パキラの植え替えタイミングとやり方。ハイドロカルチャーのやり方も

2020 12/01
パキラの植え替えタイミングとやり方。ハイドロカルチャーのやり方も

パキラは定期的に植え替えることで元気に生長します。ポイントを押さえた最適なタイミングで実施すれば、植え替え後に枯れることなく、元気に栽培できるのです。タイミングや手順・ハイドロカルチャーの方法などを見ていきましょう。

目次

パキラを植え替えるタイミング

パキラを植え替えるタイミング

根を整理する植え替えは、パキラにとって変化が大きく負担がかかります。そのため、元気に栽培するには、負担を最小限にするタイミングでの植え替えが大切です。

5月から7月までに作業しよう

植え替えの適期は『5~7月』です。中南米原産で暖かい気候を好むため、最低気温が15℃以上になる時期に植え替えます。ただし、湿気は苦手なため、湿度が高くなり過ぎる真夏の植え替えは避けましょう。

また、暑さが落ち着いてからの植え替えも向いていません。最低気温が15℃以上だとしても、植え替えの負担から回復する前に、寒くなってしまう可能性があるからです。

植え替えの適期を過ぎた場合には、翌年の適期がやってくるのを待つ方が元気に育てられます。

鉢の大きさは一つ上のサイズを選ぶ

鉢は『一回り大きなサイズ』を選びます。根も幹も生長していると、これまで植えていた鉢では小さくなっているからです。

観葉植物を植える鉢の大きさは3cmきざみで大きくなります。たとえば直径15cmの5号鉢から植え替えする場合には、直径18mの6号鉢がぴったりです。

このとき、大きすぎる鉢を選ぶのはやめましょう。大きな鉢にはたくさんの土と水が入ります。すると、パキラの根と水の量のバランスが悪くなり、土が湿った状態が続くのです。根腐れになることもあります。

根が鉢壁に当たりにくいため、枝分かれしにくく弱々しい株になることも、大きな鉢を避けた方がよい理由です。

パキラの上手な植え替え方法

パキラの上手な植え替え方法

ベストなタイミングで植え替えをすることと同時に、ポイントを押さえた作業を実施することも大切です。必要なものと手順を確認することで、最適な植え替えができます。

用土や作業に必要なものを準備

パキラは腐植質が豊富で保水性のある土を好みます。そのため、自分で配合して土を作る場合には、赤玉土小粒:ピートモス=7:3という配合がおすすめです。

市販の『観葉植物の土』を用意してもよいでしょう。清潔な土を使うことで、育ちやすくなります。土を用意したら、下記の用具もそろえましょう。

  • 一回り大きな鉢
  • 鉢底ネット
  • 鉢底石
  • はさみ
  • 割り箸
  • ビニールシート(作業中下に敷く)

事前に準備することで、手際よく植え替えできます。

植え替えの手順

必要なものがそろったら、植え替えましょう。まずは鉢からパキラを引き抜き、古くなり枯れた根をはさみで切り取ります。目安は全体の1/3ほどです。軽くほぐして取れる部分を取り除けばOKです。

次に、一回り大きな鉢に鉢底ネットと鉢底石をセットし、土を3cmくらい敷きます。

その後、パキラを入れ、向きや傾きを調節しながら土を入れましょう。鉢を軽くたたいたり、土を割り箸でつついたりするのも有効です。土は、鉢の縁から4cmぐらい下まで入れます。

最後にたっぷりの水やりです。土の上に水がたまるくらい水やりをして、さっと水が引けば問題ありません。水やり後に土が沈んでいるようであれば、足りない分を足して完了です。

植え替え後のお手入れ方法

植え替え後のお手入れ方法

植え替えが終わった後のパキラは、通常よりデリケートな状態です。そのため、普段の管理とは違ったポイントがあります。

明るい日陰に置く

通常は日の当たる場所で管理するパキラですが、植え替え後は『明るい日陰』がベストです。レースのカーテン越しぐらいの明るさで、風の当たらない場所に置き休ませます。

できるだけストレスを与えないよう、管理する場所を変えないことも大切です。1~2週間は移動せずに管理して、元気な様子であればもとの場所に戻し、通常の管理を再開しましょう。

水やりや肥料にも注意

根がデリケートな植え替え後には、水やりや肥料の与え方にも注意が必要です。水を吸う勢いがそれほど強くないため、水を与え過ぎると根腐れを起こしてしまいます。そのため、水やりは土が乾燥してからで十分です。

そのかわり、葉の乾燥や病害虫を予防するため、霧吹きで葉に水やりをするとよいでしょう。

植え替え直後に肥料は与えなくてOKです。過度な栄養分は根に負担をかけ、枯らしてしまうこともあります。

ハイドロカルチャーで育てたい

ハイドロカルチャーで育てたい

パキラは、土を使わないハイドロカルイチャーでも育てられます。おしゃれな雰囲気に仕立てられるため、インテリアにパキラを取り入れるときにぴったりです。

ハイドロカルチャーに必要なものや、植え替えの手順を見ていきましょう。

植え替えに必要なもの

ハイドロカルチャーでパキラを育てるには、下記のように鉢植えとは異なる用具が必要です。

  • ハイドロボール
  • 根腐れ防止剤
  • 液体肥料
  • 容器
  • 水位計

ハイドロボールは粒状の粘土を高温で焼いたもので、土代わりです。水のみで栽培するため、清潔をキープするための根腐れ防止剤も用います。肥料分がプラスされているイオン交換樹脂栄養剤も使用可能です。

栄養剤が含まれていない根腐れ防止剤を使う場合、水耕栽培用の液体肥料も用います。栽培用の容器は、穴のあいていないタイプを選びましょう。透明だと中を確認でき管理しやすいでしょう。不透明なタイプなら水位計があると便利です。

ハイドロカルチャーへの植え替え手順

植え替えるときには、まず容器の底に根腐れ防止剤を入れます。記載されている量を目安に入れましょう。次に、軽く洗ったハイドロボールを容器の1/3を目安に入れます。

植え替えるパキラは、引き抜き土をよく洗い落とします。水をためた容器の中で振り洗いをするとよいでしょう。パキラがきれいになったら、容器の中心に入れ、ハイドロボールで高さや傾きを調整し、固定します。

最後に、容器の1/5~1/4ぐらい水を注ぎ、完成です。根腐れ防止剤に栄養分の含まれないものを使用した場合には、ここで液体肥料を混ぜた水を与えます。

植え替え後数週間の管理は半日陰で行い、水やりは霧吹きで葉に水分を与える程度でOKです。

まとめ

パキラは、定期的に一回り大きな鉢に植え替えることで、元気に生長します。生育旺盛になる5~7月に実施すると、植え替えで根が受けたダメージが回復しやすいでしょう。

適期を過ぎた場合には、翌年まで待って植え替えた方が無難です。

鉢植えで植え替えする他に、ハイドロカルチャーに仕立てる方法もあります。インテリア雑貨のように飾りたいなら、ハイドロカルチャーがぴったりです。

ポイントを押さえた植え替えで、生き生きとしたパキラを育てましょう。

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