サボテンが元気に育つ土を準備しよう。植え替えの注意点も紹介

2020 11/13
サボテンが元気に育つ土を準備しよう。植え替えの注意点も紹介

サボテンを元気に育てるには、最適な土を準備することが大切です。ほかの植物と比べると育てやすくタフな印象がありますが、適さない土を使うと弱ってしまう可能性もあります。サボテンに合う土の特徴と選び方、植え替え時の注意点をチェックしましょう。

目次

サボテンに適した土とは?

サボテンに適した土とは?

サボテンの原産地はアメリカ・メキシコ・中米など、基本的に乾燥した土地やほとんど雨が降らない場所です。そのため、サボテンはどのような環境でも育つと思っている人が多いのではないでしょうか。

しかし、元気なサボテンを育てるには、過ごしやすい環境を与えることが大切です。まずは、サボテンに適した土の特徴から見ていきましょう。

『通気性』と『排水性』が重要

サボテンは『通気性』と『排水性』のよい土を好みます。空気の出入りがスムーズだと根がしっかり呼吸でき、水の通り道が確保できるとジメジメと湿った状態になりにくいからです。

原産地からも分かるように、多くのサボテンは乾燥した水はけのよい土地で育ちます。そのため、通気性や排水性の悪い環境になると、根腐れなどを起こしてしまうことがあるのです。

この2点は、サボテンが元気に育つ上で欠かせない要素だと心得ましょう。

『保水性』と『保肥性』もチェック

さらに『保水性』と『保肥性』があるかどうかもチェックしましょう。保水性とは水もちのよさ、保肥性とは肥料もちのよさを意味します。

保水性というと意外かもしれませんが、サボテンの成長期には十分な水分が欠かせません。このときに保水性がまったくないと育ちが悪くなってしまう可能性があります。

保水性と同様に、成長期には養分をしっかり吸収する必要があるため、保肥性も重要です。保肥性の高い土を選ぶことで、育つべきタイミングでしっかり大きくなってくれるでしょう。

土選びのよくある疑問

土選びのよくある疑問

元気に育っていたサボテンが、植え替え後に枯れてしまうケースは少なくありません。その原因の一つとして、土選びが考えられます。

どのような点に気を付ければ植え替え後もすくすく育ってくれるのでしょうか?土選びの際によくある疑問を三つ紹介します。

自分で土を配合できる?

サボテンの土は自分で配合することも可能です。いくつかの土や肥料を準備し配合する必要があるため、初心者にはやや難しく感じるかもしれませんが、その分元気に育ったときの喜びは大きいでしょう。

まず、土は赤土を乾燥させて作った『赤玉土』・軽石の『鹿沼土』・鹿沼土よりも硬い軽石の『日向土』を準備します。赤玉土は、あらかじめふるいにかけて泥を落としておくとよいです。さらに、肥料には『培養土』『活性炭』を用意しましょう。

これらを、『赤玉土4:鹿沼土2:日向土2:培養土1.5:活性炭0.5』の割合で配合します。細かいですがきちんと割合を守れば、これでサボテンに適した土の完成です。

市販の土を購入してもいい?

自分で土を配合するのに自信がない場合は、市販の土を購入してもよいです。あらかじめサボテンに適したものがブレンドされているため配合する手間が省ける上、すぐに植え替えに取りかかれます。

いくつかの土を混ぜ合わせる場合作業スペースを要しますが、市販の土を購入してしまえばその必要もありません。使いたい量に合ったサイズの土を購入することで、コストも場所も無駄がないでしょう。

ただし、サボテンの品種は数多くあり、それぞれに合ったブレンドになっているため、使い分けすることができません。複数の品種を育てている場合は、自分で配合した方がコスパがよいといえそうです。

古い土を再利用するのはOK?

倉庫などに古い土が残っていると、再利用したいと考える人は多いでしょう。しかし、古い土には害虫や病原菌がいる可能性があるため、再利用はNGです。

特に使用済みの土の場合、以前育てていた植物の根や種などが残っていることがあり、それらはサボテンの成長を阻害してしまいます。さらに、土中の養分が失われている可能性も高いでしょう。

また、通気性や排水性が悪くなっていることも考えられるため、もったいないと感じても新しい土を使うようにしましょう。

土の準備ができたら植え替えにチャレンジ

土の準備ができたら植え替えにチャレンジ

サボテンに合う土が準備できたら、次はいよいよ植え替えていきましょう。ほかの植物に比べてサボテンの成長は穏やかですが、それでも1〜2年に1回植え替えをしてあげるとより元気に育ちます。

まずは、植え替えの時期とタイミングについてチェックしていきましょう。

時期とタイミング

植え替えは、サボテンの大きさが明らかに大きくなって植木鉢とのバランスが悪くなったころがタイミングです。植木鉢が小さいと感じるということは、土・水・養分すべてが不足しているというサインでもあります。

一見元気なサボテンでも、そのまま放っておくと弱ってきてしまう可能性があるため、早めに植え替えをした方がよいでしょう。

そのほかに「水をあげても吸収が悪い」「1年以上植え替えをしていない」「鉢底から根が出ている」という場合は、植え替え時期のサインと判断できます。

生育期前の3~4月に植え替えを行うようにしましょう。

植え替えの手順

植え替えるときは、まず1週間〜10日程度水やりをストップして乾燥させます。このステップを踏むことで、根を痛めることなく株を抜くことができるからです。

完全に乾いたらサボテンを植木鉢からゆっくりと抜き出しましょう。植木鉢の周りを軽くポンポンと叩きながら抜くのがポイントです。

その後、根に付いた古い土をほぐしながら落とします。このとき、黒っぽくなっている根は園芸用ハサミでカットしておきましょう。もし、根が完全に乾ききっていない場合は、そこから3〜5日程度さらに乾かします。

新しい植木鉢に鉢底ネットをセットし、軽石を敷いたら、植木鉢の1/3まで土を流し込みます。中心部にサボテンの株を置き、残りの土を足して安定させましょう。

このとき、株の根をしっかり広げてから固定させると、その後もすくすく成長してくれます。

注意ポイント

植え替えしたあと、注意すべきポイントが二つあります。

一つ目は、植え替え直後には『水やりをしない』ことです。すぐに水を与えると根腐れを起こす可能性があるため、水やりは植え替えのあと、5日〜1週間程度経ってからにしましょう。

二つ目は、『直射日光に当てない』ことです。植え替え後はデリケートな状態のため、直射日光に当たると枯れてしまう恐れがあります。

半日陰くらいの場所に置いておくことが好ましいですが、難しい場合はキッチンタオルなど軽めのものを上からかぶせてあげましょう。

水やりを再開するタイミングで、置き場所も移動させるとどちらもクリアできます。

サボテンにおすすめの市販の土3選

サボテンにおすすめの市販の土3選

サボテンに適した土といっても種類が多いため、どれを選ぶべきか迷ってしまうのではないでしょうか。サボテンにおすすめの市販の土を三つ紹介します。それぞれの特徴を知って、自分のサボテンにぴったりの土を購入しましょう。

活力剤入りで丈夫に育つ 刀川平和農園「SCGサボテンの培養土 2L」

「SCGサボテンの培養土 2L」は、サボテンと多肉植物専用の培養土です。緩効性肥料が配合されているため、丈夫なサボテンに育ててくれます。さらに、活力剤と根腐れ防止剤も入っていて、ワンランク上の培養土といえるでしょう。

3~5mm程度の粒にそろえてあるため、使い勝手も抜群です。サボテンを大きく育てていきたい人におすすめといえそうです。

  • 商品名:平和 サボテンの培養土(SCGシリーズ) 2リットル
  • Amazon:商品ページ

根にダメージを与えない 花ごころ「さぼてん多肉植物の土 2L」

コスパのよさで選ぶなら「さぼてん多肉植物の土 2L」がおすすめです。クオリティーの割に低価格なため、気軽に植え替えしたい人にぴったりでしょう。

軽石をベースに保肥性の高いバーミキュライトを配合することで、根にダメージを与えないよう考慮されています。さらに排水性を高めて水の腐敗を防ぐゼオライトも配合されています。

  • 商品名:花ごころ さぼてん多肉植物の土 2l
  • Amazon:商品ページ

抜群の排水性と通気性 アイリスオーヤマ「ゴールデン粒状培養土 5L」

「ゴールデン粒状培養土 5L」は、排水性と通気性抜群の土です。サボテンが好む環境を作り出してくれるため、植え替えが初めての人も安心して使えるでしょう。

雑菌などの混入を防ぐため、200度で加熱殺菌されています。さらにサボテンの成長期を助けてくれる天然有機物を配合しているため、植え替え後も元気に育ってくれるでしょう。

  • 商品名:培養土 ゴールデン粒状培養土 サボテン・多肉植物用 5L
  • Amazon:商品ページ

まとめ

サボテンを育て始めて1〜2年経つと、植え替えを考える人は多いでしょう。成長して植木鉢とのバランスが悪くなったり、鉢底から根が飛び出てくるようになったりしたら、それは植え替えのサインです。

植え替えるときには、土選びがとても重要です。ほかの植物に使った土や古い土の再利用や、サボテンに適さない配合の土を使うと枯れてしまう可能性があるため注意しましょう。

サボテンをさらに大きく元気に育てるためにも、適した土を選んだ上で、正しい手順で植え替えしましょう。

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