シャコバサボテンの花言葉の意味・由来|花の特徴や種類・誕生花も紹介
ブラジルが原産であるサボテンが改良されて誕生したシャコバサボテン。 冬場に開花することから「クリスマスカクタス」とも呼ばれるこの植物には、どんな花言葉が存在するのでしょうか?由来やシャコバサボテンにまつわる豆知識も合わせて紹介します。
シャコバサボテンの花言葉の意味と由来
シャコバサボテンにはどのような花言葉が存在するのでしょうか?由来や西洋の花言葉も合わせて紹介します。
シャコバサボテン全般の花言葉
シャコバサボテン全般の花言葉は、「一時の美」「美しい眺め」「つむじまがり」「もつれやすい恋」です。
シャコバサボテンの花言葉の由来
それぞれの花言葉の由来を紹介します。
花言葉「一時の美」
これは、開花時期になると美しい花を咲かせる反面、それ以外の時期は茎だけが垂れ下がる状態であることから、開花時期の美しさを「一時の美」と表現してつけられた花言葉とされています。
花言葉「美しい眺め」
この花言葉は、開花時期に咲かせるしだれる花の美しさに由来します。
花言葉「つむじまがり」
花言葉「つむじまがり」は、暑さと乾燥に強いとされるサボテンの仲間のくせに、直射日光に弱く、水分を必要とするシャコバサボテンの特性に由来します。原産地がブラジルのシャコバサボテンは、ジメジメした森林などに自生します。
花言葉「もつれやすい恋」
この花言葉の由来は諸説ありますが、主にシャコバサボテンが与えるややこしい印象が関係しているとされています。
一説には、大きな花を寄せ合いながら垂れ下げて咲かせる様子が、ややこしく絡まるイメージを与えるからであるといわれています。
サボテンの西洋(英語)の花言葉
シャコバサボテンに限定したものではないのですが、西洋でのサボテン全般の花言葉を紹介します。
- 「endurance(忍耐)」
- 「ardent love(燃えるような愛)」
- 「grandeur(雄大、偉大)」
- 「warmth(優しさ、暖かさ)」
シャコバサボテンの花名(和名・英名・学名)と由来
シャコバサボテンの和名・英名・学名にはそれぞれどのような由来が存在するのでしょうか?
シャコバサボテンの花名(和名)とその由来
和名「シャコバサボテン」は、漢字で「蝦蛄葉仙人掌」と表記されます。
これは、茎の節ごとにある対になった突起をもつシャコバサボテンの姿が、海に生息する甲殻類のシャコ(蝦蛄)に似ていることが由来とされています。
シャコバサボテンの花名(英名)とその由来
英名は、「Christmas Cactus(クリスマス・カクタス)」「Thanksgiving cactus(サンクスギビング・カクタス)」です。
シャコバサボテンの開花時期は11月〜2月で、アメリカにとって大きなイベントである「サンクスギビング(11月の第4木曜日)」と「クリスマス」の頃に花を咲かせる植物であるため、このような名がつけられました。
シャコバサボテンの花名(学名)とその由来
学名は「Schlunbergera truncata(シュルンベルゲラ・トルンカタ)」です。これは、フランスの園芸家シュルムベルガー氏の名前に由来します。
シャコバサボテンの種類・品種
シャコバサボテンには、いくつかの種類が存在します。ここではそれぞれを簡単に紹介・解説します。
ダーク・マリー(Schlumbergera Dark Marie)
濃い赤色の花を咲かせる、シャコバサボテンの代表種です。これは、近年デンマークで品種改良されて誕生した種類で、「デンマークカクタス」とも呼ばれます。
ゴールド・チャーム(Schlumbergera’Gold Charm)
薄くて黄色い花を咲かせる、シャコバサボテンの代表種です。
スーパー・ケーニガー(Schlumbergera Super Koniger)
薄いオレンジ色の花を咲かせる、丈夫な大型品種です。
エバ(Schlumbergera Eva)
ピンク色の花を、11月上旬と早めの時期から咲かせる品種です。
ピンク・ローズ(Schlumbergera Pink Rose)
シャコバサボテンでは珍しい、バラ咲きの品種です。
パール・ウエーブ(Schlumbergera Pearl Wave)
白い花を咲かせる品種です。花弁にはフリンジがはいっており、その美しい姿が特徴です。