ミントの育て方とは。きちんと育てて収穫を楽しもう
そのため、ミントを育てるには『風通しのよい明るい日陰』が適しています。全くの日陰では育たないため、日当たりの様子を見てベストな位置に移動させましょう。
水やりは、季節によって調節が必要です。夏場は乾燥しないように、たっぷり水をあげましょう。朝夕2回あげると、ミントが好む湿度を保てます。
冬場は葉が育たないこともありますが、地中で根が活動しているため、乾燥しない程度の水やりを忘れないようにしましょう。寒さで霜が降りていないかを観察することも大事なポイントです。
虫除けなどの対策
ミントのツンとした香りは、虫除け効果があるそうです。そのため、比較的虫が発生しにくいとされていますが、新芽や葉の裏側、根に虫がついてしまうこともあります。
ミントに発生する虫は、ナメクジ・アブラムシ・ハダニなどが有名です。どれもじめじめとした環境を好むため、風通しのよい場所でミントを管理するようにしましょう。
また、うどんこ病や灰色かび病などの病気にかかることもあります。考えられる原因は、水のやりすぎ・風通しの悪さ・肥料が多いなどです。
害虫や病気の発生を予防するためにも、小まめに葉や土の様子を観察しましょう。早期に発見できれば、被害が広がる前に対処できます。
室内で栽培する場合の注意点
室内で栽培する場合は、設置場所に注意が必要です。
特に小さな子どもやペットがいる家庭は、誤飲する事故が起こる恐れがあります。手が届かない場所に置く、柵で囲うなど、子どもやペットが口にしないよう工夫しましょう。
さらに、ミントは乾燥に弱い性質があります。ストーブやクーラーが直接当たると、乾燥して葉や茎がダメージを負う可能性があるでしょう。熱や風が当たらない場所に置き、土が乾燥していないかチェックすることも必要です。
まとめ
丈夫で生命力にあふれるミントは、ガーデニング初心者でも育てやすい植物です。環境さえ整えればすくすく育つため、比較的管理の手間もかからないでしょう。
収穫時期は決まっていないため、成長したタイミングで楽しめることも魅力です。元気なミントを育てて、採れたてのよい香りを楽しみましょう。