとても短く葉っぱは水平に広がっています。そのため、地上の花や茎の部分を刈りとっても簡単に再生し始めます。50cm以上、長いもので1mを超えるほどの長くて太い根を持つのもタンポポが丈夫である要因の1つです。
また、野草としてよく知られるタンポポですが、花・葉・根など全ての部分が食用として使われるのをご存知でしたか?少し苦味のある葉はおひたしや天ぷら、和え物などに、花は三杯酢にして楽しめます。タンポポの根を乾燥させて煮出した「タンポポコーヒー」や「タンポポ茶」なども、ノンカフェインであるため妊婦さんに最適であると、近年注目を集めています。
タンポポと同じキク科の花は?
キク科の植物は、世界で約950属2万種、日本で約70属360種が存在するといわれています。丈夫な性質をもった種類が多く、世界のほぼ全域に分布し、あらゆる地域で生育可能です。
代表種である「キク」や、上の写真の「カモミール」のように、たくさんの小さな花が集まって1つの花の形を作るのが主な特徴です。キク科の他の代表的な植物は、「アザミ」「エゾギク」「エーデルワイス」「コスモス」「ダリア」「デイジー」「ヒマワリ」などがあげられます。
キク(菊)
キク(菊)の花言葉は、「高貴」「高尚」です。
アザミ
アザミは日本や北半球を原産とする花で、葉などに棘があるのが特徴です。花を折るとトゲが刺さるため、古語の「あざむ(驚きあきれる)」という言葉が花名の由来です。 アザミの花言葉は「触れないで」、「独立」、「厳格」、「報復」です。
エゾギク(アスター)
エゾギク(アスター)の花言葉は、「変化」「追憶」「同感」「信じる恋」です。
ガーベラ
ガーベラの花言葉は、「希望」「前進」です。
エーデルワイス
エーデルワイスの花言葉は、「勇気」、「大切な思い出」です。 エーデルワイスはヨーロッパのアルプスなどを原産とする花で、自生地では7月〜9月に開花します。エーデルワイスはドイツ語で「高貴な白」という意味です。
マーガレット
マーガレットの全般的な花言葉は、「恋占い」「信頼」「誠実」「貞節」「真実の愛」「心に秘めた愛」「優しい想い出」「真実の友情」「私を忘れないで」です。
ダリア
ダリアの花言葉は、「華麗」「優雅」「移り気」です。
デイジー
デイジーの花言葉は、「華麗」「優雅」「移り気」です。
ひまわり
ひまわりの花言葉は、「あなただけを見つめる」「愛慕」「崇拝」「あなたは素晴らしい」です。
マリーゴールド
マリーゴールドの花言葉は、「嫉妬」「絶望」「悲しみ」です。
コスモス
コスモスの花言葉は、「調和」、「乙女の真心」、「謙虚」です。 コスモスの原産はメキシコで、コロンブスがアメリカ大陸を発見した後にヨーロッパに伝わった花です。開花時期は6月~11月です。
まとめ
今回は、タンポポの花言葉「愛の神託」「真心の愛」「神託」「別離」とその由来、その他豆知識を紹介しました。春に道端でタンポポを見つけた際は、是非これらの花言葉を思い浮かべながら観察してみてくださいね。