スズラン(鈴蘭)の育て方と注意点。栽培環境や水やり方法などを徹底解説
病気・害虫の対策方法
スズラン(鈴蘭)は、毒性があることから『害虫が寄り付きにくい』花です。基本的に害虫の心配がないため、虫が苦手な人にとっても育てやすい植物といえるでしょう。
また、スズラン(鈴蘭)は野山で育つ植物であることから『丈夫で病気にかかりにくい』植物でもあります。適度な水やりを忘れず、地面の湿気をコントロールできれば、問題なく育ってくれるでしょう。
スズラン(鈴蘭)の植え替え時期と方法
植物は、地面に張った根から生きるのに必要な水やミネラルを吸収しています。
同じ場所に植え続けていると、必要な栄養が吸収できなくなるほか、根を伸ばす空間がなくなるなどの理由から枯れてしまうこともあるのです。そのため、定期的な植え替えを忘れないようにしましょう。
すずらんの植え替えは、休眠期である『4~5月』または『10~12月』に行うとダメージを防げます。
鉢植えは1~2年、地植えは3~5年ごとの植え替えが望ましいです。なお、すずらんが成長している時期に行ったり植え替えを怠ったりすると、枯れてしまうことがあります。
大事に育てるためにも、植え替えの時期やタイミングは忘れずに行いましょう。
スズラン(鈴蘭)を株分けで増やす方法
スズラン(鈴蘭)が成長して大きくなったら、株を二つ以上に分ける『株分け』をしましょう。株分けをすることで、1株が小さくなり、空間ができることで成長がよくなるのです。
また、数を増やすことで、スズラン(鈴蘭)の花をたくさん楽しめる・友人や家族に分けられることもメリットといえます。
スズラン(鈴蘭)の株分けは『植え替えと同じ時期に行うとよい』でしょう。植え替えをするときは、地下茎を掘り起こし、軽く土を落とします。
その後、ハサミやナイフで『4~5個の花芽が付くサイズ』に切り分け、苗植えと同様に地面に植え付けましょう。
まとめ
スズラン(鈴蘭)は、とても丈夫な植物です。適切な環境さえ用意すれば、初心者でも育てやすいでしょう。ただし、スズラン(鈴蘭)には毒があるため、素手で触れる・口にしてしまうことがないように注意が必要です。
また、何年もきれいな花が楽しめるように、適度な植え替えや株分け、水分量のコントロールなどを忘れないようにしましょう。