桔梗(キキョウ)の花言葉|色別、英語の意味や由来!怖い意味もある?

2020 11/26
桔梗(キキョウ)の花言葉|色別、英語の意味や由来!怖い意味もある?

日本人には馴染みのある桔梗の花。桔梗というと、紫色の花のイメージがある方も多いでしょう。実は桔梗には様々な品種があり、花言葉も色によってそれぞれです。ここでは桔梗の花について、特徴や花言葉、逸話などを解説します。

目次

桔梗(キキョウ)の花言葉と由来

桔梗(キキョウ)の花言葉と由来

桔梗にはいくつかの花言葉があります。花言葉の由来には、ある切ない愛の物語がありました。

桔梗の花言葉

桔梗の花言葉は、『永遠の愛』『誠実』『従順』です。

桔梗の花言葉の由来

桔梗の花言葉の由来には、こんな物語があります。あるところに、戦争に行った夫を10年間待ち続けた妻がいました。夫の帰ってくる日に妻が宴を準備していたところ、夫は妻が別の男と結婚したと勘違いしてしまい、妻は身の潔白を証明するために自ら命を絶ちます。自らの過ちに気づいた夫も妻の後を追い、悲しくも2人の愛は永遠となりました。

桔梗の海外(英語)の花言葉

桔梗の英語の花言葉は、友の帰りを願う(the return of a friend is desired)、永遠の愛(endless love)、正直(honesty)、従順(obedience)です。
友の帰りを願う(the return of a friend is desired)は、桔梗を植えて戦争に行った友人が無事に帰ってくるのを願ったという話があるようです。

桔梗の花言葉は怖い?

花言葉の由来となった物語では夫婦が自ら命を絶つ結果になってしまうので、怖いというイメージがついているのかもしれません。また、桔梗にまつわるこんな怖い話もあります。平安中期に平将門が愛した姫は、桔梗姫といいました。平将門の乱で平将門が討ち死にすると、桔梗姫も後を追って沼に身を投げました。沼は干上がり、明治期になると水田が作られましたが、この田を作る家の若い娘には不幸が続きます。人々は桔梗姫のたたりと恐れ、その土地では桔梗の花を植えなくなったのだそうです。

桔梗(キキョウ)の色別の花言葉

桔梗(キキョウ)の色別の花言葉

桔梗には、紫色、白色、ピンク色の種類があり、それぞれに花言葉があります。

紫色の桔梗の花言葉

紫色の桔梗の花言葉は、「変わらぬ愛」、「気品」、「誠実」、「永遠の愛」です。
紫色の高貴なイメージにぴったりな花言葉です。

白色の桔梗の花言葉

白色の桔梗の花言葉は、「従順」、「清楚」です。
白色の桔梗の無垢なイメージから生まれた花言葉かもしれません。

ピンク色の桔梗の花言葉

ピンクの桔梗の花言葉は「薄幸」です。可憐で儚げな姿は、薄幸のイメージを与えるのかもしれません。

桔梗(キキョウ)の特徴

桔梗(キキョウ)の特徴

つぼみが風船のように膨らみ、花びらは通常五枚で星型のように咲くのが特徴です。この風船のようなつぼみから、英語ではballoon flowerと呼ばれています。種類によっては花びらが四枚のものや、二重咲きで花びらの枚数が多いものもあります。

桔梗の基本情報

科・属        キキョウ科キキョウ属
和名桔梗
英名balloon flower
学名Platycodon grandiflorus
別名オカトトキ(岡止々岐)
原産地日本、朝鮮半島、中国
開花時期6〜9月

桔梗の色

桔梗の色は紫や白、ピンク色などがあり、園芸品種として様々な種類が生み出されています。中には浴衣のように絞りの模様が入っているものも存在します。

桔梗の品種

桔梗には野生のものと園芸品種として生み出されたものがあり、野生の桔梗は絶滅危惧種に指定されています。品種によって咲き方は様々で、中には最後まで花が開ききらないものもあります。

イワギキョウ

イワギキョウは高山に群生し、7~8月に花が咲きます。同じく高山に咲く桔梗に、チシマギキョウという種類があります。

ウズキキョウ

昔からある品種で、ちりめんのような葉が特徴です。色はピンク色や白色で、6月~9月に花を咲かせます。

紫雲

桔梗の中では大型で、早咲きの品種です。濃い紫色の花を咲かせます。切り花にして飾っても綺麗です。

小町

袋咲きという、最後まで花が開ききらない品種です。早咲きの品種で、花色は紫色です。

桔梗と同じ科の花

キキョウ科の花は、蛍袋(ホタルブクロ)、カンパニュラ、ロベリアなどがあります。蛍袋(ホタルブクロ)やカンパニュラは釣鐘型の花を咲かせます。蛍袋(ホタルブクロ)は下向きに咲く可憐な花、カンパニュラは優美な雰囲気の花です。キキョウと同じ科の花ですが、ロベリアには「悪意」という花言葉もあるので、贈る際には注意が必要です。

桔梗(キキョウ)が誕生花なのは何日?

桔梗(キキョウ)が誕生花なのは何日?

キキョウが誕生花なのは、4月23日、8月2日、8月28日、9月1日、10月22日、10月31日です。家族や恋人の誕生日に、誕生花の桔梗を送るのも喜ばれるかもしれません。その際はぜひ、色別の花言葉も参考にしてみてください。

桔梗(キキョウ)にまつわる逸話

桔梗(キキョウ)にまつわる逸話

星型の花を咲かせる桔梗は、五芒星に似ているともいわれます。安倍晴明が使用した五芒星は桔梗印と呼ばれ、晴明神社では神紋として扱われています。また、晴明神社の境内では桔梗が植えられており、開花に伴って期間限定でききょう守が発売されることもあります。

武士と桔梗

桔梗は家紋として多くの武士に使われていました。
鎌倉幕府を作った源頼朝の家来である土岐光衡(ときみつひら)は、兜の前立に水色の桔梗をさして戦で大勝利をおさめ、家紋に桔梗紋を使うようになりました。土岐氏の流れを汲む明智光秀の家紋も水色桔梗です。
本能寺の変の後、水色桔梗は裏切り者の家紋として武士たちに避けられるようになりました。また、織田信長の子孫は今でも桔梗を飾ることはしないのだそうです。

桔梗(キキョウ)は秋の七草

桔梗(キキョウ)は秋の七草

七草といえば、1月7日に七草粥を食べることでお馴染みの「春の七草」がありますよね。実は七草には、「春の七草」だけではなく、「秋の七草」も存在するんです。

奈良時代の歌人、山上憶良は万葉集(巻八 1537-1538)で秋の七草についてこんな歌を詠んでいます。

秋の野に咲きたる花を 指および折りかき数ふれば七種ななくさの花
萩の花尾花葛花くずはな撫子の花 女郎花をみなへしまた藤袴ふぢはかま朝顔の花

この歌の最後にある「朝顔の花」が桔梗のことだといわれています。
本当に古くから、日本人にとっては当たり前に身近にあり、愛されてきた花なのです。

まとめ

桔梗の花言葉は、『永遠の愛』『誠実』『従順』です。花の色別にもそれぞれ花言葉があります。花言葉に怖い意味はありませんが、花言葉の由来には悲しい恋の物語がありました。
桔梗は、英語ではballoon flowerといいます。たくさんの種類があり、一般的な開花時期は6〜9月です。
また、花の形が五芒星に似ていることから、安倍晴明を祀る晴明神社では神紋として扱われています。
万葉集では山上憶良が秋の七草として桔梗を詠んだ歌があり、桔梗は日本では古くから愛されてきた花です。
大好きな人に、古風で優美な桔梗の花を贈ってみてはいかがでしょうか。

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