人気の観葉植物ガジュマルを挿し木で増やす方法と成功のコツは?
ガジュマルの植え替え方法
挿し木をし、しっかりと根が育ってきたら、最初の鉢では大きさが足りなくなります。そのため、大きくなってきたら植え替えが必要です。そのやり方としておすすめなのはハイドロカルチャーです。
ここではハイドロカルチャーでの植え替え方法について解説します。
土の代わりにハイドロカルチャー
ハイドロカルチャーとは、ハイドロボールという人口土を使って植物を育てる方法です。透明感がある土のため、ガラスなど透明の器と合わせると、インテリアのように見た目がきれいになります。
水分が満ちている・足りていない状態が見えやすいため、水やりのタイミングがわかりやすく、土を使っていないため、鉢が劣化しにくいことがメリットです。
それだけではなく、土が飛び散りにくく、虫が発生しにくくなります。
植え替えの方法
ハイドロカルチャーに植え替えする場合は、土をしっかりと洗って落とします。
次に根腐れ防止剤を入れてから、ハイドロボールを全体の約20〜30%ほど入れておきます。
そのあとでガジュマルを植え、形を整えます。このとき根っこをしっかりと広げ、安定させることが大切です。
形を整えてから、水を全体の約20〜30%ほど入れれば準備完了です。
水が減ってきたら追加し、半年を目安にハイドロボールと根腐れ防止剤は取り替えます。
ガジュマルは挿し木でも気根は太く成長する?
挿し木をする場合、どのくらい成長するのか気になる人もいるでしょう。別の方法で育てた方がよいのではと考える人もいるかもしれません。
ここでは挿し木をする場合と比べて他の方法はどうなのか、解説します。
太くするなら種から育てる
ガジュマルをしっかり太く育てたい場合、挿し木より、種から育てる方がよいといわれています。しかし、種から育てる場合、大きくなるまでに10年以上かかります。
そのため、時間がかかったとしても、太くしっかりしたガジュマルを育てたい場合は種から育てましょう。ただし、種はあまり市販されておらず、温度管理や水やりをしっかりとする必要があり、育てるのが難しいのです。
種まきの方法をチェック
種まきの前にまず実から種を取り出す必要があります。ガジュマルの種はそのままの状態だと長期間の保存ができません。そのため、種まきをする場合は、実から種を出すのが一般的です。このとき種はしっかりと洗いましょう。
実の周りには種の発芽を邪魔する物質が含まれています。そのため、早く育てたい場合はしっかりと洗うことが大切です。
赤土の上で種をまき、土をかぶせない状態にしておきます。種の発芽に光が必要なため、土をかぶせると発芽できません。土は常に湿っている状態にしましょう。
温度は25度前後になるよう維持します。肌寒い場合はビニールやラップを使って保温しましょう。適切に管理できていれば、2週間から1カ月ほどで発芽します。芽が出たら、倒れないよう形を整えてください。
まとめ
ガジュマルは温暖な気候で育ちやすいため、光が当たる場所で管理しましょう。ただし、挿し木の直後は乾燥しやすく、直射日光に当てると乾燥する恐れがあるため、日陰におくのがおすすめです。
ガジュマルはハイドロカルチャーで育てることもでき、初心者でも管理しやすく、きれいな状態で育てられます。挿し木は手軽に増やすために効果的な方法ですが、しっかり太く育てたい場合は、種から育てることも検討するとよいでしょう。