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ネモフィラの育て方|必要な準備、種まき、増やし方、害虫対策も解説

ネモフィラの水やり

水やりは基本的に根元に直接水が当たるように行います。葉に水を当ててしまうと蒸れて病気や害虫が発生しやすくなります。

地植えの場合は地中に水分が含まれているので、基本的には水やりの必要はありません。乾燥して見るからに土が乾いている時や、葉がしおれて元気がないときは水をあげましょう。

プランターや鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水をあげましょう。ネモフィラは乾燥した地域が原産の植物ですから多湿を嫌います。根腐れなど起こさないよう、水のあげすぎに注意しましょう。

ネモフィラに必要な肥料

植え付けの際に元肥として緩効性化成肥料を土に混ぜ込んでおきます。

地植えの場合、追肥はあまり必要ありません。肥料を与えすぎてしまうと茎や葉だけが徒長し、ひょろひょろとした苗に育ってしまうためです。葉の元気がない場合は液体肥料を与えて様子を見ましょう。

鉢植えの場合は追肥が必要です。月に1~2回を目安に液体肥料を与えましょう。

ネモフィラの剪定・切り戻しの時期と方法

剪定は2週間に一度を目安に行います。元気のない葉や下葉はこまめに取り除きましょう。生長しすぎて混み合っている場合は適宜剪定します。こうすることで生長してほしい茎や葉に栄養が行きわたり、過湿状態を避けることができます。

花がらをこまめに摘むことで、次々と花が咲き、長い間花を楽しむことができます。

ネモフィラの植え替えの時期と方法

先ほどご紹介したとおり、ネモフィラは環境の変化に弱く、植え替えに向かない植物です。また一年草であるため、基本的には植え替えは必要ありません。コンテナや花壇の寄せ植えのために植え替える必要がある場合は、他の株と20m程間隔をあけて、根を傷つけないように注意しながら植え替えましょう。

ネモフィラの増やし方

種から増やす

ネモフィラの増やし方としては種まきが一般的です。こぼれ種で発芽することもあるくらい、生育は旺盛です!

花が咲き終わった5~6月に種を採取し、茶封筒などに入れえて乾燥した場所に保管します。種まきの手順は先にご紹介した通りです。

ネモフィラを育てる時に気をつける病気や害虫

ネモフィラを育てる時に気をつける病気や害虫

うどん粉病

葉の表面がうどん粉のように白い粉に覆われる病気です。粉の様なものはカビで、発見したら他の株に移らないよう殺虫剤で駆除します。

灰色カビ病

菌による病気で葉が溶けるように腐っていきます。多湿の環境で起きやすいので、葉が茂りすぎている場所を間引いたり、花がらをこまめに摘むようにして予防しましょう。

アブラムシ

春先に葉の裏などにつきやすくなります。株が弱る原因になるので、見つけたらすぐに駆除しましょう。暖かくなる前にオルトラン粒剤を土に混ぜておくと予防になります。

まとめ

春先の観光として人気のネモフィラ畑。美しいネモフィラですが生育は旺盛で、ご家庭でも育てることができます!ポイントは、生育環境を原産地の乾燥した日当たりのよい気候に近づけてあげることです。剪定、花がら摘みをこまめにして、長くお花を楽しみましょう。

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