ドラセナの育て方とは?好む環境やお手入れ方法、枯れる原因と対処法
日が当たらずに黒ずんでしまった葉先は、色が戻ることはないので、これも切り落として整えましょう。
剪定した枝を『挿し木』して増やそう
剪定した枝は、捨ててしまわずに『挿し木』という方法で増やすこともできます。水分が奪われないように、葉は半分くらいに切っておくのがポイントです。
枝の上下を間違えずに土に挿しておくと、1カ月ほどで根が自然に生えてきます。土が湿っている方が根が生えやすいので、このタイミングでは土が乾燥しないように、水をたっぷり与えることがポイントです。
枯れてしまう原因と対処方法
大切に育てていても「何だかドラセナの元気がないな…」と感じるここともあるでしょう。もしかすると『水の過不足』『根詰まり』が原因かもしれません。ドラセナの症状をチェックして原因を探っていきましょう。
水の過不足
『乾燥気味』な土を好むドラセナですが、多過ぎても少な過ぎても枯れる原因になるため、育てるにあたって水の量には注意が必要です。
水を多く与え過ぎている場合は、土の匂いを確認してみましょう。違和感がある場合は根腐れを起こしている場合があります。
この場合は、早急に根を掘り出し、腐っている部分をハサミで切るなどして取り除き、新しい土を入れた鉢に植え替えます。
一方、全体的に枯れたような状態になっている場合は水の不足が考えられるため、水やりのタイミングを見直しましょう。
また、葉や茎の様子を見ていて乾燥が気になる場合は、いつもより意識的に葉水を行ってみたり、エアコンの風が当たり過ぎたりしないように注意しましょう。
根詰まりの可能性も
水やり・日当たり・害虫に問題が見当たらない場合は『根詰まり』の可能性があります。根詰まりとは、鉢の中で根が成長し過ぎて大渋滞を起こしている状態です。
鉢の底から根がはみ出していたり、3年以上同じ鉢の中で生育したりしていないでしょうか?そうすると、土はどんどん硬くなり、水分を吸収しづらい状況になっている可能性があります。
根詰まりを起こしてしまっている場合は、新しい土とひと回り大きい鉢を用意して植え替えることで解決します。猛暑日を除いた5~9月ごろに植え替えを行いましょう。
このとき、あまり大き過ぎる鉢に植え替えてしまうと、根が水を吸い上げきれずに弱くなってしまうので適切なサイズの鉢を用意することが重要です。
まとめ
乾燥を好むドラセナは、自宅でも育てやすい植物です。日当たりや温度環境に気を配れば、立派に成長してくれるでしょう。
ただし、水の量には十分に注意する必要があります。『土が乾いたら水を与える』ことを意識して、季節に応じた水やりを行いましょう。
また、きれいな葉を楽しむためには『葉水』や『剪定』、2年に1度は『植え替え』を行う必要があります。ドラセナ生育のポイントをしっかりと押さえて、長く美しい葉を楽しみましょう。