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桔梗(キキョウ)の花言葉|色別、英語の意味や由来!怖い意味もある?

武士と桔梗

桔梗は家紋として多くの武士に使われていました。 鎌倉幕府を作った源頼朝の家来である土岐光衡(ときみつひら)は、兜の前立に水色の桔梗をさして戦で大勝利をおさめ、家紋に桔梗紋を使うようになりました。土岐氏の流れを汲む明智光秀の家紋も水色桔梗です。 本能寺の変の後、水色桔梗は裏切り者の家紋として武士たちに避けられるようになりました。また、織田信長の子孫は今でも桔梗を飾ることはしないのだそうです。

桔梗(キキョウ)は秋の七草

桔梗(キキョウ)は秋の七草

七草といえば、1月7日に七草粥を食べることでお馴染みの「春の七草」がありますよね。実は七草には、「春の七草」だけではなく、「秋の七草」も存在するんです。

奈良時代の歌人、山上憶良は万葉集(巻八 1537-1538)で秋の七草についてこんな歌を詠んでいます。

秋の野に咲きたる花を 指および折りかき数ふれば七種ななくさの花 萩の花尾花葛花くずはな撫子の花 女郎花をみなへしまた藤袴ふぢはかま朝顔の花

この歌の最後にある「朝顔の花」が桔梗のことだといわれています。 本当に古くから、日本人にとっては当たり前に身近にあり、愛されてきた花なのです。

まとめ

桔梗の花言葉は、『永遠の愛』『誠実』『従順』です。花の色別にもそれぞれ花言葉があります。花言葉に怖い意味はありませんが、花言葉の由来には悲しい恋の物語がありました。 桔梗は、英語ではballoon flowerといいます。たくさんの種類があり、一般的な開花時期は6〜9月です。 また、花の形が五芒星に似ていることから、安倍晴明を祀る晴明神社では神紋として扱われています。 万葉集では山上憶良が秋の七草として桔梗を詠んだ歌があり、桔梗は日本では古くから愛されてきた花です。 大好きな人に、古風で優美な桔梗の花を贈ってみてはいかがでしょうか。

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