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オオデマリ(大手毬)の育て方と栽培方法|手入れの仕方や増やし方、注意点も

枝からしっかりと根が出ていたら水苔を巻いた直下で枝を切り、巻いていたものを取ってから土に植えましょう。

オオデマリ(大手毬)を育てるときの注意点

オオデマリ(大手毬)を育てるときの注意点

オオデマリは害虫や病気に侵されてしまうこともあります。お世話をしながら気にかけてやり、異変に気づけるようにしましょう。早めに対処すれば、害虫被害や病害を最低限に食い止められます。

オオデマリにつきやすい害虫

冬以外に発生する「アブラムシ」は、幹や枝について栄養を吸ってしまいます。大量発生してしまうと排泄物からカビが生えて、すす病になるおそれもあります。

葉を巻いて蛹になる蛾の幼虫の総称である「ハマキムシ」は、オオデマリの葉や新芽を食い荒らす虫です。また、「サンゴジュハムシ」の幼虫は新芽が出る頃に葉の裏について葉を食べてしまいますし、成虫になるとさらにたくさんの葉が食べられてしまいます。

害虫対策をするには、幼虫の時期に殺虫剤やアセビ液をまいておきます。成虫になってしまったら、直接捕殺して駆除しましょう。

オオデマリがかかりやすい病気

オオデマリは、葉に白いカビがついてしまう「うどんこ病」になることがあります。風通しが悪いとかかりやすいので、株が密になっていたら剪定しておきましょう。

また、葉に褐色の斑点が発生する「褐斑病」もかかりやすい病気のひとつです。病気に侵された葉を早めに見つけ、殺菌剤を撒いて対策しましょう。

オオデマリ(大手毬)と似た花木との違い

オオデマリ(大手毬)と似た花木との違い

オオデマリの花とビバーナム・スノーボールの花はよく似ています。どちらも同じ科・属ですし、開花時期も同じ頃です。ですがオオデマリの葉はしっかりとしているのに対し、ビバーナム・スノーボールの葉はカエデに似た形で、柔らかいのが異なっています。

コデマリはオオデマリと名前と花の形が似ているものの、バラ科の植物なので科が異なります。そしてオオデマリが普通の木のように一本立ちなのに対し、コデマリは株元からたくさんの枝を放射状に伸ばすタイプです。

まとめ

オオデマリはほとんど剪定の要らない木で、ガーデニング初心者でも十分に育てられます。初夏の新緑が美しい時期に花が咲き始め、緑から白やピンクに移り変わる様は庭に彩りを添えてくれるでしょう。隣の花木や草花とのコンピネーションも楽しめますので、庭に1本植えてみてはいかがでしょうか。

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